2025年度第1四半期決算説明資料

2025年7月31日 旭化成株式会社 — 2025年度第1四半期 決算説明資料 要約

※出典:会社提出資料(決算説明資料、Financial Factbook)
(詳細データ)https://www.asahi-kasei.com/jp/ir/library/finance/xlsx/2506-factbook.xlsx

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:旭化成株式会社
    • 主要事業分野:ヘルスケア(医薬・ライフサイエンス、クリティカルケア)、住宅(住宅・建材)、マテリアル(エレクトロニクス、カーインテリア、エナジー&インフラ、コンフォートライフ、パフォーマンスケミカル、エッセンシャルケミカル 等)、その他(消去又は全社)
    • 代表者名:–(資料に明記なし)
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年7月31日(資料日付)
    • 説明会形式(オンライン/オフライン):–(資料に明記なし)
    • 参加対象:–(資料に明記なし)
  • 説明者
    • 発表者(役職):–(資料に明記なし)
    • 発言概要(資料の主な説明ポイント)
    • 2025年度第1四半期は営業利益が前年同期比増益、四半期純利益は事業撤退に伴う損失等により減益。
    • 上期(第1四半期+第2四半期)予想は第1四半期の進捗を踏まえ前回予想(5月発表)から上方修正。医薬・ライフサイエンスの進捗が良好。
    • 事業ポートフォリオ変革(重点成長への投資、構造転換)の進行状況と代表的施策(MMA等の事業撤退、プラノバ工場増強、LIBセパレータ関連の契約等)。
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年度第1四半期(2025年4月〜6月)
    • 次回決算発表予定日(第2四半期):2025年11月5日
    • 決算説明資料提示日:2025年7月31日
    • 配当支払開始予定日:–(資料に明記なし)
  • セグメント(2025年度からの開示区分)
    • ヘルスケア:医薬・ライフサイエンス、クリティカルケア
    • 住宅:住宅(建築請負、不動産開発、賃貸管理・不動産流通、リフォーム等)、建材
    • マテリアル:エレクトロニクス、カーインテリア、エナジー&インフラ、コンフォートライフ、パフォーマンスケミカル、エッセンシャルケミカル、マテリアル共通
    • その他:消去又は全社(コーポレート等)
業績サマリー(連結)
  • 主要指標(2025年度第1四半期 実績/前年同期比)
    • 売上高:7,383億円(+0.3%)
    • 営業利益:537億円(+7.6%)
    • のれん償却前営業利益:617億円(+6.7%)
    • EBITDA:1,009億円(+7.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:197億円(▲42.2%)
    • EPS(上期想定の記載有り):–(四半期EPSは資料に分解)
  • 進捗状況(中期経営計画・年度目標に対する進捗)
    • 2025年度 上期予想(連結)
    • 売上高(上期): 15,040億円(上期前年比+0.9%)
    • 営業利益(上期): 1,050億円(上期前年比▲3.6%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益(上期): 610億円(上期前年比+1.2%)
    • 第1四半期の営業利益537億円は、上期予想1,050億円に対して約51.1%の進捗
    • 中期経営計画(現中計2025–2027)では「重点成長(ヘルスケア等)」比率の拡大を目指し、2027年度ののれん償却前営業利益は目標3,060億円(重点成長比率約50%目標)
  • セグメント別(2025年度第1四半期 実績)
    • ヘルスケア
    • 売上高:1,551億円(前年同期比+6.4%)
    • 営業利益:227億円(+45.6%)
    • 主な要因:医薬・ライフサイエンス(Envarsus XR等の販売増、Calliditas連結影響)、クリティカルケアの製品価格上昇等
    • 住宅
    • 売上高:2,589億円(+9.5%)
    • 営業利益:224億円(+31.5%)
    • 主な要因:建築請負の平均単価上昇、不動産開発(分譲マンション)販売戸数増、建材の堅調
    • マテリアル
    • 売上高:3,166億円(▲9.7%)
    • 営業利益:149億円(▲39.8%)
    • 主な要因:円高影響、エッセンシャルケミカル事業における定期修理や在庫受払差、事業構造転換(MMA等の事業撤退)等
    • その他(消去または全社等):営業利益で-63億円(注:全社共通費の配賦比率変更あり。全社の営業利益総額には影響なし)
業績の背景分析
  • 業績概要(ハイライト)
    • 営業利益は増益(+7.6%)だが、四半期純利益は事業撤退に伴う損失などを計上したため大幅減(▲42.2%)。
    • ヘルスケア(医薬)の寄与が大きく、住宅事業も堅調。マテリアルが為替・市況・一過性要因で減益。
  • 増減要因(主要)
    • プラス要因
    • 医薬(Envarsus XR等)とCalliditasの連結により医薬部門で数量・収益性が改善(ヘルスケア営業利益 +71億円)。
    • 住宅では建築請負単価上昇、不動産開発の販売増で増益(住宅営業利益 +53億円)。
    • 原燃料価格下落は一部でプラス影響(マテリアルの原燃料因で改善)。
    • マイナス要因
    • 円高の影響(為替換算差でのマイナス)。
    • エッセンシャルケミカル事業の定期修理や在庫受払差、交易条件の悪化。
    • MMA等の事業撤退に伴う特別損失(マテリアル側の一時費用)。
    • 営業外損益の悪化(支払利息増や為替差損等)。
  • 競争環境
    • 医薬・クリティカルケア:海外(米国)市場での製品導入や新規製品(Tarpeyo等)が成長を牽引。CDMO需要(Bionova)等で受注拡大。
    • 電子材料・半導体関連(エレクトロニクス):AIサーバー向け等の需要拡大へ生産能力増強(パイメル等)。
    • カーインテリア等は地域別に需給の差(北米・欧州の回復状況)による影響を受ける。
  • リスク要因(資料で挙げられている主な外部リスク)
    • 米国関税政策(調達コスト上昇)とサプライヤーの価格転嫁リスク(対応:備蓄在庫活用、価格転嫁、調達先変更等)。
    • 為替変動(円高の利益・資産への影響)。
    • 石化市況の低下や自動車市場の需要減少(マテリアルへの影響)。
    • 世界景気の停滞、需要減退、サプライチェーン問題。
    • 事業撤退・構造転換に伴う一時損失や法規制変更等。
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期経営計画:現中計2025〜2027「Trailblaze Together」)
    • 「重点成長」事業(ヘルスケア、海外住宅、エレクトロニクス等)への積極投資と刈り取り。
    • 「戦略的育成」分野への投資(ライフサイエンス、エナジー&インフラ等)。
    • 「収益改善・事業モデル転換」による低収益事業の構造転換(MMA等の撤退等)。
    • 資本効率の向上(投資ハードルの適用強化、資本構成の最適化、株主還元方針の明確化)。
  • 進行中の主要施策(資料での直近発表)
    • プラノバ(ウイルス除去フィルター)新紡糸工場建設(発表:7月29日)
    • MMA、CHMA、アクリル樹脂、SBラテックスの事業撤退とアセトニトリル供給体制再構築(発表:5月27日)
    • 豊田通商とLIB用湿式セパレータ「ハイポア」のキャパシティライト契約(発表:7月31日)
    • フィンランドの水素プロジェクトからコンテナ型アルカリ水電解システム「Aqualyzer-C3」を受注(発表:7月30日)
    • 過去の買収・投資(Calliditas、Bionova、Focus、ODC等)により医薬・CDMO等の事業拡大を推進
  • セグメント別施策と進捗(要点)
    • ヘルスケア:医薬(Envarsus XR、Tarpeyo等)の販売拡大、CDMO受注拡大、プラノバの生産能力拡大
    • 住宅:国内は大型物件・高付加価値化で単価上昇、海外(北米・豪州)はSynergosモデル等で事業基盤強化(北米は回復遅れで下方修正)
    • マテリアル:エレクトロニクスではパイメル等の能力増強、セパレータは北米一貫工場建設(収益貢献は進捗に依存)、エッセンシャルケミカルは事業撤退で構造転換を加速
将来予測と見通し
  • 業績予想(2025年度上期(1Q+2Q)予想:連結)
    • 売上高:15,040億円(上期前年比+0.9%)
    • 営業利益:1,050億円(上期前年比▲3.6%) — 前回(5月)予想から上方修正
    • のれん償却前営業利益:1,210億円(上期前年比▲2.9%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:610億円(上期前年比+1.2%) — 前回予想から上方修正(第2四半期で特別損益改善を見込むため)
    • 為替・ナフサ前提(上期想定):USD=145円、EUR=167円、国産ナフサ ~63,000–66,300円/kl(四半期別に前提記載あり)
  • 中長期計画の進捗性
    • 現中計では「重点成長」事業の収益比率拡大を目指す。Q1実績はヘルスケアの伸長で計画の方向性と合致しているが、マテリアルの市況悪化などが短期的な足かせ。
    • 2027年度目標(のれん償却前営業利益3,060億円、重点成長比率約50%)達成には、引き続き医薬等の収穫とマテリアルの構造転換が必要。
  • マクロ経済の影響
    • 為替(USD/JPY、EUR/JPY)の動向、ナフサ/石化市況、世界景気(特に米国・自動車市場)の需要動向が業績に影響。
    • 米国関税政策やサプライヤーの価格転嫁が事業採算に影響を与えるリスク(各事業で備蓄在庫活用や価格転嫁などの対応を実施)。
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 中期的なFCF見通しを踏まえ株主還元水準を判断。
    • DOE(調整後)3%を目安とした中長期的な累進配当を目指す。
    • 自己株式取得は資本構成適正化や投資案件、株価状況等を勘案して判断。
  • 配当実績(資料)
    • 2025年度の年間配当予想:40円(2024年度比で2円増配)
    • 中間配当(2025年度):20円(前年同期比+2円、前回予想から変更なし)
  • 特別配当:資料に特別配当の予定はなし(該当記載なし)
製品・サービス(主要)
  • 医薬(ヘルスケア)
    • 主力製品:Envarsus XR(免疫抑制剤、米国)、Tarpeyo(腎疾患治療剤、Calliditas)、国内製剤(テリボン等)
    • 研究開発:TA799(短腸症候群、フェーズIII)、ART-123等(各フェーズ進行)
  • ライフサイエンス
    • ウイルス除去フィルター「プラノバ」(新紡糸工場建設)、CDMO事業(Bionova)
  • クリティカルケア
    • ACT(除細動器、AED等)、CMS(着用型自動除細動器 LifeVest)等
  • マテリアル(製品例)
    • セパレータ(LIB用湿式セパレータ「ハイポア」等)、パイメル(半導体保護膜/層間絶縁膜)、カーインテリア材料、電子材料(IC向け材料、感光性絶縁材料等)
  • 協業・提携
    • 豊田通商:ハイポアのキャパシティライト契約
    • フィンランドの水素プロジェクト:Aqualyzer-C3受注
    • 各種M&A・買収(過去:Calliditas、Bionova、Focus、ODC等)で事業を強化
重要な注記
  • 会計方針・開示変更
    • 2025年度より全社共通費の配賦比率を変更(セグメント別の営業利益に影響あり。ただし全社合計の営業利益には影響なし)。前年同期比較の際は配賦変更影響を考慮する必要あり(資料36ページ参照)。
    • 2025年度からの開示区分変更(セグメント内のサブセグメント再編)に伴い、2024年度実績は遡って組替え表示。
  • 特記事項(リスク等)
    • MMA等の事業撤退に伴う損失計上、事業構造改善費用の計上等、一時性の費用が四半期純利益を押し下げている。
    • 為替前提・ナフサ前提は資料に示された前提値を参照のこと(実績・見通しはこれらの前提変動に敏感)。
  • その他
    • 次回開示予定:2025年度第2四半期 決算発表(予定日:2025年11月5日)
    • 業績見通しに関する注意:資料中の見通しは現時点の情報・前提に基づくものであり、実際の業績は様々な要因で変動する可能性がある旨の開示あり。

必要に応じて、以下の追加情報を抽出します(ご希望の項目を指定してください)
– セグメント別のより詳細な損益分解(数量因・売価因・為替等)
– 製品別売上(主要薬剤の数量・金額推移)
– キャッシュフロー・貸借対照表の主要数値と注目点
– 中期経営計画(数値目標)と現在のギャップ分析


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3407
企業名 旭化成
URL http://www.asahi-kasei.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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