2025年3月期 決算説明会資料
決算説明(要約) — 矢作建設工業株式会社(証券コード 1870)
(出典:2025年3月期 決算説明会資料/発表日 2025年5月27日)
※不明な項目は「–」で示しています。
基本情報
- 企業名:矢作建設工業株式会社
- 主要事業分野:建設事業(建築事業、土木事業)、不動産事業(分譲マンション、産業用地開発等)
- 説明者:発表者名・役職:–(資料の主な内容は決算ハイライト・業績見通し・中期経営計画・株主還元等)
- 報告期間:2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)
- セグメント(資料記載):
- 建築事業(マンション工事、一般建築工事) — 物流施設等の大型建築受注・施工が中心
- 土木事業(官庁工事、民間工事、PW工事(パンウォール=自社補強土工法))
- 不動産事業等(分譲マンション、不動産販売、賃貸・流通等)
業績サマリー(2025年3月期 実績 / 対前期)
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:140,699(+20,874、+17.4%) → 資料では「1,406億円、前期比208億円増」
- 営業利益:8,654(▲859、▲9.0%)
- 経常利益:8,616(▲971、▲10.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:5,643(▲818、▲12.7%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):131.17円
- 営業利益率:6.2%、当期純利益率:4.0%
- 進捗(当期業績と同年度予想との比較)
- 売上高は予想比100.5%(予想140,000に対し実績140,699)で達成。営業利益は予想比105.5%で着地。
- セグメント別(2025.3 実績 → 主な数値)
- 建築事業:売上高 86,529 百万円(前期比 +210 億円規模で増収)、完成工事総利益 4,676 百万円(増益)
- 大型物流施設中心に施工進捗。受注高は高水準。
- 土木事業:売上高 32,172 百万円、完成工事総利益 6,159 百万円(ほぼ前期並み)
- 民間工事で複数の大型工事受注(鉄道高架化など)が寄与。
- 不動産事業等:売上高 21,997 百万円(▲1,597、▲6.8%)、売上総利益 8,580 百万円(▲1,631、▲16.0%)
- 前期の大規模産業用地(大府東海開発PJ 1号宅地)売却の反動減の影響。分譲マンションは販売戸数増(183戸、前期比+23戸)。
業績の背景分析
- 業績ハイライト・トピックス
- 売上高は建設事業の大幅伸長で過去最高(3期連続で過去最高更新)となった一方、利益面では前期の大型土地売却益(反動)などで営業・純利益が減少。
- 受注高・次期繰越高:受注高 146,182 百万円(前期比 +11,217、+8.3%)、次期繰越高 163,985 百万円(前期比 +25,807、+18.7%)で今後の売上基盤は拡大。
- 増減要因
- 増収要因:建設事業(大型建築・物流施設の施工進捗、土木の大型受注)が主因で売上・一部利益を押上げ。
- 減益要因:前期に計上した大規模産業用地売却の反動(不動産事業の売上・利益減)、販管費(人財投資・賃金引上げ、広告宣伝費増)により販管費増。
- 財務面:現金預金の見直しで現預金減少、売上債権増加。有利子負債は支払い資金確保のため増加(短期借入の増加など)。
- 競争環境
- 資料に市場シェアの明示なし。事業エリア拡大(東海圏中心→首都圏・関西、リニア経済圏を想定)やM&A(北和建設子会社化で関西基盤強化)で競争力を強化中。
- リスク要因(資料・一般的観点)
- 建設工事の工程遅延・受注時期変動、資材・労務費の価格変動、サプライチェーン問題、金利上昇(借入コスト)、規制・許認可の変化等が業績に影響する可能性あり。資料冒頭のディスクレーマー参照。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画の位置付け)
- 2030年度の目指す姿:「課題解決&価値創造型企業」。リニア経済圏等でエリア拡大、特定顧客・分野で強い競争力を目指し、売上規模2,000億円程度を目標。
- 中期経営計画(2021〜2025)最終年度目標(2026.3):連結売上高 1,300 億円、連結営業利益 100 億円。
- 現行見通しでは 2026.3 通期予想:売上 1,680 億円、営業利益 100 億円(中計の営業利益目標は確保、売上は上回る見込み)。
- 進行中の施策・投資
- 成長投資(5年間で約300億円計画)— 不動産投資、研究開発、人財投資、情報化投資、M&A 等。資料では現中計期間での実績は約350億円(計画を上回る)。
- 研究開発:RCS構造の改良、パンウォール工法の信頼性向上(第三者評価、耐震・耐冷害検証)等。BIM/CIMやAI活用による生産性向上。
- 人財・情報化:新制度導入、ベースアップ、採用強化(女性技術者・外国籍人材)、ITインフラ再整備・情報セキュリティ強化。
- M&A:北和建設の子会社化(関西営業基盤の強化)。今後もリニア圏での供給力増強等を視野に検討。
- セグメント別施策
- 建築:大型物流施設・超大空間物件へ対応する生産体制強化、RCS構造の活用、提案力強化。
- 土木:PW(パンウォール)等独自技術の普及、民間大型工事への対応。
- 不動産:産業用地開発の強化(複数プロジェクト推進)、分譲マンションの販売推進、官有地活用ソリューション拡充。
将来予測と見通し(2026年3月期 通期予想)
- 次期業績予想(2026.3 通期、単位:百万円)
- 売上高:168,000(前期比 +27,300、+19.4%)=1,680億円(資料)
- 営業利益:10,000(前期比 +1,345、+15.5%)=100億円目標達成
- 経常利益:9,900(前期比 +1,283、+14.9%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:6,600(前期比 +956、+16.9%)
- セグメント見通し(2026.3 予想)
- 完成工事高合計 150,000(建築 111,600、土木 38,400)
- 不動産事業等売上高 18,000(前期比減) — 新規供給減少等で前期実績を下回る見込み
- 完成工事総利益 増加(特に建築の利益率改善を見込む)
- 見通しの根拠
- 複数の大型建築工事の施工進捗による増収増益(建設事業の寄与)。不動産は供給減で売上減を見込むが、建設増が補う形。
- 中長期計画の進捗
- 2026.3の計画値(中計最終年度)に対し売上は計画を上回る見込み(1,680億 vs 1,300億)、営業利益は中計目標の100億を確保すると見込む。
- マクロ経済の影響
- 資材・労務コスト、金利動向、建設需要(景気・物流需給)、土地価格や許認可環境が業績に影響する可能性あり。
配当と株主還元
- 配当方針の変更(資料より)
- 従来方針:配当性向 30%以上
- 変更後(2026年3月期より適用):自己資本配当率(DOE)5%以上を目標、かつ累進配当を基本方針に変更(短期的な利益変動の影響を受けにくくする目的)。
- 2025年3月期の配当(実施)
- 中間配当:40円(普通30円+創立75周年記念10円、既払済)
- 期末配当:40円(普通30円+創立75周年記念10円)
- 年間:80円(予想通り、記念配当含む)
- 2026年3月期の配当予想
- 年間配当(予想):90円(普通配当90円、前期比10円増) — 13期連続減配なし、5期連続増配見込み
- 配当性向(2026予想):58.7%(記念配当不在での普通配当増加を反映)
- DOE(連結):2025実績 5.1% → 2026予想 5.6%
- 配当実績(推移):資料に年度別推移あり(中間・期末・年間の推移、DOE推移を掲載)
製品・サービス・主要プロジェクト
- 主要製品/技術
- RCS構造(混構造:柱RC・梁鉄骨) — 大空間物流施設等に適用
- パンウォール工法(地山補強土工法) — 自社技術(PW工事)
- 主要完成工事・自社開発完成物件(例)
- SWING MALL(岡崎市、建築工事、2024年4月完成)
- 小牧北第2 PDセンター(2024年8月完成)
- 武豊北IC新設工事(2025年1月完成、土木)
- 自社開発「バンベール有松」(分譲マンション、2024年7月完成・8月引渡)
- サービス提供エリア・顧客層
- 東海圏を中心に首都圏・関西等へ事業エリアを拡大中。顧客は民間大手(物流、商業施設、メーカー等)や官庁。
- 協業・提携
- M&A:北和建設(京都拠点)を子会社化(2023年3月実施)で関西営業基盤を強化。その他資料での外部パートナーとの協働推進を明記。
重要な注記
- リスク要因(資料中の注意)
- 業績見通しは発表日時点の前提に基づく予想であり、実際の業績は様々な要因で変動する可能性がある旨のディスクレーマーあり。
- その他(重要な告知)
- 2025年2月に株式売出しを実施(売出株式数 8,809,700 株、発行済株式比約19.7%(OA含む)):
- 目的:流動性改善・投資家層拡大。売出し後は出来高回転率・浮動株比率・日次売買代金の大幅増を実現(資料に効果の定量データあり)。
- キャッシュ配分方針(2021〜2025期間):成長投資(ネット 約300億円以上)、株主還元(120億円以上)を掲げ、DEレシオ1.0倍以内、自己資本比率40%以上を基準としている。
必要に応じて、特定の数値(セグメント別の詳細な売上・利益、受注・次期繰越高、貸借対照表項目やキャッシュフローの推移等)を表形式で詳細に抽出して提供できます。どの項目を詳細化しますか?
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 1870 |
企業名 | 矢作建設工業 |
URL | http://www.yahagi.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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