決算短信：ラサ工業（4022）

2024年３月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

ラサ工業株式会社（証券コード：4022） 2024年3月期 決算短信（連結）まとめ

以下は、提供いただいた決算短信（2024年5月15日提出）を基に、個人投資家向けに整理した要点まとめです。出典の数値はすべて決算短信の記載によります。不明な項目は「–」で示しています。

基本情報

• 企業名：ラサ工業株式会社
• 上場取引所：東（東証）
• コード：4022
• 代表者：代表取締役 社長執行役員 坂尾 耕作
• 主要事業分野：
  • 化成品事業（燐酸・燐系製品、水処理凝集剤、電子工業向け高純度薬剤、消臭・抗菌剤 等）
  • 機械事業（掘進機、破砕関連機械、産廃処理機械、鋳鋼品、精密機械加工 等）
  • 電子材料事業（高純度無機素材、放射性ヨウ素吸着剤 等）
• 問合せ先責任者：代表取締役 常務執行役員 望月 哲夫（TEL：03-3258-1835）
• URL： https://www.rasa.co.jp/

報告概要

• 決算短信提出日：2024年5月15日
• 対象会計期間：2023年4月1日〜2024年3月31日（2024年3月期）
• 定時株主総会予定日：2024年6月27日
• 配当支払開始予定日：2024年6月28日
• 有価証券報告書提出予定日：2024年6月27日
• 決算補足説明資料：作成あり
• 決算説明会：実施（機関投資家・アナリスト向け）

発行済株式

• 期末発行済株式数（自己株式含む）：7,944,203株
• 期末自己株式数：69,226株
• 期中平均株式数：7,900,912株（2024年3月期）
• 時価総額：–（決算短信に金額記載なし）

セグメント（報告セグメント）

• 化成品事業：燐酸・燐系二次塩類、水処理用凝集剤、電子工業向け高機能高純度薬剤 等
• 機械事業：掘進機、破砕関連機械、産廃処理機械、鋳鋼製品、精密機械加工 等
• 電子材料事業：高純度無機素材、放射性ヨウ素吸着剤 等
• その他：石油精製用触媒再生、不動産賃貸 等

（セグメントごとの主要数値は下記「セグメント別情報」を参照）

財務指標（要点）

（単位：百万円、％は対前期増減率、端数は切捨て）

損益（連結）

• 売上高：42,788（△13.7%）
• 営業利益：3,591（△22.3%）
• 経常利益：3,396（△27.6%）
• 親会社株主に帰属する当期純利益：2,382（△26.3%）
• 1株当たり当期純利益（EPS）：301.52円
• 1株当たり純資産（BPS）：3,170.40円
• 売上総利益（営業外表から）：8,257（売上総利益率 ≒ 19.3%）

営業利益率＝3,591 / 42,788 ≒ 8.4%

貸借対照表（連結）

• 総資産：44,323（前期47,552）
• 純資産：24,966（前期23,252）
• 自己資本比率：56.3%（前期48.6%）
  • （自己資本：24,966 百万円）
• 流動資産合計：22,497
  • 現金及び預金：3,405（前期4,940）
  • 売掛金：9,621
  • 棚卸資産合計（商品・仕掛・原材料等の合計）：約6,473（内訳は明細参照）
• 流動負債：12,134
• 固定負債：7,222
• 負債合計：19,356

主要比率（資料記載）
– インタレスト・カバレッジ・レシオ（営業CF÷利払い）：26.9倍（改善）
– キャッシュ・フロー対有利子負債比率：1.8年（改善）
– 時価ベースの自己資本比率：49.2%

キャッシュ・フロー（連結）

• 営業活動によるCF：+4,972
• 投資活動によるCF：△1,891
• 財務活動によるCF：△4,735
• 現金及び現金同等物期末残高：3,405（前期4,940）

（主な要因）
– 営業CF増加は、棚卸資産の大幅減少や減価償却の継続等
– 投資CFは有形固定資産取得（約983）および関係会社株式取得（約895）等
– 財務CFは借入金の返済や配当支払等

収益性・効率性・安全性のポイント

• 営業利益率：8.4%（前年より低下）
• ROE（自己資本当期純利益率）：9.9%
• 総資産回転率（売上高 / 総資産）：約0.97回
• 流動比率（流動資産 / 流動負債）：約185%（1.85倍）
• 負債比率（負債 / 純資産）：約77.5%
• 金利負担に対する余裕（インタレストカバレッジ）は改善（26.9倍）

セグメント別情報（2024年3月期 実績）

（単位：百万円）
– 化成品事業
– 売上高：34,391（△18.0%）※前年は41,918
– セグメント利益：3,028（△26.4%）
– 説明：半導体向け高純度燐酸等の販売数量減少が主因で大幅減収。凝集剤（上水道向け）は増収だが、電子部品用は減収。
– 機械事業
– 売上高：5,584（↑17.8%）
– セグメント利益：579（↑41.0%）
– 説明：破砕機等本体販売は減収だが、プラント販売や消耗部品が増収。掘進機（下水道関連）は減収。
– 電子材料事業
– 売上高：1,635（△10.7%）
– セグメント利益：368（△34.9%）
– 説明：ガリウムはやや増収だがインジウムや赤燐等は半導体市況悪化で減収。塗布剤なども減収。
– その他
– 売上高：1,177（↑5.9%）
– セグメント利益：760（↑11.6%）
– 説明：石油精製用触媒の再生が増収。不動産賃貸はほぼ横ばい。
– セグメント合計（営業利益ベース）
– 合計セグメント利益（3事業の合計）：3,975（＝3,028＋579＋368）
– 「その他」を含む合計：4,736
– 調整額（本社費用等）：△1,144
– 連結営業利益：3,591

（注）調整額には全社費用（研究開発費・管理費等）が含まれる。

財務の解説（会社説明より要旨）

• 2024年3月期は、半導体市況の悪化等により化成品（特に半導体向け高純度品）で販売数量が減少し、売上高・利益ともに減少。
• 一方で機械事業はプラント販売などが寄与し増収増益。
• 総資産は減少、純資産は配当等を実施したものの当期利益計上等で増加し、自己資本比率は改善（56.3%）。
• 営業CFは棚卸資産の減少等で増加。投資は関係会社株式取得等があり、財務は借入金返済や配当支払等で資金減。

配当

• 2023年3月期（実績）：期末 82円、年間合計 82円（※ただし表に前期として82とあるが2023実績は期末82）
• 2024年3月期（実績）：中間配当 41円、期末配当 50円 → 年間合計 91円
  • 配当総額：718 百万円
  • 配当性向（連結）：30.2%
  • 純資産配当率（DOE）：3.0%（資料表記）
• 2025年3月期（予想）：中間 48円、期末 48円 → 年間合計 96円（配当性向目標：30%台）
• 特別配当：なし（当期は特別配当の記載なし）
• 配当方針：株主還元重視、安定配当の堅持。目標として「配当性向30%以上、ROE10%以上」を設定。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画「中期経営計画2023」の最終年度にあたる期間。経営方針として既存事業の強化・領域拡大、グローバル展開の強化、新規事業の探索・育成、DX・ESG・人材投資などに注力。

競合状況・市場動向（決算短信からの言及）

• 半導体市況の悪化が化成品（半導体向け高純度品等）にマイナス影響。
• 電子部品市場は調整局面にあるが、地域差はあるものの回復傾向が見られると会社は見込む。
• 機械事業（特に掘進機の海外販売）は回復見込み、破砕機等は前期のプラント偏重の反動で減収見込み。

今後の見通し（2025年3月期 会社予想）

（対象期間：2024年4月1日〜2025年3月31日）
– 売上高：445億円（44,500 百万円、前期比 +4.0%）
– 営業利益：37億円（3,700 百万円、前期比 +3.0%）
– 経常利益：36億円（3,600 百万円、前期比 +6.0%）
– 親会社株主に帰属する当期純利益：25億円（2,500 百万円、前期比 +4.9%）
– 会社見通しの前提（要旨）：
– 化成品：電子部品関連市場は徐々に回復すると見込み、増収増益を予想。ただし原料コスト高止まりや為替変動は懸念。
– 機械：掘進機海外販売は回復見込みだが破砕関連は減収見込み。
– 電子材料：一部素材で回復見込みも、ガリウムなどは減少見込みで売上は前年並み・利益は減益見通し。

リスク要因（決算短信で触れられている主な外部要因）

• 半導体市況の悪化／電子部品市場の調整
• 原材料・エネルギー価格の高止まり
• 為替相場の変動
• 世界的な金融不安や景気減速リスク、地政学リスク（欧州・中東等）
• その他：政策・規制変化等（詳細は有価証券報告書等参照）

重要な注記・その他

• 会計方針の変更：なし
• 期中における重要な子会社の異動：なし
• 決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外である旨の記載あり
• 重要な後発事象：該当なし（決算短信記載）
• 役員異動（予定、2024年6月27付）について記載あり（詳細は決算短信の「その他」参照）

今後の予定（決算短信に記載のもの）

• 決算発表（今回）：2024年5月15日（実施済）
• 有価証券報告書提出予定：2024年6月27日
• 定時株主総会：2024年6月27日（予定）
• 配当支払開始：2024年6月28日
• 決算説明会（機関投資家・アナリスト向け）：実施あり
• その他IRイベント：–（個別日程の明記なし）

注意事項
– 本資料は決算短信の内容を整理したものであり、投資助言や推奨を目的とするものではありません。意思決定に際しては開示資料の原文（有価証券報告書、決算説明資料 等）を参照してください。
– 不明な項目は「–」で示しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

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