1. 企業情報
企業名: 株式会社インタートレード
概要: インタートレードは、金融、ビジネス、ヘルスケアソリューションを提供する企業です。主要事業として、証券・FX向けシステム開発・保守、ビジネスソリューション、ヘルスケア事業を展開しています。さらに、暗号資産交換業者の持分も保有しています。
事業内容:
– 金融ソリューション事業：証券ディーリングシステム、FXシステム、暗号資産プラットフォーム
– ビジネスソリューション事業：ITサポート、グループ経営管理ソリューション
– ヘルスケア事業：機能性食材を使った健康食品・化粧品の開発・販売
設立年月日: 1999年1月25日
住所: 〒104-0033 東京都中央区新川1-17-21 茅場町ファーストビル
代表者名: 西本 一也
従業員数: 95人
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
– 競争優位性: 金融ソリューション事業において、東京証券取引所のarrowhead4.0やWEB3関連のパートナーシップ（Fireblocks）を活用した製品改修・新規取組を実施。ヘルスケア事業では機能性表示食品の取得により新商品展開の機会あり。
– 課題: ビジネスソリューション事業では主力製品の追加開発案件が減少、人件費増加による損益悪化。ヘルスケア事業では新商品の販売時期遅延。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
– 持分法適用会社であるAndGoの株式取得により暗号資産/WEB3領域の強化を目指す。
– ヘルスケア事業では機能性表示食品の取得により新商品「エストロリッチ ピュア」を第4Q以降展開予定。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– 金融ソリューション事業の強化と新規事業の開拓。
– ヘルスケア事業における新商品の開発と市場投入。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
– 金融ソリューション事業では、東京証券取引所のarrowhead4.0やWEB3関連の取組により収益モデルの適応性を高めている。
– ヘルスケア事業では機能性表示食品の取得により市場ニーズの変化に対応。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
– 金融ソリューション事業ではarrowhead4.0関連のエンハンス受注、FireblocksとのWEB3関連パートナーシップを活用。
– ヘルスケア事業では機能性表示食品「ITはなびらたけ」関連商品の開発。
収益を牽引している製品やサービス:
– 金融ソリューション事業における証券・FXシステム、暗号資産プラットフォーム
– ヘルスケア事業における機能性食材「ITはなびらたけ」関連商品
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– EPS（会社予想）：-20.18
– BPS（実績）：153.50
– 現在の株価：833.0円
– 株価/BPS比：5.43倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 52週高値：1,440円
– 52週安値：291円
– 現在の株価：833.0円
– 分析：株価は52週高値から大きく下落しており、安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高（過去12か月）: 1,849百万円
– 営業利益（過去12か月）: 80,242百万円
– ROE（実績）: -7.63%
– 自己資本比率（実績）: 74.2%
– キャッシュフロー（直近四半期）: 723百万円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
– 売上高は減少傾向（2024年9月期：1,849百万円、2023年9月期：2,011百万円）
– 営業利益は増加傾向（2024年9月期：80,242百万円、2023年9月期：199,542百万円）
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）：0.00%
– 配当性向：0.00%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は上昇傾向（2025年5月14日：378円、2025年5月27日：386円）
株価への影響を与える要因:
– 金融市場の動向、関連会社の業績、新商品の販売時期遅延
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
– インタートレードは金融ソリューションとヘルスケア事業を主力とし、WEB3関連の事業拡大を目指す。しかし、ビジネスソリューション事業ではコスト増加による損失が顕著である。株価は52週安値圏に位置し、投資家関心は低調。財務面では自己資本比率は高く、負債は減少している。
12. 企業スコア
成長性: B（LTM売上成長率がマイナス）
収益性: C（ROEが負の水準）
財務健全性: A（自己資本比率74.2%）
株価バリュエーション: D（PBRが業界平均を上回る）
企業情報
| 銘柄コード | 3747 |
| 企業名 | インタートレード |
| URL | http://www.itrade.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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