概要

テンダはITソリューション、ビジネスプロダクト、ソーシャルゲームの開発・運用を展開する企業です。主な事業はWeb関連の受託開発・保守・運用、SE派遣、ソフト販売、ゲーム制作などです。

事業内容

  • DXソリューション事業:RPA・AI・ノーコードを統合した「TRAN-DX」などのソリューション提供。
  • Techwiseコンサルティング事業:SharePoint/Notes移行、AI/BI/インフラ領域のコンサル・開発、ストック型ビジネスの拡大。
  • ゲームコンテンツ事業:アーケード/コンシューマ/映像制作、SES、ゲーミフィケーションや自社タイトル開発。

企業概要

  • 企業名:株式会社テンダ
  • 証券コード:4198
  • 設立年月日:1995年6月1日
  • 代表者名:薗部 晃
  • 従業員数:370人
  • 平均年齢:36.0歳
  • 平均年収:5,120千円
  • 住所:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア

業界内での競争優位性や課題

テンダはITソリューション市場において、特にDXソリューション事業で競争優位性を持ち、TRAN-DXなどのソリューションを提供しています。一方で、ゲームコンテンツ事業では売上は増加しているものの、利益率の低下が課題となっています。

経営陣が掲げるビジョンや戦略

テンダは「資産型ソリューション」への転換を推進し、TRAN-DXの本格展開、顧客ポートフォリオ見直し、人材投資・リスキリングを重点分野として掲げています。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野

  • TRAN-DXの展開:RPA・AI・ノーコードを統合したソリューションの本格展開。
  • 顧客ポートフォリオ見直し:顧客別採算管理の強化。
  • 人材投資・リスキリング:先端人材の確保とリスキリング。
  • サイバーセキュリティ強化:サイバーセキュリティ対策の強化。

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など

テンダの収益モデルは主にソリューション提供とゲームコンテンツ開発に依存しています。市場ニーズの変化に対応するため、TRAN-DXのソリューション提供を強化し、AI活用による開発効率化や新たな収益源への対応を進めています。

技術開発の動向や独自性

テンダはTRAN-DXなどのソリューションを提供しており、RPA・AI・ノーコードを統合した独自のソリューションを提供しています。

収益を牽引している製品やサービス

主力製品はDXソリューション事業におけるTRAN-DXなどのソリューションで、ゲームコンテンツ事業も売上は増加しています。

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など

  • PER(会社予想):15.14倍
  • BPS(実績):382.54円
  • 株価:607円

現在の株価はBPSを基準にすると割高に見えます。

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か

直近10日間の株価は600円から662円の間で変動しており、52週高値(1,133円)から大きく下落しています。現在の株価は安値圏にあります。

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価

  • 売上高(過去12か月):5,300百万円
  • 営業利益率:0.71%
  • ROE(実績):9.69%
  • 自己資本比率(実績):70.5%
  • キャッシュフロー:詳細は不明

過去数年分の傾向としては、売上高は増加傾向にあり、利益率は低下しています。

配当利回りや配当性向の分析

  • 配当利回り(会社予想):3.62%
  • 配当性向:57.34%

安定した配当性向を維持しており、株主還元は積極的に行っています。

自社株買いなどの株主還元策

詳細は不明。

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い)

直近10日間の株価は下降傾向にあり、52週高値から大きく下落しています。

株価への影響を与える要因など

  • 業績の変動:第1四半期の営業利益が大幅減少。
  • 市場環境:ITサービス市場の需要は底堅いが、案件が小規模化する傾向。

11. 総評

テンダはITソリューションとゲームコンテンツ開発を主要事業としており、DXソリューション事業で競争優位性を持ちながらも、ゲームコンテンツ事業では利益率の低下が課題となっています。経営戦略はTRAN-DXのソリューション提供と人材投資に重点を置いています。株価は安値圏にあり、配当性向は安定しています。

株価バリュエーション:C(PERが業界平均より高く、株価が割高)

総合評価:B


企業情報

銘柄コード 4198
企業名 テンダ
URL https://www.tenda.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

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