2026年3月期 第1四半期決算説明資料
リゾートトラスト株式会社(決算説明資料要約)
(資料:2026年3月期 第1四半期(4–6月)決算説明資料)
基本情報
- 企業名:リゾートトラスト株式会社(証券コード 4681)
- 主要事業分野:会員制リゾート(会員権販売)、ホテル運営・レストラン、メディカル(ハイメディック、健診、シニアレジデンス等)
説明会情報
- 主なIRイベント(該当期トピックス)
- 2025年6月19日:アナリスト/機関投資家向けメディカル事業スモールミーティング実施(参加対象:アナリスト・機関投資家)
- 2025年6月20日:「サンクチュアリコート淡路島 アイランドパレスリゾート」会員権販売開始
- その他:機関投資家向けIRミーティング年間回数の公表等
報告期間
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月–6月)
セグメント(会社定義)
- 会員権セグメント:会員権(サンクチュアリコート、ベイコート、エクシブ等)の販売および関連収益(販売在庫・繰延扱いあり)
- ホテル・レストラン等セグメント:ホテル運営(XIV、ベイコート、エクシブ等)、年会費、飲食等
- メディカルセグメント:ハイメディック会員権、MS法人(健診)・プロダクト販売、シニアライフ・先端医療等
- その他/本社:本社間接費、その他事業等
業績サマリー(第1四半期:4–6月、連結)
- 連結(会計ベース、単位:百万円)
- 売上高:52,796(+3.6% YoY)
- 営業利益:4,548(+12.1% YoY)
- 経常利益:4,504(+10.9% YoY)
- 当期利益(親会社株主帰属):3,053(+26.1% YoY)
- 評価ベース(会計上の特殊要素を補正した「実力値」)
- 評価売上高:64,871(+11.2% YoY)
- 評価営業利益:7,871(+31.1% YoY)
進捗状況(通期目標に対する概算)
- 2026年3月期 期初計画(連結):売上高 259,000百万円、営業利益 27,500百万円
- 第1四半期実績の対計画進捗(概算)
- 売上:52,796 / 259,000 ≒ 20.4%
- 営業利益:4,548 / 27,500 ≒ 16.5%
- 中期経営計画「サステナブルコネクト2.0」については継続推進(ROE目標等)だが、当期の定量的進捗割合の明示はなし。
セグメント別(第1四半期、会計ベース/百万円)
- 会員権:売上高 12,865(△9.3%)、営業利益 4,006(△8.7%)
- 評価ベース:評価売上高 24,940、評価営業利益 7,329(いずれも増加)
- ホテル・レストラン等:売上高 26,177(+8.0%)、営業利益 906(+2000.9%)
- メディカル:売上高 13,581(+9.9%)、営業利益 1,822(+0.6%)
- セグメント売上の比率(会計ベース、対連結売上高 52,796)
- 会員権:約24.4%(12,865/52,796)
- ホテル:約49.6%(26,177/52,796)
- メディカル:約25.7%(13,581/52,796)
- 備考:会員権は未開業物件の販売割合増により繰延収益が増加し、会計上の売上・利益は期ズレで減少見えるが、繰延を補正すると売上・利益とも約15%増の見込み(資料記載)。
ハイライト・トピックス
- 会員権販売の1Q契約高は5期連続で過去最高(ホテル+メディカルで当期累計契約高 333億円)。
- ホテル会員権:311億円(前年同期比 約+21%)— 3/21発売の「サンクチュアリコート金沢」258億円が中心。
- メディカル(ハイメディック):20億円(前年同期21億円に近い水準)。
- ホテル運営は稼働率・単価が上昇、年会費改定(2025年1月)や一部ルームチャージ改定(4月以降)により収益性改善。
- メディカルは会員数増加・MS法人収入増で好調。上期は新規開業施設の固定費が重なる影響あり(下期に増益寄与見込み)。
増減要因(第1四半期)
- 増加要因:
- ホテル:稼働・単価上昇、年会費改定による増収、運営改善(営繕費減等)。
- メディカル:ハイメディック会員増、MS法人健診収入増。
- 会員権(契約高):新規物件販売(金沢など)で契約高が大幅増。
- 減少要因:
- 会員権(会計上):未開業物件の販売割合増加→繰延収益が増え、当期会計上の売上・利益は期ズレで減少。
- メディカル:上期は新規開業2施設の固定費増(主に上期負担)で利益伸びが限定的。
競争環境・差別化
- ポジショニング:会員制リゾート市場(国内富裕層、法人需要)をターゲットに、会員数拡大・プラットフォーム化(会員×社員)を進める。コロナ後の「会員制」評価の再評価とデジタル活用を追い風と位置づける。
- 差別化要素:サンクチュアリコート等のブランド展開、新規物件開発、メディカルの高付加価値サービス、デジタルCRM・LINE等会員接点の強化。
リスク要因
- 開業タイミング依存:会員権の不動産利益は開業時に一括計上されるため、開業スケジュールが業績に大きく影響。
- 季節性:リゾート施設は繁閑差が大きく、四半期・季節により修繕や稼働差が発生。
- 会計要因:繰延収益・評価基準の影響により四半期業績の変動が生じる(特に会員権)。
- その他外部要因:景気・富裕層消費動向、金利・調達コスト、為替・海外展開リスク、規制等(資料での個別記載は限定的)。
現在の戦略(中期計画)
- 中期経営計画「サステナブルコネクト2.0」を推進(収益性向上・資本効率重視、ROE目標:15%等の目標提示)。
- 事業ポートフォリオの拡充:会員権販売を軸にホテル運営・メディカルを成長の二本柱へ、プラットフォーム機能化(会員制×メディカル、シニアライフ等)。
- ガバナンス強化:取締役会の規模を半減して監督機能強化、執行役員体制拡充、JPX400選定。
進行中の施策(具体)
- 物件販売:サンクチュアリコート金沢(3/21発売、契約高258億計上)、サンクチュアリコート淡路島(6/20発売、6/20–30で33億契約、大半は2Q計上予定)。
- 価格・料金改定:会員権販売価格、年会費改定(2025年1月)、東京ベイコートのルームチャージ改定(4月)、飲食料金改定(6月以降)等で増収想定。
- デジタル化:WEB予約・スマートチェックイン導入推進(WEB予約率向上目標50%)、LINE公式友だち数:2025.3末 399千 → 2025.6末 417千へ増加。
- 人財施策:処遇改善(ベースアップ+昇給・一時金)、採用強化(リファラル、エリア採用、外国人採用等)、人材育成プログラムの強化。
- メディカル国際展開:Noage International(三菱商事との合弁)を通じ、インドネシアのJCB・バンクダナモンと提携し訪日メディカルツーリズム推進、ベトナムでの拠点整備着手。
- サステナビリティ:サステナビリティ委員会設置、地域共創、再生可能エネルギー導入等。
セグメント別施策と進捗
- 会員権:新ブランド(サンクチュアリコート)展開、既存物件販売活性化、販売価格改定、販売在庫管理。今後も年間1~1.5施設の開発ペース想定。5年間でホテル事業投資2,500億規模(分譲含む)。
- ホテル:年会費収入増加・ルームチャージ改定・生産性向上施策(営繕効率化等)。XIV等高付加価値ホテルの稼働・単価向上。
- メディカル:ハイメディック会員数拡大、MS法人健診事業拡大、海外受入(医療ツーリズム)強化。ハイメディックは2026年度に1開業予定、2030年まで候補地拡大検討。
次期(通期)業績予想(2026年3月期 期初計画)
- 連結(計画、単位:百万円)
- 売上高:259,000(前期 249,333 → +9,667)
- 営業利益:27,500(前期 26,365 → +1,135)
- 経常利益:27,500
- 当期純利益:19,000(前期 20,139 → △1,139)
- 評価営業利益:29,465(前期 26,161 → +3,304)
- 計画の主因・前提(資料記載)
- 会員権:契約高は増加見込み(2026期計画:1,091億)、ただし新規物件販売割合増に伴う繰延が増え通期では会計上は減益要因になる想定。
- ホテル:年会費改定等で増収、営繕費減少等で大幅増益を見込む(ホテル営業利益計画大幅増)。
- メディカル:売上増・通期で増益見込み(通期で全体5億の増益見込み)。
- 開業関連費用や繰延実現の期ズレ等を織り込む。
中長期計画
- 目標イメージ(資料より)
- 会員数(口数)25万突破、ハイメディック会員4.5万突破、メディカル事業売上100億超等を目標とした長期成長モデル。
- 今後10年でホテル運営とメディカルの比率上昇、より収益安定化を図る計画。
マクロ経済・市場要因
- 影響要因として記載のあるもの:富裕層の消費動向、観光需要・イベント(例:万博等の地域需給)、開業スケジュールの影響、金利や資金調達環境(借入金の増減)、海外展開に伴う為替・現地リスク等(詳細は資料参照)。
配当と株主還元
(参考)過去の株主還元施策として、2023年に自社株買い30億円を実行した旨の記載あり。
主要製品/新製品(会員権・施設)
- サンクチュアリコート金沢(販売開始 2025/3/21)
- 客室数:167室、年8泊商品換算で7,515口
- 3/21–6/30計上済契約高:258億円(入会属性:87% 法人)
- 販売価格帯:935万円~4,361万円(税込・商品により宿泊日数差)
- 2029年3月開業予定(資料に示すスケジュール)
- サンクチュアリコート淡路島(販売開始 2025/6/20)
- 客室数:182室、年8泊商品換算で8,190口
- 6/20–6/30計上済契約高:8億円(うち25億は7月計上想定)・入会属性:91% 法人
- 販売価格帯:946万円~4,570万円(税込)
- 2029年10月開業予定
サービス(メディカル等)
- ハイメディック:会員制検診(会員権販売・月会費等)、会員数増により収益拡大。ハイメディックの登録料認識は2021年度以降8年で償却する会計取り扱い。
- MS法人(健診)やプロダクト販売、シニアレジデンス運営(入居率概ね約87%だが直近やや低下傾向)。
- 国際医療:Noage Internationalを通じ、インドネシアの富裕層向け訪日メディカルツーリズム(JCB・バンクダナモンと連携)、ベトナムでの受入準備。
協業・提携
- Noage International(三菱商事との合弁)による海外メディカル事業推進。
- インドネシアでJCB/バンクダナモンと提携し訪日メディカルツーリズムを推進。
- デジタル配信先・金融機関・ホテル紹介経由での販売チャネル強化。
会計方針・表示上の注意
- 「評価売上高」「評価営業利益」は、会計上の特殊要素(未開業物件の不動産収益の繰延加算、開業時の不動産収益実現分の減算等)を補正した「実力値」を示すための算定値。第1Q資料より算出方法・表示を一部変更。
- ハイメディック登録料の収益認識基準変更(2021.4~):販売に伴う登録料は一定期間(8年間)で償却して売上計上。これに伴う影響は資料で調整して表示。
リスク等(特記事項)
- 会員権収益は開業時に利益が一括計上される点、開業の期ズレが業績波動を拡大する点は投資判断上の重要ポイント。
- 季節性や繁閑差により四半期の利益変動が生じる。
- 将来見通しは不確実性を含む旨の注記あり(資料末尾の注意文)。
その他重要イベント
- 2025年6月20日:サンクチュアリコート淡路島 販売開始(完成予想図掲載)
- 2025年6月:メディカル事業での国際提携(JCB・バンクダナモン)公表
- 2025年8月7日:JPX400選出(公表)
(注記)
– 本要約は提示資料の記載内容に基づいて作成しています。資料に明示のない項目は「–」としています。
– 本文中の数値は資料内の「百万円」表記等を基に整理しています(端数処理あり)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4681 |
企業名 | リゾートトラスト |
URL | http://www.resorttrust.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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