EPSとBPSに基づく評価
- 予想EPS: 227.22円
- 実績BPS: 3,792.72円
- 現在の株価: 3,345円
- PER（会社予想）: 14.72倍
現在の株価は予想EPSを基にすると割安評価に見えます。BPSは非常に高かったが、これは過去の実績であり、将来の儲けの見込みとは一致しない可能性があります。
株価推移
- 50日移動平均線: 3,386.30円
- 200日移動平均線: 3,413.32円
- 現在の株価: 3,345円
現在の株価は50日移動平均線と200日移動平均線の両方より低い位置にあり、テクニカル分析上は安値圏に位置しています。
主要財務指標
- 過去12か月間の売上高: 159.66億円
- 利益率: -1.75%
- ROE（過去12か月）: -3.72%
- ROA（過去12か月）: -0.17%
- 自己資本比率（連）: 40.9%
売上高は前年比で10%減少し、利益率もマイナスとなっています。ROEとROAも低い水準にあり、財務的には厳しい状況です。
過去数年分の傾向
- 売上高: 減少傾向
- 利益: 赤字が続いている
- ROE: 低下傾向
財務状況は悪化の一途を辿っており、業績の改善が見込めない状況です。
競争力と課題
- 競争優位性: シールド工法、無人化掘削工法で大型土木工事に強みがある。
- 課題: 建設コストの高騰が業績に影響を与えている。
業界内での競争力はあるものの、コスト高が大きな課題となっています。
経営ビジョンと戦略
- 中期経営計画: 公共投資の堅調な動きを活かした事業拡大を目指す。
- 重点分野: 土木事業と建築事業の強化。
経営陣は公共投資の活用と事業拡大を掲げています。
収益モデルと市場ニーズへの適応力
- 収益モデル: 主に建設業を通じた収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 技術革新により大型土木工事に強みを持つが、コスト高は課題。
事業モデルは持続可能ではあるが、コスト高への対応が重要です。
技術開発の動向と主力製品
- 技術開発: シールド工法、無人化掘削工法の開発に力を入れている。
- 主力製品: 主に土木および建築事業。
技術革新により主力製品の競争力を高めています。
配当利回りと配当性向
- 予想配当利回り: 3.41%
- 予想配当性向: 502.84%
高配当性向のため、配当性向の持続性には疑問が残ります。
自社株買い
- 自己株買い: 行っていない。
株価の変動傾向
- 直近10日間の株価: 下降傾向
株価は下降傾向にあり、投資家関心も低調です。
総評
大豊建設は技術革新により競争力を持つ一方で、コスト高が業績に悪影響を与えています。財務状況は厳しく、株価もテクニカル分析上は安値圏に位置しています。中期経営計画では事業拡大を目指すも、コスト高への対応が課題です。投資家にとっては、高配当性向による配当性向の持続性に注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 1822 |
| 企業名 | 大豊建設 |
| URL | http://www.daiho.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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