2025年3月期 決算説明資料
2025年3月期 決算説明資料(要約)
株式会社 駒井ハルテック(証券コード:5915)
資料日付:2025年6月5日
※出典:提示資料(決算説明資料)。不明な項目は — と表記しています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社 駒井ハルテック(KOMAIHALTEC Inc.)
- 主要事業分野:橋梁事業、鉄骨事業、インフラ環境事業(再生可能エネルギー・海外インフラ)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年6月5日(資料日付)
- 説明会形式:–(資料は配布済)
- 説明者
- 発言概要(資料に基づく主要メッセージ)
- 2025年3月期の業績・セグメント別実績の報告
- 東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場への市場区分変更申請の説明(理由・方針)
- 中期経営計画2023の見直し、洋上風車タワー等の新規事業投資計画の説明
- 株主還元方針(現行配当水準の維持/業績拡大時の増配検討)
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)
- セグメント(名称と概要)
- 橋梁事業:鋼橋の設計・製作・現場架設、予防保全・維持補修など(橋梁建設のワンストップ)
- 鉄骨事業:鉄骨・鉄塔の設計・製作・現場建方(Sグレード認定工場保有、1パス溶接等の高度溶接技術)
- インフラ環境事業(再生可能エネルギー・海外インフラ):中型風力発電機(KWT300等)の製造・建設・保守、離島のマイクログリッド対応など
- その他:不動産等
業績サマリー(2025年3月期 実績 / 前期比較)
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:40,553(前期比 △26.8%)
- 営業利益:288(前期比 △60.1%)
- 洋上風車タワー製造に係る事業開発費用:705(当期計上)。除外ベースの営業利益は994(百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,274(前期比 +103.8%、投資有価証券売却益等を計上)
- 一株当たり当期純利益(EPS):272.77円(前期比 +103.5%)
- ROE:4.0%(前期 2.0%)
- 受注・受注残(単位:百万円)
- 受注高:44,155(+11.3%)
- 橋梁:18,433(+45.5%)
- 鉄骨:25,622(△2.5%)
- インフラ環境:98(△86.4%)
- 受注残高:53,890(+8.3%)
- 橋梁:24,388(+11.8%)
- 鉄骨:29,441(+8.0%)
- インフラ環境:60(△91.0%)
- 進捗状況(中期経営計画との関係)
- 中期経営計画2023の数値目標(従来→今回見直し)
- 売上高:43,000 → 34,000(△9,000)
- 営業利益:1,800 → 90(△1,710)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,200 → 180(△1,020)
- コメント(事実ベース)
- 中期計画は見直しされ数値目標が下方修正されている。FY2025実績は従来目標(43,000)を下回るが、見直し後の目標(34,000)との関係は数値での比較が必要(FY25売上は40,553)。
- 進捗率の詳細は個別項目(受注高・受注残・利益率)を踏まえた検証が必要。
セグメント別状況(主要数値)
- 橋梁事業(単位:百万円)
- 売上高:15,856(△22.6%)
- セグメント利益:2,560(+17.7%)
- 受注高:18,433(+45.5%)、受注残高:24,388(+11.8%)
- 備考:官公庁・高速道路会社の期中発注は低調だが、変更契約の計上進捗により利益は改善。積極的営業で受注残増加。
- 鉄骨事業(単位:百万円)
- 売上高:23,452(△31.4%)
- セグメント利益:△104(前期65 → 赤字)
- 受注高:25,622(△2.5%)、受注残高:29,441(+8.0%)
- 備考:建設資材・人件費高騰に伴う工事計画延期・見直し、工程調整に伴う追加原価計上で赤字に。都内大型案件の受注で受注残は増加。
- インフラ環境事業(単位:百万円)
- 売上高:712(+318.1%)
- セグメント利益:△459(赤字、前期△258 → 赤字拡大)
- 受注高:98(△86.4%)、受注残高:60(△91.0%)
- 備考:風力発電所新設工事などで売上は増加したが、製品ラインナップ拡充コスト等が先行し赤字。海外案件・陸上風車の受注遅延で受注残は大幅減。
業績の背景分析
- 業績ハイライト・トピックス
- 全社売上・営業利益は減少。純利益は投資有価証券売却益等で増加。
- 洋上風車タワー製造の事業開発費(当期705百万円、次期見通しは890百万円)が営業利益に影響。
- 受注高・受注残は増加傾向(全社)だが、セグメント別にばらつきあり(鉄骨・インフラは受注停滞/移動あり)。
- 増減要因(資料に明示された要因)
- マクロ/市場面:建設資材・人件費高騰に伴う工事の延期・見直し、官公庁・高速道路からの発注低調が売上減。
- 事業固有:工程調整による追加原価(鉄骨)、製品ライン拡充費用(インフラ)、事業開発費(洋上風車タワー)。
- 海外・製品面:海外案件の受注ずれ込み、陸上風車の部品調達遅延(円安等の影響)で市場浸透が遅れた。
- 競争環境・競争優位性
- 強み:Sグレード認定工場を保有(溶接・大型案件対応)、国内での中型風車製造の実績、1パスでの70mmサブマージアーク溶接などの技術優位。
- 市場:橋梁・鉄骨は大型再開発・インフラ更新需要が見込まれる。風力は政府・産業界の導入目標(2040年 30〜45GW、国内調達比率60%等)により長期的需要が想定される。
- リスク要因(資料記載・明示的リスク)
- 為替変動(円安による部品選定等の遅延コスト)
- 規制・系統連系手続きの遅延(風力案件)
- サプライチェーンや部材価格、人件費上昇
- 受注の偏り・工事進捗の遅れによる追加コスト・採算悪化
- 新規事業(洋上風車タワー)に係る投資回収の不確実性
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画2023の方針)
- 「技術力とブランド力」に磨きをかけ、DX推進や新技術開発で新事業モデル・市場開拓を推進。
- 収益志向の強化、経営体質の強化、ガバナンス強化、IR充実。
- 風車ビジネス(陸上・洋上)を次代の中核ビジネスへ育成。
- 進行中の施策(主な具体例)
- 洋上風車タワー製造:
- 投資総額:87億円(87億円=8,700百万円、資料記載)で専用生産ライン整備(NEDO・GX補助金活用)
- 試験体製作による技術実証、塗装・ブラストロボット開発、AI非破壊検査システム開発
- 2026年以降の事業開始を目指し欧米風車メーカー要求対応中
- DX・生産性:フロントローディング、工程管理や出来形・収益管理の強化による業務効率化
- 人的資本・安全:資格取得支援、キャリア指導、労働安全衛生強化、現場の可視化(DX)
- 資金計画:2023〜2025の3年間で営業キャッシュフローを原資に成長投資110億円(風車・工場改修等)と株主還元を検討
- セグメント別施策と進捗
- 橋梁:高付加価値案件の選別、工場操業度安定化、部門連携による新鋼構造物受注強化
- 鉄骨:1パス溶接等の差別化技術活用で大型案件獲得、追加変更対応や予算管理強化で収益改善
- インフラ環境(風車):台風仕様300kWや新1MW機の開発、太陽光とのマイクログリッド構築、陸上風車のリプレイス需要獲得
将来予測と見通し
- 2026年3月期 業績予想(単位:百万円)
- 売上高:34,000(対前期 △16.2%)
- 橋梁:13,400(△15.5%)
- 鉄骨:19,600(△16.4%)
- インフラ環境:500(△29.8%)
- 営業利益:90(△68.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:180(△85.9%)
- 予想の根拠(会社説明)
- 期中受注が低調、工事進捗の下降を織り込んだ保守的見通し
- 洋上風車タワー製造に係る事業開発費の増加(FY26見込み 890百万円)を計上
- FY25の投資有価証券売却益がない点を反映(純利益に影響)
- 中長期計画の進捗可能性
- 中期計画は見直し済み。成長投資(風車関連、工場改修)と政策保有株式縮減などで資本効率向上を目指すが、事業化のタイミング(特に洋上)は不確実性がある旨を企業は提示。
- マクロ要因影響
- 為替、金利、資材価格、建設投資の地域別動向、再エネ政策・系統整備の進展が業績へ影響。
配当と株主還元
- 配当方針
- 競争力・事業拡大への投資を行いつつ、適切な還元を行う方針
- 現在の70円配当を基本とし、業績拡大に応じた増配を検討
- 配当への配慮を従来より強める旨
- 配当実績(過去)
- 2019〜2024:基本70円
- 2025(期):普通配当 70円+特別配当 10円 → 合計80円(資料上の表示)
- 2026(予):普通配当 70円(資料記載の予定)
- 特別配当
- 2025年3月期に特別配当10円を実施(資料より)
製品やサービス
- 主要製品
- 中型風力発電機 KWT300(台風仕様・標準・寒冷地仕様):毎秒90mの耐風速を想定した設計、離島や山岳地などの導入を想定
- 洋上風車タワー製造(新規事業):専用ライン整備、試験体製作で量産体制構築を目指す
- 主要サービス
- 風況調査から建設工事、保守点検までのトータルソリューション
- 離島のマイクログリッド導入支援
- 橋梁・鉄骨については設計〜施工〜維持補修含むワンストップソリューション
- 協業・提携、補助金等
- NEDOグリーンイノベーション基金、GXサプライチェーン補助金等の活用を明示
- 欧米風車メーカーの要求対応を進める旨(技術基準対応)
重要な注記
- 会計方針の変更:資料上に特段の会計方針変更の記載はなし(–)
- 特記事項としてのリスク
- 洋上風車タワー事業は大型投資・長期プロジェクトであり、事業化・採算化に時間を要する旨を明記
- 海外案件や陸上風車の受注遅延が業績に影響
- その他(重要告知等)
- 東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更申請(2025年3月期をもって申請)
- 背景:プライム市場維持基準(流通株式時価総額)を満たしていないため、企業側で最適と判断して変更申請
- 企業方針に変更はなく、引き続き中長期的な企業価値向上に取り組む旨
- 連絡先(資料記載)
- 株式会社 駒井ハルテック(本社)住所:〒110-8547 東京都台東区上野一丁目19番10号
- TEL:03-3833-5101
必要であれば以下を追加で作成します(指定ください):
– セグメント別の損益トレンド表(過去数期分)
– 主要リスクと想定感応度(為替・素材価格・受注遅延等)
– 中期計画(数値)の対比表(旧→改定→実績)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5915 |
| 企業名 | 駒井ハルテック |
| URL | http://www.komaihaltec.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。