2026年3月期第1四半期決算説明会資料
2026年3月期 第1四半期(4月〜6月) 決算概要(要約)
出典:カシオ計算機株式会社 決算説明資料(2025年8月1日)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:カシオ計算機株式会社
- 主要事業分野:時計事業(G-SHOCK、CASIO WATCH、EDIFICE 等)、コンシューマ(関数/一般電卓、電子辞書等)、サウンド(楽器)およびその他(新規領域含む)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月1日(資料日付)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料中に個別の発表者名・役職は明記なし)
- 発言概要:資料に基づき、2026年3月期第1四半期実績の報告、通期計画修正(米国関税影響を織り込んだ営業利益の通期30億円下方修正)、事業別の状況・施策、為替想定および新規領域の取り組み等を説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月〜6月)
- セグメント(注)
- 時計:腕時計(G-SHOCK、CASIO WATCH、EDIFICE等)
- コンシューマ:関数電卓・一般電卓・教育関連サービス、電子辞書等(EdTech を含む/サウンドは資料上はコンシューマ関連に記載の箇所あり)
- その他:従来の「システム」セグメントを合算した区分、並びに新規領域や非継続事業等
- 注記:2026年3月期より、従来「システム」セグメントに計上していた事業を「その他」セグメントと合算する区分変更を実施(遡及して前期実績も同様に再表示)
業績サマリー(第1四半期:単位=億円)
- 主要指標(前年同期比)
- 売上高:622(前年652) −30、95.4%
- 営業利益:37(前年45) −8、82.4%
- 営業利益率:6.0%(前年6.9%)
- 経常利益:44(前年56) −12、78.6%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:37(前年62) −25、60.2%
- 1株当たり利益:16.32円(前年26.74円)
- 平均為替レート(実績):米ドル144.6円、ユーロ163.8円、人民元20.0円
- 進捗状況(通期計画に対する達成率)
- 2026年3月期(8月公表後の通期計画)売上高計画:2,700億、営業利益計画:210億(5月公表計画240億→8月に210億に下方修正)
- 第1四半期実績の通期計画比達成率(概算)
- 売上高:622 / 2,700 ≒ 23.0%
- 営業利益:37 / 210 ≒ 17.6%
- セグメント別(第1四半期 実績、単位=億円)
- 時計:売上高 395、営業利益 42、営業利益率 10.7%(売上比率 ≒ 395/622 ≒ 63.5%)
- コンシューマ:売上高 201、営業利益 12、営業利益率 5.8%(売上比率 ≒ 32.3%)
- その他:売上高 26、営業利益 −5(うち当該期に含まれる非継続事業:売上12、営業利益▲6)
- 調整額(連結調整等):営業利益 −12
- 合計:売上高 622、営業利益 37
業績の背景分析
- 業績概要・ハイライト
- 売上は前年同期比微減ながら、営業利益・純利益は大幅減(特に純利益は約60%)。
- 時計事業は地域差が鮮明(北米は堅調、 中国は大幅減)。EdTechは関数電卓が堅調。サウンド事業は欧州で楽器店の倒産等により厳しい。
- 通期ベースでは米国向け関税影響を織り込み、営業利益を通期で30億円下方修正。
- 増減要因(第1四半期)
- マイナス要因:
- 米国関税影響(通期で約30億:時計約15億、EdTech約5億、サウンド約10億として計上)
- 為替影響(実勢レートの変動が業績に影響)
- 中国市場の需要減(時計事業で前年比約−30%)
- 一部地域での販売チャネル環境悪化(サウンド:欧州で楽器店の倒産増)
- プラス要因:
- 北米での関税を見越した駆け込み需要、ECの好調
- CASIO WATCH や一部 G-SHOCK 新製品が地域で好調(例:GMW-B5000D、GM-2110D、MRG-B5000B、GBA-950等)
- EdTech(関数電卓)が堅調
- 競争環境
- 市場シェアや競合他社との詳細比較は資料に明示なし(→ –)
- 競争優位性としては、ブランド(G-SHOCK/CASIO WATCH)のグローバル認知、製品ラインアップ(メタル・プラスチック等の多様性)、電卓分野での技術ポジション等を挙げている
- リスク要因(主な外部影響)
- 為替変動(想定為替:米ドル145円、ユーロ160円、人民元20.2円。為替感応度は資料参照)
- 関税・貿易規制(米国関税の影響を既に織り込んでいる)
- 販売チャネルの不安定化(欧州での楽器店倒産等)
- 模倣品・正規流通阻害(EdTechでの模倣品対策が継続的課題)
- 供給面の問題や地政学リスク等(資料中に個別記載なしだが一般的リスクとして想定)
戦略と施策
- 現在の戦略(全社・時計中心)
- ブランド・アーキテクチャの再整理:商品を集中・選択し、G-SHOCK と CASIO WATCH を価格帯別に強化。アイコニックスタイルへのモデル集約を加速し、単価アップを図る。
- マーケティング強化:グローバルアンバサダー(XG)、汎欧州アンバサダー(Central Cee)、各地域でのアンバサダーマーケティング・旗艦店拡大等。
- EdTech:関数電卓の投入拡大(New ClassWiz 等)、教育アプリ(ClassPad.net)の強化、Libryなどサービスとの連携で利用校拡大。
- サウンド:高付加価値ジャンルのブランド強化、新技術による体験価値創造、構造改革(不採算エリアからの撤退等)。
- 新規領域:AIペットロボット「Moflin」等、メンタルウェルネス領域への展開を図る。
- 進行中の施策(第1四半期の状況)
- 時計製品投入と販売:GMW-B5000D、GM-2110D、MRG-B5000B、GBD-200、GBA-950、GA-V01等が地域で好調または初動良好。
- マーケティング:XG等グローバルビジュアルの展開、欧州でのCASIO WATCH成功事例の横展開、旗艦店(例:韓国・江南のカフェ併設型旗艦店)展開。
- EdTech:欧米のBTSに向けた訴求強化、New ClassWiz販売拡大、模倣品対策の強化。
- サウンド:新色モデル(PX-S1100等)投入、ラインアップ見直し進行。
- 新規事業:Moflin の市場投入(2024年11月発売)→今後の事業拡大を計画。
- セグメント別施策と成果
- 時計:商品集中と価格帯別ブランド強化、メタルラインの強化で単価向上を目指す。地域別では北米のEC強化、アセアンでのアンバサダー展開等。
- EdTech(教育):教科電卓の堅調推移と教育サービス連携による導入拡大施策。
- サウンド:構造改革と高付加価値商品の訴求継続。
将来予測と見通し
- 2026年3月期(通期)業績予想(2025年8月公表後の計画、単位=億円)
- 売上高:2,700(対前年103.1%)
- 営業利益:210(通期で5月公表の240から30下方修正)
- 経常利益:205
- 親会社株主に帰属する当期純利益:150
- 1株当たり利益:65.76円(8月公表値)
- 下方修正理由:米国関税影響(通期で約30億円、時計約15億、EdTech約5億、サウンド約10億)
- 中長期計画
- 中期経営計画の詳細や進捗に関する定量的な記載は本資料に限定的(→中長期目標達成可能性の評価等詳細は –)
- マクロ経済影響
- 想定為替レート(通期想定):米ドル145円、ユーロ160円、人民元20.2円
- 為替感応度(資料より):1円変動あたり(米ドル1円→売上+10億、営業利益−0.5億等)、ユーロ・人民元についても影響額提示あり(詳細は資料の「為替影響について」参照)
- その他:景気・地域別需要動向(特に中国・米国・欧州)や関税政策が業績に影響
配当と株主還元
- 配当方針:資料における具体的な配当方針の記載はなし(→ –)
- 配当実績(中間・期末・年間):資料に明示なし(→ –)
- 特別配当:記載なし(→ 無し、あるいは記載なし)
製品・サービス
- 主な製品(第1四半期言及分)
- 時計:G-SHOCK(メタル:GMW-B5000D、GM-2110D、MRG-B5000B等)、G-SHOCK(スポーツ:GBD-200、GBA-950 等)、GA-2100 系列、CASIO WATCH(低価格帯) 、EDIFICE 等
- EdTech(教育):関数電卓(fx-CG100 等)、New ClassWiz、ClassPad.net(教育アプリ)、Libry サービスとの連携
- サウンド(楽器):Privia 新色モデル(PX-S1100 系列)、音作りアプリ TONEBOOK 等
- 新規領域:AIペットロボット「Moflin」(2024年11月発売)、指輪サイズリングウオッチ、サウナ専用時計 等の試験的プロダクト
- サービスと提供対象
- EdTech 向けクラウド/アプリ等(学校・教育機関向け)、Libry 等サービスとの連携で学校側の利活用拡大を狙う
- 協業・提携
- マーケティング協業:グローバルアンバサダー(XG)、汎欧州アンバサダー(Central Cee)、各国でのアンバサダーマーケティング
- 公的プロジェクト:インドネシア/エジプトの教育事業が「EDU‑Portニッポン」応援プロジェクトに採択
- 小売/旗艦店展開:韓国江南のカフェ併設型旗艦店等
重要な注記
- 会計方針・区分変更
- 2026年3月期より、従来「システム」セグメントに計上していた事業を「その他」セグメントと合算する区分変更を適用。前期実績も同様に再表示。
- セグメント内の非継続事業
- 第1四半期の「その他」には非継続事業(売上12億、営業利益▲6億)が含まれる。通期計画でも「その他」に含まれる非継続事業:売上25億、営業利益▲20億と記載。
- リスク・注意点(資料末尾の開示)
- 業績予想および将来見通しは入手情報に基づく予想であり、潜在的リスクや不確実性が存在するため実際の業績は異なる可能性がある旨の一般的な注意書きあり。
- その他重要イベント等
- 2026年通期計画の下方修正(営業益30億の影響)を開示。為替想定と為替感応度の提示あり。
- 財務状況:2026年3月期 6月末時点で現預金・有価証券1,380億、有利子負債424億、ネットキャッシュ956億、自己資本比率67.1%
(注)本要約は提示資料に基づく整理であり、投資助言や価値判断を行うものではありません。不明な項目は「–」で表示しています。詳細確認や追加情報が必要であれば、該当ページのスライドを指定してください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6952 |
企業名 | カシオ計算機 |
URL | http://casio.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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