企業概要
- 企業名: マネーフォワード株式会社
- 証券コード: 3994
- 業界: ソフトウェア – アプリケーション
- 設立年月日: 2012年5月18日
- 代表者名: 辻 庸介
- 本社所在地: 〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-21 田町ステーションタワーS
- 従業員数: 2,497人
現在の株価の評価
- 株価: 4,867円
- BPS（実績）: 456.58円
- PBR（実績）: 10.63倍
- EPS（会社予想）: -86.90円
分析:
– BPSと現在の株価の比較: BPSが456.58円であるのに対し、現在の株価は4,867円。BPSは株価を下回っており、割安評価の可能性がある。
– PBR: 業界平均PBRが2.3倍に対し、10.63倍と高値圏に位置している。
テクニカル分析
- 直近10日間の株価推移:
- 2024-12-27: Open 4830, High 4902, Low 4825, Close 4867, Volume 261,500
- 2024-12-26: Open 4842, High 4859, Low 4771, Close 4830, Volume 319,900
- …
- 2024-12-16: Open 5088, High 5095, Low 4930, Close 4980, Volume 372,600
分析:
– 直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に2024-12-20以降は安値圏から高値圏へと上昇している。
財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で38.47B円（前年比30.90%増）
- 営業損失: -2,837百万円
- 経常損失: -3,287百万円
- 純損失: -3,712百万円
- ROE（過去12か月）: -15.16%
- ROA（過去12か月）: -3.32%
- 自己資本比率（実績）: 31.5%
分析:
– 売上高は増加傾向にあるが、営業損失、経常損失、純損失も増加しており、収益性は悪化している。
– ROEとROAは低い水準で、財務状況は厳しい。
業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: クラウド型会計ソフト、PFMサービス、SaaSマーケティング支援など多様なサービスを提供しており、業界内での競争優位性は高い。
- 市場シェア: 詳細な市場シェア情報は提供されていないが、積極的な先行投資により、市場シェア拡大を目指している。
経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 主要事業分野の強化と新規事業の展開を目指している。
- 中期経営計画: BusinessドメインとSaaS Marketingドメインへの投資を強化し、SaaS ARRの拡大を目指している。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: クラウド型会計ソフト、PFMサービス、SaaSマーケティング支援など多様な収益モデルを採用しており、市場ニーズの変化にも対応できる可能性がある。
技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: SaaS関連技術に注力しており、技術革新により主力製品の競争力を維持している。
- 主力製品: クラウド型会計ソフト、PFMサービス、SaaSマーケティング支援など。
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: 自己株式数(2024年8月31日) 139,086株
分析:
– 配当は行われていないが、自社株買いを実施している。
株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 直近10日間で上昇トレンドが続いており、投資家関心は高まっている。
総評
- 各分析結果のまとめ: マネーフォワードは成長市場であるSaaS分野に強く、技術革新により主力製品の競争力を維持している。しかし、財務状況は厳しく、営業損失、経常損失、純損失が増加している。株価はBPSを下回っており、割安評価の可能性があるが、PBRは高値圏に位置している。中期経営計画では、BusinessドメインとSaaS Marketingドメインへの投資を強化し、SaaS ARRの拡大を目指している。
全体的な見解:
– 成長市場であるSaaS分野での競争力は高いが、財務状況の改善が求められる。株価は割安評価の可能性があるが、PBRは高値圏に位置している。投資判断には慎重を期す必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 3994 |
| 企業名 | マネーフォワード |
| URL | https://corp.moneyforward.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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