2025年8月期 通期決算説明資料

サイエンスアーツ(証券コード:4412)決算説明資料(25年8月期通期)サマリー

※資料:25年8月期通期決算説明資料(発表日:2025年10月15日)

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:株式会社サイエンスアーツ(Science Arts Inc.)
    • 主要事業分野:フロントラインワーカー向けライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」の開発・販売(ソフトウェア:サブスクリプション型利用料、ハードウェア:周辺機器・独占販売品)
    • 代表者:代表取締役社長 平岡 秀一
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年10月15日(資料日付)
    • 説明会形式:–(資料に明記なし)
    • 参加対象:–(資料に明記なし)
  • 説明者
    • 発表者(役職):–(資料上で代表が主要に紹介されているが、発表担当者の明示はなし)
    • 発言概要:資料全体を通じ、事業進捗(Buddycomの契約拡大・ARR成長)、FY2026計画、中長期(2030年目標)、IP無線機共同開発・AI戦略等を説明
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年8月期(2024年9月~2025年8月相当)
  • セグメント(事業区分)
    • ソフトウェア(Buddycom 利用料/サブスクリプション)
    • 月額/年額のID課金(複数プラン:Talk Lite / Talk Enterprise / Livecast Enterprise)やオプション(Buddycom AI、Buddycomベル、セーフティーサポート等)
    • ハードウェア(アクセサリー等)
    • イヤホン、マイク、専用周辺機器(自社出資先や独占販売権保有製品が多く、付加価値品が売上の大きな割合)
    • その他:オンプレミス等の個別売上等(小額)
業績サマリー(FY2025:2025年8月期実績、対前期比)
  • 主要指標(単位:百万円)
    • 売上高:1,654(+39.7%)
    • 内訳:Buddycom利用料 908(+38.9%)、アクセサリー 744(+41.7%)、その他 1(-71.4%)
    • 売上原価:644(+27.2%)
    • 売上総利益:1,009(+49.0%) 売上総利益率:61.0%(+3.8pt)
    • 販管費:902(+27.3%)
    • 営業利益:107(前期:▲31) 営業利益率:6.5%(+9.1pt)
    • 経常利益:92(前期:▲34)
    • 当期純利益:112(前期:▲31)
    • 年間経常収益(ARR):1,068百万円(+44.6% YoY、FY2025末)
    • 従業員数:62名(期末、+12名)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料に未記載)
  • 進捗状況(対修正計画)
    • 売上実績の修正計画進捗率:105.6%(計画1,566百万円に対し1,654百万円で着地)
    • Buddycom利用料進捗率:101.5%、アクセサリー進捗率:111.1%
  • セグメント別状況(FY2025)
    • Buddycom(ソフト):売上 908 百万円(構成比 ≒ 54.9%)
    • アクセサリー(ハード):売上 744 百万円(構成比 ≒ 45.0%)
    • 解約率:月次解約率は極めて低位で推移(四半期ベースでの平均は資料グラフ参照、概ね0.3~0.4%程度)
    • 契約社数:1,562社(前年同期比 +45.0%)
    • ID数・ID単価:ID数は前年同期比 +50.5%(ID増加がARR成長を牽引)
業績の背景分析
  • 業績ハイライト・トピックス
    • FY2025はBuddycom利用料・アクセサリーの両面で成長。大手顧客での横展開や中小企業の新規獲得が奏功しARRが大きく伸長(FY2025末 1,068百万円)。
    • FY2025で営業黒字化(営業利益107百万円)を達成し、修正計画も上回って着地。
  • 増減要因(売上増の主要因)
    • 大手顧客の横展開(例:JAL、AEON、JR等)と販売代理店経由の継続的受注。
    • 共同開発による付加価値の高いアクセサリー販売の拡大(アクセサリー売上の伸長)。
    • 低解約率によるサブスクリプションのストック収益の拡大。
    • 楽天グループ等との業務提携による宿泊・飲食等の販路拡大効果。
  • コスト構造
    • 販管費は人件費増(採用拡大)や営業投資の増加で増加。ただし売上総利益率は改善し、営業黒字化を実現。
    • FY2026計画では移転に伴う一時費用(加速償却)43百万円を計上予定。
  • 競争環境・競争優位性
    • 競合(国内外のIP無線アプリや従来無線機)に対し、Buddycomは多機能性(高音質音声通話、テキスト化・翻訳、映像配信、MAP通話、AI連携等)で差別化。デバイス面でも独占販売品や共同開発品が多く、ハードの付加価値が高い点を強みとしている。
    • 国際特許の取得やJVCケンウッド等との資本業務提携・共同開発により、IP無線機領域での競争優位を狙う。
  • リスク要因(資料に基づく外部・内部要因)
    • 国内外の経済情勢・業界動向の変化(資料の注意書き)。
    • 通信輻輳(災害時の回線規制など):過去震災では最大70~95%の音声通話規制が発生する旨の記載あり(災害対応はガバメントプラン等で対処)。
    • 競合の機能追随や価格競争、販売パートナー依存、サプライチェーンや機器調達の制約、海外展開に伴う為替リスク等。
    • FY2026の移転・採用等の先行投資による一時的コスト増。
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期方針)
    • ARR拡大(平均+30%増収目標)と中長期での売上50億円超・営業利益10億円超、営業利益率20%超の達成(2030年8月期目標。注:資料ではM&A・海外進出・IP無線機を除く目標値と明記)。
    • ①IP無線機(ハード)との連携・共同開発(JVCケンウッドと共同)により新市場創出(堅牢・防爆等が必要な現場での拡販)→ CEATECでプロトタイプ展示。
    • ②AI(Buddycom AI)の強化:音声でのAI対話、社内マニュアル学習による現場支援・教育支援など。
    • 販路拡大:大手顧客横展開、公共(ガバメントプラン)加速、楽天・ソフトバンク等パートナー連携で宿泊・飲食等の業界展開。
  • 進行中の施策(具体プロジェクト)
    • IP無線機共同開発(JVCケンウッド) → CEATEC 2025出展、北米販売開始計画。
    • Buddycom AI 提供開始(OpenAI等との連携を含む)、社内マニュアル学習サービスの展開(ソフトバンク等と協業)。
    • 公共向けガバメントプランの開発・実証(総務省の災害対策実証採択、消防庁検証、DMAT訓練実証等)。
    • 楽天グループ連携による宿泊・飲食業界での販売拡大(楽天モバイル・楽天トラベル経由)。
    • セーフティーサポート(カスハラ対応機能:緊急通知等、500円/ID・月)等のオプション導入。
  • セグメント別施策と成果
    • 公共:災害時の有効性を実証。ガバメントプランで自治体・中央省庁向け販売を強化。契約社数の増加(公共向けはFY2025で急増)。
    • 宿泊・飲食:楽天との協業でARRが拡大(過去数年で増加)。楽天エコシステムでの横展開を推進。
    • 製造・建設等(IP無線機連携):スマホが利用困難な現場向けにIP無線機の共同開発で新需要創出。
    • 中小・大手小売:大手での横展開と中小開拓の両輪で契約社数・ID数を増加。
将来予測と見通し
  • FY2026(2026年8月期)業績予想(PL、単位:百万円)
    • 売上高:2,069(+25.1%)
    • Buddycom:1,236(+36.0%)
    • アクセサリー:833(+12.0%)
    • 売上総利益率:63.3%
    • 販管費:1,159(+28.5%)
    • 営業利益:150(+40.0%)、営業利益率:7.3%(+0.8pt)
    • 経常利益:148、当期純利益:120
    • ARR(目標):1,377百万円(+28.9% YoY)
    • 従業員数計画:77名(+24.2%)
  • 予想の根拠
    • 大手企業の横展開、公共・中小の新規獲得によりBuddycom利用料の増加を見込む(資料ではBuddycom売上1,227百万円想定)。
    • アクセサリーはFY2025ほどの買替需要は見込まないが一定成長を想定(833百万円)。
    • 先行投資として開発・営業人員採用、移転に伴う一時費用(43百万円)を織込。
  • 中長期計画(2030年目標)
    • CAGR 30%+、売上高 50億円超、営業利益 10億円超、営業利益率 20%超(資料ベースの目標。M&A・海外・IP無線除く目標との注記あり)。
    • 製品横展開(IP無線機含む)、AIとデバイスの連携による新市場創出で目標達成を目指す。
  • マクロ経済等の影響
    • 海外展開や市場試算で為替(TTSレート等)に基づく前提を使用している旨の記載あり(海外拡大時はFXリスクを想定)。
    • 通信インフラや衛星通信の普及がIP無線市場拡大に寄与する一方、災害時の通信輻輳等がサービス有効性に影響する可能性あり。
配当と株主還元
  • 配当方針:–(資料に明示なし)
  • 配当実績(中間・期末・年間):–(資料に明示なし)
  • 特別配当:–(資料に明示なし)
製品やサービス
  • 主要製品/サービス
    • Buddycom(アプリ/プラットフォーム)
    • 主な機能:音声通話(PTT)、同時複数グループ受信、高音質、音声の同時録音・文字起こし・翻訳、映像配信、MAP通話、AI連携(Buddycom AI)、高セキュリティプラン、オンプレミス対応など
    • プラン例(税抜):Talk Lite(600円/月(年)/ID等)、Talk Enterprise、Livecast Enterprise(映像あり)
    • オプション:Buddycomベル(呼び出しQR等)、Buddycom AI、セーフティーサポート(カスハラ対策:500円/ID・月)
    • ハードウェア(アクセサリー)
    • 耐環境・長時間利用のイヤホンマイク、業務用スピーカーマイク等。自社出資先製品や独占販売品が8割以上を占める(付加価値品中心)。
  • サービス提供エリア・顧客層
    • 提供先:国内中心だが北米展開計画あり。顧客はフロントラインワーカー(小売、運輸、医療・介護、宿泊・飲食、製造、公共等)で契約社数は1,500社超。
    • 顧客規模構成:ARR構成は大企業が約83%、中小企業が約17%(FY2025時点、ARRベース)。
  • 協業・提携
    • 楽天グループ(資本業務提携・楽天モバイル・楽天トラベルとの協業で宿泊・飲食等販路拡大)
    • JVCケンウッド(IP無線機の共同開発・販売)
    • ソフトバンク(AI関連や販売パートナー)
    • その他国内大手販売代理店(NTT東日本、KDDI、RICOH等)
重要な注記
  • 会計方針:特段の変更記載なし(資料に明示なし)。FY2026計画に移転に伴う加速償却43百万円を計上予定。
  • リスク要因(資料記載の注意)
    • 本資料の将来見通しは情報作成時点に基づくものであり、国内外経済情勢や業界動向等によって実際の結果は異なる可能性がある旨の注記。
  • その他(今後のイベント等)
    • CEATEC 2025(JVCケンウッドブースにてIP無線機プロトタイプ展示、2025年10月14日~17日)
    • 公共分野での実証(総務省採択、消防庁検証、DMAT訓練等)や万博でのMAP通話導入事例、スターリンクでの運用実績等のトピック。
    • 特許:テキスト化・翻訳、ライブキャスト、Buddycomベル等で国内外の特許を保有(複数国で登録済み)。

(注)本要約は提供された決算説明資料の内容に基づき整理したものであり、投資助言や推奨を目的とするものではありません。不明な項目は「–」としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4412
企業名 サイエンスアーツ
URL https://www.buddycom.net
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。