EPSやBPSに基づく計算
- BPS（実績）: (連)-86.67円
- EPS（会社予想）: 非公開
モンスターラボホールディングスのBPSは負の数値で、これは過去1年で大きな損失を計上したことを示しています。現在の株価90円に対してBPSが-86.67円であることから、BPSベースでは現在の株価は非常に高値圏に位置していると言えます。
株価推移
直近10日間の株価は、86円から94円の間で変動しており、特に12月25日には108円まで上昇しました。この動きから、株価は高値圏にあり、上昇の勢いがあると評価できます。
移動平均線
- 50日移動平均線: 108.56円
- 200日移動平均線: 222.21円
現在の株価90円は、50日移動平均線より低く、200日移動平均線よりかなり低い位置にあります。これは株価が下降トレンドにあることを示唆します。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROA
- 売上（過去12か月）: 123.1億円（前年比-18.60%減）
- 営業損失: 85.79億円
- 純損失: 8.26億円
- ROE（実績）: -56.79%
- 自己資本比率（実績）: 25.7%
- キャッシュフロー（過去12か月）: -41.1億円
財務状況は厳しく、売上と利益の両面で減少傾向が続いています。ROEも負の数値で、株主資本の効率的な使用ができていないことを示しています。
過去数年分の傾向
売上高は減少傾向にあり、特に2024年は前年比21.4%減と大幅に落ち込んでいます。営業損失や純損失も増加しており、財務状況は悪化しています。
競争優位性や課題
- 競争優位性: デジタルコンサルティングにおいて豊富な経験とグローバルなネットワークを持ち、主要な市場であるAPAC、EMEA、AMERに事業を展開しています。
- 課題: 海外事業の構造改革や円高による為替差損の影響を受けており、収益の改善が困難な状況です。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
- 中期経営計画: 2025年度より成長基盤構築を目指し、再度の成長を図る計画を掲げています。
- 重点分野: デジタルコンサルティングとプロダクト事業に重点を置いています。
具体的な施策
- 構造改革: APACリージョンの既存案件終了、EMEAリージョンの構造改革による抜本的な改革。
- 費用削減: 事業の収益改善策、費用削減策の実施予定。
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
- 収益モデル: デジタルコンサルティングとプロダクトの販売による収益モデル。
- 適応力: デジタルシフトの機運は依然として高く、DX需要は旺盛ですが、円高や為替差損の影響を受けている。
技術開発の動向や独自性
- 技術開発: デジタルコンサルティングサービスにおいて最新技術を活用していますが、具体的な技術革新の動向は明示されていません。
- 主力製品: デジタルコンサルティングサービスが主力ですが、具体的な製品は明示されていません。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
モンスターラボホールディングスは現在配当を行っていません。配当性向も0%と、株主還元は行われていません。
自社株買いなどの株主還元策
- 自社株買い: 情報なし
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に12月25日には高値を更新しています。しかし、移動平均線を下回っており、下降トレンドにあると評価できます。
総評
モンスターラボホールディングスはデジタルコンサルティングサービスを提供する企業ですが、財務状況は厳しく、売上と利益の両面で減少傾向にあります。株価は高値圏に位置し、短期的には上昇の勢いがあるものの、長期的には下降トレンドにあると評価できます。経営陣は再度の成長基盤構築を目指す中期計画を掲げていますが、為替差損や構造改革による影響を受けており、業績予想の算定が困難な状況です。投資判断には慎重を期す必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 5255 |
| 企業名 | モンスターラボホールディングス |
| URL | https://monstar-lab.com |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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