1. 現在の株価の評価

  • 株価: 876円
  • PER(会社予想): 10.92倍
  • PBR(実績): 2.23倍
  • EPS(会社予想): 80.24円
  • BPS(実績): 392.44円

PERは業界平均(25.7倍)を大きく下回っており、株価は割安に評価されている可能性があります。PBRも業界平均(2.5倍)を下回っています。ただし、今後の業績次第では評価が変化する可能性があるため、注意が必要です。

2. テクニカル分析

直近10日間の株価は、960円から876円まで下落傾向にあります。年初来高値1567円からは大きく下落しており、現在の株価は安値圏にあると言えます。ただし、短期的な変動であり、長期的なトレンドを示すものではありません。

3. 財務諸表分析

損益計算書(単位:百万円)

項目 過去12か月 2024年3月期 2023年3月期 2022年3月期 2021年3月期
売上高 16,663 16,663 13,694 11,625 9,133
営業利益 -81 -81 -234 491 220
純利益 189 189 92 408 57

売上高は右肩上がりですが、営業利益は2024年3月期に大幅な減益となっています。純利益も変動が大きく、安定性には欠ける印象です。

主要財務指標

指標 過去12か月 直近四半期
利益率 1.33%
営業利益率 0.92%
ROA -0.37%
ROE 11.77%
自己資本比率 14.7% 15.6%
総負債/自己資本 333.69%

ROAがマイナスである点は懸念材料です。自己資本比率は低いとは言えませんが、総負債/自己資本比率が非常に高い点はリスク要因として考慮する必要があります。

4. 業界のポジションと市場シェア

介護、障がい者支援、保育事業を展開しており、特に大都市圏での介護施設運営に強みを持っています。市場シェアに関する具体的なデータは不明です。競合は多数存在し、激しい競争が予想されます。

5. 経営戦略と重点分野

大都市圏での駅近介護施設のドミナント展開による効率運営を重視しているようです。中期経営計画等の具体的な情報は公開資料からは読み取れませんでした。

6. 事業モデルの持続可能性

高齢化社会の進展により、介護サービス需要は増加傾向にあります。しかし、人材不足やエネルギー価格高騰などの課題も存在します。これらの課題への対応が事業モデルの持続可能性を左右する重要な要素となります。

7. 技術革新と主力製品

介護、障がい者支援、保育事業は、高度な技術革新を必要とする分野ではありません。主力製品・サービスは介護サービス、障がい者支援サービス、保育サービスです。

8. 株主還元と配当方針

配当利回りは0%、1株配当は0円と予想されており、株主還元は現状ありません。

9. 株価モメンタムと投資家関心

直近の株価は下落傾向にあり、投資家の関心は低いと推測されます。信用買残は増加傾向にありますが、信用倍率は0倍と低い水準です。

10. 総評

リビングプラットフォームは、高齢化社会の進展を背景に成長が見込まれる介護事業を展開していますが、営業利益の低迷や高負債体質、低い株主還元といった課題も抱えています。現在の株価は割安に評価されている可能性がありますが、財務状況の改善や経営戦略の明確化、安定した利益確保が今後の株価上昇の鍵となるでしょう。投資判断にあたっては、これらの点を十分に考慮する必要があります。


企業情報

銘柄コード 7091
企業名 リビングプラットフォーム
URL http://www.living-platform.com/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

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By ジニー

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