2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

以下は、提供いただいた「アルインコ株式会社(証券コード5933) 2025年3月期 決算短信(連結)」を、個人投資家向けに整理した要約(Markdown形式)です。記載は決算短信の開示内容に基づき、不明項目は「–」としています。投資助言は含みません。

1. 基本情報

  • 企業名:アルインコ株式会社(ALINCO Co., Ltd.)
  • コード:5933
  • 上場市場:東(東証/表記は「東」)
  • URL:https://www.alinco.co.jp/
  • 代表者:代表取締役社長 兼 社長執行役員 小林 宣夫
  • 問合せ先:上席執行役員 経理本部長 鶴山 伸治(TEL: 06-7636-2222)
  • 主な事業分野:建設用仮設機材・レンタル、物流保管設備、住宅機器、無線通信機器・プリント配線板 等

報告概要
– 決算短信提出日:2025年5月2日
– 対象会計期間:2024年3月21日~2025年3月20日(2025年3月期)
– 決算説明資料:作成あり、決算説明会:実施あり(証券アナリスト・機関投資家・個人投資家向け)
– 有価証券報告書提出予定日:2025年6月17日
– 定時株主総会予定日:2025年6月18日
– 配当支払開始予定日:2025年5月28日

発行済株式等
– 期末発行済株式数(自己株式含む):21,039,326株
– 期末自己株式数:1,151,651株
– 期中平均株式数:19,815,878株
– 時価総額:–(決算短信に明示なし。市場終値等で別途算出が必要)
– その他:従業員持株信託(E-Ship)に関する自己株式取扱い有り(注記あり)

今後の予定(開示済)
– 決算発表:本決算(提出済)、有価証券報告書提出予定(2025/6/17)
– 定時株主総会:2025/6/18
– IRイベント:決算説明会(実施済/予定記載あり)

2. セグメント(報告セグメント)

報告セグメントは4つ(建設機材関連事業/レンタル関連事業/住宅機器関連事業/電子機器関連事業)。各セグメントの主な内容と2025年3月期の実績は以下。
– 建設機材関連事業
– 主な製品・サービス:建設用仮設機材、物流保管設備機器
– 売上高(連結):24,565 百万円(前期比 +12.5%)
– セグメント利益:2,212 百万円(前期比 △12.0%)
– コメント:仮設機材販売と物流関連で増収。円安等による製造コスト増が利益を圧迫。
– レンタル関連事業
– 主な製品・サービス:中高層用・低層用仮設機材、仮設観覧席のレンタル
– 売上高:18,001 百万円(前期比 +2.2%)
– セグメント利益:1,407 百万円(前期比 +267.2%)
– コメント:稼働率向上と減価償却方法見直し(定率→定額、耐用年数延長)により減価償却費が大幅減、利益増。
– 住宅機器関連事業
– 主な製品・サービス:はしご・脚立、昇降作業台、フィットネス等
– 売上高:13,973 百万円(前期比 +5.3%)
– セグメント利益:△523 百万円(損失)
– コメント:売上は増加するも、円安の影響等で損失計上。
– 電子機器関連事業
– 主な製品・サービス:無線通信機器、プリント配線板
– 売上高:5,061 百万円(前期比 △2.0%)
– セグメント利益:△534 百万円(損失)
– コメント:一部子会社の受注変動や新工場投資による減価償却増が影響。
– セグメント合計(連結計)
– 売上高:61,601 百万円(前期比 +6.4%)
– セグメント利益合計:2,562 百万円(前期比 +8.1%)
– 調整額(全社等):115 百万円
– 連結損益(経常利益計上額):2,678 百万円

3. 主要財務指標(連結)

(単位:百万円、%は対前期増減)
– 売上高:61,601(+6.4%)
– 営業利益:2,196(+23.2%)
– 経常利益:2,678(△7.0%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益:1,959(△1.4%)
– 包括利益:2,156(△21.9%)

1株当たり等
– 1株当たり当期純利益(EPS):98.91 円
– 1株当たり純資産(BPS):1,608.77 円

資産・負債・純資産
– 総資産:70,883 百万円(前期比 +25,667)
– 純資産:31,994 百万円(前期比 +14,506)
– 自己資本比率:45.1%

キャッシュ・フロー(期末、百万円)
– 営業活動CF:+5,424
– 投資活動CF:△5,560
– 財務活動CF:△103
– 現金及び現金同等物(期末残高):6,783

配当
– 2025年3月期:中間 21円、期末 22円、年間 43円(前期 41円)
– 連結配当性向:43.5%
– 2026年3月期(予想):中間 22円、期末 22円、年間 44円(配当性向目標約40%)

主要比率(決算短信記載の数値)
– ROE(自己資本当期純利益率):6.3%
– 総資産に対する経常利益率:3.8%
– 売上高営業利益率:3.6%
– EBITDA(注):5,173 百万円(前年から減少:△19.7%)
– 注:EBITDA=経常利益+減価償却費+のれん償却額(会社公表の定義)

発行済株式等
– 期末発行済株式数:21,039,326株
– 期末自己株式数:1,151,651株
– 期中平均株式数:19,815,878株

4. 財務諸表の要点(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー)

  • 損益計算書
    • 売上総利益は増加(売上高増+粗利改善)により、売上総利益 16,037 百万円 → 営業利益 2,196 百万円。
    • 営業外収益では為替差益が前年より大きく減少(為替差益:245 百万円、前年:690 百万円相当)が経常利益を圧迫。
    • 特別利益に子会社清算益や受取和解金が計上され、特別損失を上回る特別益計上があった。
  • 貸借対照表
    • 総資産は増加(70,883 百万円)。主な増加要因はレンタル資産の増加(投資)と建設仮勘定の増加。
    • 流動資産は約43,194 百万円、固定資産は約27,690 百万円。
    • 流動負債は増加(短期借入金の増加等)、一方で長期借入金はやや減少。
  • キャッシュ・フロー
    • 営業CFは大幅増(棚卸資産の減少等で +5,424 百万円)。
    • 投資CFはレンタル資産等への積極投資で△5,560 百万円。
    • 財務CFは長期借入金の返済等で△103 百万円。
    • 結果、現金残高は前期比で若干増加(6,622 → 6,784 百万円)。

5. 財務の解説(短信本文より)

  • 売上高は既存の仮設機材分野での販売・レンタル増加および物流関連(物流ソリューション、半導体工場向けなど)で増加し、2期ぶりに過去最高を更新。
  • 営業利益はレンタル資産の減価償却方法の見直し(定率法→定額法、耐用年数の見直し)により減価償却費が減少したことなどで増加。
  • 経常利益は、為替差益の縮小(金融・為替環境の影響)により減少。
  • キャッシュ面では、営業CFの改善により自己資金は維持されているが、設備投資(レンタル資産等)により投資CFは大きくマイナス。

6. 配当

  • 実績(2025年3月期):中間 21円、期末 22円、年間 43円(前年比 +2円)
  • 配当性向(連結):43.5%(会社目標:連結配当性向40%)
  • 次期予想(2026年3月期):年間44円(中間22円・期末22円)、連結配当性向目標考慮のもと累進配当方針を継続

7. セグメント別詳細・戦略

  • 建設機材関連:仮設機材販売とレンタルの連携強化、新型足場「アルバトロス」等の市場浸透により販売拡大。物流関連・半導体向け販路拡大で成長。
  • レンタル関連:レンタル資産の耐用年数見直し・減価償却方法見直しにより減価償却費が減少、稼働率向上で利益貢献。
  • 住宅機器:一部為替の影響で損益悪化も、製品ラインで回復兆しあり(フィットネス等)。
  • 電子機器:一部受注の落ち込みや新工場投資の減価償却増で損失計上。試作受注等で将来的な増収に向けた取り組み。

8. 中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「中期経営計画2027」(公表:2024/4/3、実行期間:2025年3月期~2027年3月期)
    • 主要ポイント:コア事業の進化と事業ポートフォリオの再構築、資本コストや株価を意識した経営、連結配当性向目標40%+累進配当
    • 進捗例:新型足場「アルバトロス」の採用拡大、レンタル資産の減価償却ルール見直し(中期計画の初年度に合わせた会計・設備運用の見直し)
    • 現状:売上高は過去最高更新、レンタル関連利益改善、ただし為替等外部要因で経常利益は減少。中期計画の実行は継続中。

9. 競合状況・市場動向(短信記載内容を要約)

  • 市場環境:国内では雇用・所得改善やインバウンド回復を背景に緩やかな景気回復。建設・住宅関連では公共投資(国土強靱化等)や民間投資で建設投資は堅調。
  • ポジティブ要因:工期長期化や資材高騰などで設備の購入よりレンタル需要が継続、レンタル事業に追い風。
  • リスク要因(市場面):人手不足、建設業の労働規制強化、海外景気下振れリスク、為替・物価動向。
  • 競合比較:短信では個別競合他社との定量比較は開示していないため、相対的な位置づけは「–」。(ただし同社は新型足場等で市場シェア拡大を目指すと記載)

10. 今後の見通し(2026年3月期予想)

(対象期間:2025年3月21日~2026年3月20日)
– 中間(累計)予想(第2四半期累計)
– 売上高:31,170 百万円(前期同期比 +1.1%)
– 営業利益:1,320 百万円(+0.5%)
– 経常利益:1,500 百万円(+1.7%)
– 親会社株主に帰属する中間純利益:930 百万円(△9.7%)
– 通期予想
– 売上高:63,500 百万円(+3.1%)
– 営業利益:3,100 百万円(+41.2%)
– 経常利益:3,300 百万円(+23.2%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益:2,180 百万円(+11.2%)
– EBITDA(参考):6,124 百万円(+18.4%:会社公表の参考値)

短信のコメント
– 国内需要は底堅く推移するとの見方。ただし世界経済の下振れや物価上振れでの消費低迷など不確実性あり。
– 中期経営計画に沿った取り組みを継続し、レンタル・販売の連携強化や新製品・物流等で拡大を目指す。

11. 主なリスク要因(短信に基づく項目)

  • 為替変動:為替差益の変動が経常利益に影響(本期は為替差益が大幅に減少し経常利益を押下げ)
  • 原材料・資材価格の変動、物流コストの上昇
  • 建設業の人手不足・労働規制強化による工期延長や需要構造変化
  • 海外景気の下振れ、金融政策の影響
  • 事業投資(レンタル資産・設備投資)による資金需要の増大
  • その他:子会社構成の変更等(連結範囲の変更がある場合の影響)

12. 重要な注記(会計方針等)

  • 連結範囲の重要な変更:アルインコ建設機材レンタル(蘇州)有限公司を清算完了につき除外(2025/3/7)。
  • 会計方針の変更・見積りの変更:レンタル資産の減価償却方法を当連結会計年度から当社及び国内子会社で定率法→定額法に変更、かつ耐用年数を見直し(実務的使用期間に即した見直し)。この会計方針・見積り変更により当期の営業利益・経常利益・税前利益は各々 1,333,495 千円増加(会社試算)。
  • のれん等:のれん残高は期中減少(詳細は連結BS参照)。
  • 決算短信は監査対象外であり、有価証券報告書等で詳細開示予定。

13. その他(留意点)

  • 決算短信に記載された将来予想は合理的な前提に基づくが、実際の業績はさまざまな要因で変動する可能性があるとの注記あり。
  • 同社は中期経営計画2027の期間中に累進配当を含む配当方針を掲げている(前年度実績を下限に利益成長に応じ増配を検討)。

不明・未開示項目(短信に明示がないため省略)
– 時価総額(決算短信未記載)→ 市場株価×発行済株式数で別途算出ください
– 主要な個別競合社別の比較数値→ 決算短信内に記載なし

必要であれば、上記の数値を用いて(例)主要指標の比率計算(流動比率、負債比率、D/E比率、セグメント別売上構成比など)や、連結損益計算書・B/Sのより細かい数値抜粋を作成します。ご希望があればお知らせください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5933
企業名 アルインコ
URL http://www.alinco.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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