決算説明：オカダアイヨン（6294）

2025年3月期　第2四半期決算説明会資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: オカダアイヨン株式会社
  • 主要事業分野: 解体・破砕用建設機械及び林業機械の製造、販売、修理
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2024年11月27日
• 報告期間: 2025年3月期 第2四半期
• セグメント:
  • 解体環境アタッチメント: 圧砕機、油圧ブレーカ、つかみ機、鉄骨カッター、その他アタッチメントなど
  • 林業・大型環境機械: 林業機械、大型環境機械、ケーブルクレーン、その他機械など
  • アフタービジネス: 修理、補修など
  • 海外: 北米、欧州、アジアなど

業績サマリー

• 主要指標 (百万円):
  • 売上高: 13,067 (前年同期比 ▲2.4%)
  • 営業利益: 1,164 (前年同期比 ▲23.6%)
  • 経常利益: 1,102 (前年同期比 ▲33.1%)
  • 純利益: 731 (前年同期比 ▲33.9%)
• 進捗状況: 中期経営計画や年度目標に対する達成率は、売上高48.0%、営業利益49.6%、経常利益49.6%、純利益48.1%。当初予想を下回っている。
• セグメント別状況:
  • 解体環境アタッチメント: 売上高構成比50%、圧砕機が堅調。
  • 林業・大型環境機械: 売上高構成比13%、前年比減収。
  • アフタービジネス: 売上高構成比12%
  • 海外: 売上高構成比25%、北米が73%を占めるが前年比減収。

業績の背景分析

• 業績概要: 国内は比較的堅調だが、米欧の建機需要落ち込みと円高進行が減収減益に繋がった。
• 増減要因:
  • 売上高減少: 米欧の建機需要落ち込み、円高進行による為替評価損、林業・大型環境機械の反動減。
  • 営業利益減少: 売上高減少、海外における粗利率低下、人件費・販管費増加。
• 競争環境: 国内シェアNo.1の解体用アタッチメントを主力製品とする。
• リスク要因: 為替変動、規制変更、サプライチェーン問題、需要環境の回復遅れ。

戦略と施策

• 現在の戦略: 中期経営計画、事業戦略は明示されていない。
• 進行中の施策: 南星機械の機械営業部門をオカダアイヨンに営業統合、関西支店の移転新設、北関東営業所の開設。
• セグメント別施策:
  • 解体環境アタッチメント: 生産能力増強による圧砕機生産拡大。
  • 林業・大型環境機械: アフターサービス体制強化、新製品投入。
  • 北米: インセンティブ拡充、デモ機による市場開拓。

将来予測と見通し

• 業績予想 (百万円):
  • 売上高: 27,200 (当初予想28,500)
  • 営業利益: 2,220 (当初予想2,900)
  • 純利益: 1,520 (当初予想1,980)
• マクロ経済の影響: 為替変動、金利、需要動向などが業績に影響を与える。

配当と株主還元

• 配当方針: 安定成長のもと累進配当方針を維持。配当性向30%を目標。

製品やサービス

• 製品: 解体用アタッチメント（圧砕機、油圧ブレーカ、つかみ機、鉄骨カッターなど）、林業機械、大型環境機械など。
• サービス: 修理、アフターサービス。

重要な注記

• リスク要因: 為替変動、需要環境の回復遅れ、原材料価格の高騰など。

まとめ

オカダアイヨン株式会社は、主力製品である解体用アタッチメントの堅調さを背景に、全体としては減収減益となったものの、圧砕機生産能力の増強やアフターサービス体制強化など、将来に向けた投資を継続している。しかし、米欧の建機需要減や円高進行といった外部環境の影響を受けやすく、今後の業績には不確定要素が多いと言える。

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