1. 企業情報
- 企業名: 日本坩堝株式会社 (Nippon Crucible Co., Ltd.)
- 概要: 日本坩堝は主に耐火物製品の製造・販売を行っており、非鉄金属および鉄鋼製造に関連する製品を主力としています。また、エンジニアリング事業、不動産事業も行っています。海外にも製品を輸出しています。
- 事業内容: 耐火物製造・販売、エンジニアリング事業、不動産事業、その他
- 設立年月日: 1906年12月3日
- 代表者名: 西村 有司
- 従業員数: 258人
- 住所: 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-21-3 恵比寿NRビル
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 耐火物製品の主要メーカーとして、特に鋳造用ルツボが強み。エンジニアリング事業も強みの一つ。
- 課題: 主要取引先である自動車および鉄鋼業界の需要減少が業績に影響を与える可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 業績予想を上方修正せず、主要顧客の業績動向に注意を払いながら事業を進める。
- 中期経営計画: 売上高10,000百万円、営業利益550百万円、経常利益600百万円、当期純利益400百万円の見込み。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に耐火物製品の製造・販売による収益。
- 市場ニーズへの適応力: 主要製品の拡販活動により、市場ニーズへの適応力を示している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 製造設備の投資により、技術革新を推進。
- 主力製品: 鋳造用ルツボ、工業炉、焼却炉
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 60.35
- BPS（実績）: 840.67
- PER（会社予想）: 9.99倍
- PBR（実績）: 0.72倍
- 現在の株価との比較: PBRは業界平均（0.7）より低いため、割安評価。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は安定しており、高値圏から安値圏への大きな変動は見られず。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で9,750百万円（前年比 -1.60%）
- 利益: 営業利益2.34%、ROE 5.68%
- キャッシュフロー: 総キャッシュ1,960百万円、総負債2,240百万円
- 自己資本比率: 49.8%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.99%
- 配当性向: 30.51%
- 自社株買い: 自己株式保有数417,355株
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近10日間の株価は安定しており、上昇・下降の勢いは弱い。
- 影響要因: 主要顧客業績、海外経済動向、原材料価格、為替レート
11. 総評
- 各分析結果のまとめ: 日本坩堝は耐火物製品の主要メーカーとして、事業モデルの持続可能性は高い。しかし、主要顧客業績への依存度が高いため、業績への影響リスクは存在。株価は割安評価で、配当性向も適切。
12. 企業スコア
- 成長性: B（LTM売上成長率 -1.60%）
- 収益性: B（ROE 5.68%）
- 財務健全性: B（自己資本比率 49.8%）
- 株価バリュエーション: A（PBR 0.72倍）
企業情報
| 銘柄コード | 5355 |
| 企業名 | 日本坩堝 |
| URL | http://www.rutsubo.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
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