2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
日本カーバイド工業株式会社(コード:4064) 2024年3月期 決算短信 要約
※本資料は提供された決算短信(2024年5月13日公表)に基づき、個人投資家向けに整理したものです。投資助言は行いません。不明な項目は「–」としています。
基本情報
- 企業名:日本カーバイド工業株式会社
- 上場取引所:東(東証)
- コード番号:4064
- URL:https://www.carbide.co.jp/
- 主要事業分野(セグメント):電子・機能製品、フィルム・シート製品、建材関連、エンジニアリング
- 代表者:代表取締役社長 杉山 孝久
- 問合せ先:取締役 執行役員 経営企画部長 横田 祐一(TEL 03-5462-8224)
- 決算短信作成日(提出日):2024年5月13日
報告概要
– 対象会計期間:2023年4月1日~2024年3月31日(2024年3月期:連結)
– 決算補足説明資料:作成有(同日、機関投資家向け決算説明会あり)
– 決算短信は公認会計士・監査法人の監査の対象外である旨の注記あり
定時株主総会等(予定)
– 定時株主総会開催予定日:2024年6月27日
– 配当支払開始予定日:2024年6月28日
– 有価証券報告書提出予定日:2024年6月27日
発行済株式等
– 期末発行済株式数(自己株式含む):9,419,659株(2024年3月31日)
– 期末自己株式数:114,821株(2024年3月31日)
– 期中平均株式数:9,395,298株(2024年3月期)
– 時価総額:–(決算短信中で金額明記なし)
今後の予定(開示済/予定)
– 決算短信公表:2024年5月13日(実施済)
– 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、資料掲載あり)
– 有価証券報告書提出:予定 2024年6月27日
– その他IRイベント:–(個別記載なし)
セグメント
(同社の報告セグメントは下記4つ)
– 電子・機能製品
– ファインケミカル、医薬品原薬・医農薬中間体、粘・接着剤、半導体用金型クリーニング材、セラミック基板 等
– フィルム・シート製品
– フィルム、ステッカー、再帰反射シート(ナンバープレート向け等)
– 建材関連
– 住設用押出成形品、住宅用アルミ建材、高強度・高機能手摺 等
– エンジニアリング
– 産業プラントの設計・施工・設備、カーボンニュートラルトランジション設備 等
財務指標(主要数値・比較:2024年3月期 vs 2023年3月期,単位は百万円)
- 売上高:43,231(△1.8%)
- 営業利益:849(△32.7%)
- 経常利益:1,573(△17.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:999(+200.8%)
- 包括利益:2,433(+44.6%)
- 1株当たり当期純利益:106.42円(前期 35.37円)
- 総資産:61,020(前期 61,838)
- 純資産:34,623(前期 33,086)
- 自己資本比率:53.5%(前期 50.5%)
- 現金及び現金同等物(期末):12,057(前期 9,821)
損益構成(主要項目)
– 売上原価:31,027
– 売上総利益:12,203
– 販管費:11,354
キャッシュ・フロー(当期)
– 営業CF:+5,373
– 投資CF:△2,437
– 財務CF:△1,264
– フリーCF(営業+投資):+2,935(前期比増加)
主要比率(開示値)
– 経常利益率:2.6%(2024年)
– 営業利益率:2.0%(2024年)
– インタレスト・カバレッジ・レシオ:77.0倍(改善)
– キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年):2.1(改善)
注意点(損益計上に影響した主な特別要素)
– 特別利益に損害賠償金収入 1,666 を計上(当期)
– 減損損失 1,660 を計上(当期)
– 投資有価証券売却益 206 等の特別利益あり
→ 特別利益・損失が業績に影響しているため、一時要因の影響を考慮する必要あり
セグメント別業績(2024年3月期)
売上高(百万円)/セグメント利益(百万円)
– 電子・機能製品:16,545(売上:△8.7%)/セグメント利益 643(△55.9%)
– 概要:半導体・電子部品向け製品の出荷減で減収。機能樹脂は価格改定で増益。
– フィルム・シート製品:17,498(+5.4%)/セグメント利益 655(+357.1%)
– 概要:ナンバープレート向け再帰反射シート好調、ステッカーは地域差あり。
– 建材関連:7,112(△6.3%)/セグメント利益 272(+5.4%)
– 概要:住宅着工戸数減少で売上減だが、原料高を受けた価格改定で収益改善。
– エンジニアリング:2,491(△51.0%)/セグメント損失 △136(前期は黒字)
– 概要:製鉄分野の完工遅れや受注減で売上・利益大幅悪化。
セグメント動向のポイント
– 電子・機能:半導体市況低迷が想定外の下押し要因
– フィルム・シート:自動車市場回復が追い風(特に再帰反射シート)
– エンジニアリング:プロジェクト進捗遅延により収益化が遅れた
配当
- 2024年3月期(実績):年間配当 80円(中間 30円、期末 35円+特別配当 15円=期末合計50円)
- 配当総額:747百万円
- 配当性向(連結):75.2%
- 純資産配当率:2.3%
- 2025年3月期(予想):年間配当 80円(中間 40円、期末 40円)
- 特別配当の有無:2025年予想には特別配当含まず(定常配当計画)
配当方針:長期安定的な配当を基本方針とし、事業投資と内部留保を勘案して決定
中長期計画との整合性
- 決算短信では中期経営計画の具体的数値は示されていないが、会社は「成長が見込まれる分野へ重点的に設備投資を行う」「在庫削減等を通じた資産効率向上」「フリーCF拡大」を掲げている。
- IFRS適用については当面日本基準で作成し、状況を踏まえ検討する旨。
(注)中期計画の進捗指標やKPI等の詳細は決算短信に記載なし → 詳細は別途開示資料参照の必要あり
競合状況や市場動向
- マクロ環境:先進国の利上げ継続、地政学リスク(ウクライナ情勢等)、原燃料価格高止まりにより不透明感が継続
- 市場動向(同社観点):
- 半導体・電子部品需要低迷が電子・機能製品の出荷減につながっている
- 自動車市場回復がフィルム・シート製品(ナンバープレート向け等)に寄与
- 競合比較:同業他社との定量比較データは決算短信に記載なし(–)
今後の見通し(2025年3月期 会社予想:2024年4月1日~2025年3月31日)
- 売上高:50,000百万円(前年比 +15.7%)
- 営業利益:2,100百万円(+147.3%)
- 経常利益:2,200百万円(+39.9%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,000百万円(±0%と表記)
- 1株当たり当期純利益予想:106.44円(通期)
会社側見解(決算短信より)
– 2024年度は地政学リスクや中国景気の低迷等により不透明だが、上記業績見通しを提示。前提や注意事項は添付資料の「今後の見通し」に記載とのこと。
リスク要因(開示内容を踏まえた主な想定リスク)
- マクロリスク:地政学リスク、世界景気鈍化、中国需要減、インフレ/金利動向
- 需要変動:半導体・電子部品、二輪・四輪市場など主要顧客の生産動向に依存
- 原材料・エネルギー価格上昇:コスト転嫁が難しい場合の利幅圧迫
- プロジェクトリスク:エンジニアリング案件の完工遅延等
- 一時要因:減損や訴訟・損害賠償等の特別損益が業績を大きく動かす可能性
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更(重要な子会社の異動):無し
- 決算短信は監査の対象外(公認会計士等の監査を受けていない旨の注記あり)
- 重要な後発事象:該当なし(決算短信注記)
まとめ(事実の整理)
– 2024年3月期は売上微減・営業利益減少も、特別利益(損害賠償金等)の計上により最終利益は増加。自己資本比率や現金残高は改善傾向。
– セグメントではフィルム・シートが好調、電子・機能とエンジニアリングが弱含み。建材は売上減だが価格改定で利益改善。
– 会社は2025期に業績回復を見込む予想を示しており、成長分野への設備投資と在庫削減による資産効率向上を掲げている。
不明点・追加確認ポイント(必要に応じてIR参照)
– 時価総額や主要株主の状況(決算短信に金額記載なし)
– 中期経営計画の数値目標・KPI(別資料での確認推奨)
– セグメント別の設備投資計画や大型案件の進捗状況
必要であれば、上記を表形式に整えたり、特定指標(ROE、ROA等)の計算や比較グラフ化を行います。どの項目を詳しく整理しますか?
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4064 |
企業名 | 日本カーバイド工業 |
URL | http://www.carbide.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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