2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

決算短信要約(Markdown)

対象資料:AGC株式会社 2025年12月期 第3四半期決算短信(IFRS、連結)
開示日:2025年11月5日
注意:以下は提供資料に基づく事実の整理です。投資助言や価値判断は行っていません。不明な項目は“–”としています。

基本情報
  • 企業名:AGC株式会社
  • 上場コード/市場:5201/東証
  • 主要事業分野:建築用ガラス、オートモーティブ(自動車用ガラス等)、電子(ディスプレイ・電子部材)、化学品(エッセンシャル・パフォーマンス化学品)、ライフサイエンス(医薬品受託開発製造)、セラミックス・その他
  • 代表者:代表取締役・社長執行役員 平井 良典
  • 問合せ先:執行役員 広報・IR部長 玉城 和美(TEL: 03-3218-5603)
  • 決算開示日:2025年11月5日(本資料)
  • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け説明会、補足説明資料あり)
  • 会計基準:IFRS(四半期開示基準に準拠)
  • 連結範囲の変更:無
  • 会計方針の変更:無(ただし、会計上の見積りの変更あり。詳細は注記参照)
報告セグメント

(会社の報告セグメントは「建築ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」「セラミックス・その他」)
– 各セグメントの主な取扱い製品(抜粋)
– 建築ガラス:建築用板ガラス、複層ガラス、強化・合わせガラス 等
– オートモーティブ:自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス 等
– 電子:液晶/有機EL用ガラス基板、半導体関連部材、光学部材 等
– 化学品:塩化ビニル樹脂、苛性ソーダ(エッセンシャル)、フッ素製品等(パフォーマンス)
– ライフサイエンス:合成医農薬、バイオ医薬品CDMO 等
– セラミックス・その他:セラミックス製品、物流・金融サービス 等

発行済株式等
  • 期末発行済株式数(自己株式含む):217,434,681株(期末:2025年9月30日)
  • 期末自己株式数:5,075,741株(同日)
  • 期中平均株式数(四半期累計):212,012,961株(2025年第3四半期累計)
  • 時価総額:–(株価情報は資料に含まれていません)
  • 基本的1株当たり四半期純利益(累計):186.25円(2025年1月1日–9月30日)
  • 希薄化後1株当たり四半期純利益:185.95円
今後の予定(資料に明記のあるもの)
  • 決算発表:本開示(第3四半期) 2025年11月5日(実施済)
  • 決算説明会:実施(機関投資家・アナリスト向け)/補足資料はTDnetおよび同社ウェブサイトに掲載
  • 株主総会:–(資料記載なし)
  • その他IRイベント:–(資料記載なし)
主な財務ハイライト(連結・累計:2025年1月1日~9月30日)
  • 売上高:1,512,141 百万円(前年同期比 △1.4%)
  • 営業利益:94,838 百万円(同 +0.9%)
  • 税引前四半期利益:73,190 百万円(前年同期は △74,394 百万円)※前年は損失
  • 四半期純利益(連結):47,704 百万円(前年同期 △94,415 百万円)
  • 親会社の所有者に帰属する四半期純利益:39,488 百万円(前年同期は △106,410 百万円)
  • 当期包括利益合計:18,143 百万円(前年同期 △6,769 百万円)
  • 基本EPS(通期ではなく第3四半期累計の数値上段):186.25円

財政状態(2025年9月30日)
– 資産合計:2,874,161 百万円(前期末比 △155億円)
– 負債合計:1,235,479 百万円(前期末比 +175億円)
– 資本合計:1,638,681 百万円(前期末比 △330億円)
– 親会社所有者帰属持分:1,410,291 百万円
– 親会社所有者帰属持分比率(資本比率):49.1%

キャッシュ・フロー(累計)
– 営業CF:164,749 百万円(入金)
– 投資CF:△126,397 百万円
– 財務CF:△45,945 百万円
– 現金及び現金同等物期末:99,708 百万円(期首 107,988 百万円)

※主要比率(簡便計算、連結・累計ベース)
– 営業利益率(営業利益/売上高):94,838 / 1,512,141 ≒ 6.3%
– 純利益率(親会社帰属) ≒ 39,488 / 1,512,141 ≒ 2.6%
– 総資産回転率(売上高/総資産):1,512,141 / 2,874,161 ≒ 0.526(累計ベース)
– 自己資本比率(連結資本比率):49.1%
– 流動比率(流動資産/流動負債):972,877 / 708,328 ≒ 1.37
– 有利子負債の状況(主要項目の増減)
– 短期有利子負債:129,940 → 168,699 百万円(増)
– 長期有利子負債:409,876 → 433,845 百万円(増)
– 全体の有利子負債は増加(合算値は資料参照)

セグメント別(当第3四半期連結累計:2025/1/1–9/30、単位は百万円→下は概数:億円/十億円換算)

(資料のセグメント表は「億円」表示に相当、ここでは億円→十億表記で整理)
– 合計:売上高 15,121 億円(=1,512,141 百万円)、営業利益 948 億円(=94,838 百万円)
– 建築ガラス:売上高 3,208 億円(320.8bn、前年同期比 △2.7%)、営業利益 100 億円(10.0bn、同 △28.3%)
– 概況:欧州での出荷減、ロシア事業譲渡の影響、アジアで販売価格下落・出荷減等により売上減。原料高で利益減少。
– オートモーティブ:売上高 3,856 億円(385.6bn、同 +2.8%)、営業利益 234 億円(23.4bn、同 +104.7%)
– 概況:欧州での出荷減あるも日本での出荷増、品種構成改善、価格政策により売上増・利益改善。
– 電子:売上高 2,597 億円(259.7bn、同 △2.7%)、営業利益 360 億円(36.0bn、同 △1.1%)
– 概況:ディスプレイ用ガラス基板の出荷増はあるが、EUV用フォトマスクブランクス等の出荷減、円高影響で売上減。収益は横ばい。
– 化学品:売上高 4,313 億円(431.3bn、同 △1.8%)、営業利益 397 億円(39.7bn、同 △11.1%)
– 概況:塩化ビニル樹脂の販売価格下落でエッセンシャル部門は下押し。一方でパフォーマンス化学は半導体・輸送向け需要で寄与。
– ライフサイエンス:売上高 961 億円(96.1bn、同 △3.9%)、営業利益 △162 億円(▲16.2bn、損失)
– 概況:受託案件精算の一時収入剥落、米国拠点での生産不具合等により減収。増設による出荷増はあるが固定費等で損失継続。
– セラミックス・その他:売上高 419 億円、営業利益 19 億円

セグメント貢献ポイント(要旨)
– オートモーティブが営業利益の増加を牽引。
– ライフサイエンスは依然としてマイナス寄与(固定費や一時要因、減損影響)。
– 建築ガラス・化学品は原材料価格上昇や価格下落(製品別)で影響あり。

財務の解説(資料に基づく主な背景)
  • 売上は前年同期比で若干の減少(△1.4%)だが、営業利益は微増(+0.9%)。原燃材料価格上昇やV.C.M.(塩化ビニル)など製品価格の下落、為替(円高)が一部セグメントで影響。
  • 税引前利益・純利益は前年の大幅な減損や関係会社株式売却損の剥落により大幅改善(前年は大幅な損失計上)。
  • 資産合計は前期末比で減少。負債は有利子負債の増加等で増加、結果として資本合計は為替影響等で減少(在外営業体の換算差額の減少が主因)。
  • キャッシュフローは営業CFがプラス(164,749百万円)が確保されている一方、固定資産等の投資を継続(投資CFマイナス)。
配当
  • 中間配当:105.00円(支払済)
  • 期末配当(予想):105.00円
  • 通期配当予想:合計 210.00円(2025年12月期予想、修正なし)
  • 特別配当:無し(資料記載の特別配当は無し、直近公表配当予想の修正なし)
中長期計画との整合性
  • 中期経営計画の詳細・進捗については資料に明確な数値目標の記載はなく、進捗コメントも限定的のため、現資料からの判断は“–”。
  • ただし、ライフサイエンス領域での設備増設や事業再構築(拠点撤退等)の対応が進められている点は注記あり(減損対応含む)。
競合状況・市場動向(資料に基づく主な記載)
  • 市場要因としては、自動車需要(自動車用ガラス)、建築需要(欧州・米国の建築ガラス)、ディスプレイ需要、半導体向けフッ素関連、化学品価格(塩化ビニル等)、為替動向が業績に影響。
  • 資料では、価格政策や品種構成改善が奏功したセグメント(例:オートモーティブ)と、製品価格下落や出荷減が影響したセグメントが併存している旨の説明あり。
今後の見通し(業績予想)
  • 2025年12月期(通期)業績予想(2025/1/1–12/31、直近公表からの修正なし)
    • 売上高:2,050,000 百万円(通期、前年同期比 △0.9%)
    • 営業利益:120,000 百万円(△4.6%)
    • 税引前利益:97,000 百万円
    • 当期純利益(親会社帰属):57,000 百万円
    • 1株当たり当期純利益(通期予想):268.84円
  • リスク要因(資料記載および一般的な事業リスク)
    • 為替変動(円高・円安)
    • 原材料・エネルギー価格の変動
    • 半導体・ディスプレイ等最終需要の変化
    • ライフサイエンス拠点での生産不具合や受注見通しの変化
    • 規制・地政学的リスク(例:事業譲渡等の影響)
重要な注記(会計・監査等)
  • 会計方針の変更:無し
  • 会計上の見積りの変更:有(減損等の見積り変更が注記にあり)
    • ライフサイエンス(AGC Biologics, Inc.等)に関して、拠点撤退の決定等により減損の兆候を認識し、減損損失(当第3四半期累計で計上された減損等)を認識。第2四半期に実施した減損テストの結果(例:7,724 百万円等、レベル3評価要素含む)。
    • 前期比較では前第3四半期累計に大きな減損(70,410百万円等)やロシア事業譲渡に伴う関係会社株式売却損(35,999百万円)等が含まれていた。
  • その他収益・費用の内訳:為替差損益、固定資産売却益、固定資産除却損、減損損失、事業構造改善費用 等が主な項目
  • 監査(期中レビュー):有限責任あずさ監査法人による期中レビュー有。結論は「要約四半期連結財務諸表が準拠していないと信じさせる事項は認められなかった」(限定事項なし)。
補足(資料中の主要ポイントまとめ)
  • 売上は微減だが営業利益は微増。前年の大幅な減損・譲渡損の剥落により税引前利益・純利益は大幅改善。
  • セグメントでは「オートモーティブ」が利益改善を牽引。一方「ライフサイエンス」は一時的要因や減損の影響で損失計上が継続。
  • 投資は継続(固定資産取得等)。有利子負債は増加している点は留意。
  • 配当見通しは年間210円(中間105円、期末予想105円)で変更なし。

重要:本要約は提供頂いた決算短信の記載事項を整理したものです。投資判断に当たっては、会社の補足資料(決算説明資料)、TDnet開示、ならびに市場情報やご自身の判断を併せてご確認ください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5201
企業名 AGC
URL http://www.agc.com
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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