企業概要
- 企業名: 日本紙パルプ商事株式会社
- 業種: 商社・卸売、卸売業
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 設立年月日: 1916年12月15日
- 代表者名: 渡辺 昭彦
- 本社所在地: 東京都中央区勝どき3-12-1 フォアフロントタワー
- 従業員数: 4,170人
現在の株価の評価
- 株価: 685.0円
- PER（会社予想）: 8.44倍
- PBR（実績）: 0.62倍
- EPS（会社予想）: 81.18円
- BPS（実績）: 1,103.94円
評価:
– PER: 業界平均PERが12.1倍に対して、日本紙パルプ商事のPERは8.44倍と低い水準。成長性が見込まれる企業として評価が低いことを示唆している。
– PBR: PBRが0.62倍と低い水準で、株価が過小評価されている可能性がある。
テクニカル分析
- 50日移動平均線: 664.52円
- 200日移動平均線: 621.78円
- 直近10日間の株価推移: 株価は663円から688円の間で推移しており、200日移動平均線を上回っており、中長期的には上昇トレンドにある。
評価:
– 高値圏: 株価は50日移動平均線を上回っており、短期的には上昇傾向にある。
財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 541.27B円
- 利益率: 1.99%
- ROE（過去12か月）: 8.54%
- ROA（過去12か月）: 2.75%
- キャッシュフロー: 総キャッシュ 17.54B円、総負債 82.22B円、負債比率 55.65%
評価:
– 売上高と利益率: 売上高は541.27B円と高水準で、利益率1.99%は堅調。
– ROEとROA: ROEが8.54%、ROAが2.75%と健全な財務状態を示している。
– 負債比率: 負債比率が55.65%と高めだが、ROEとROAが健全であることから、財務リスクは比較的低い。
業界のポジションと市場シェア
- 国内市場: 国内紙流通首位、製紙2強の取扱高が多い。
- 海外事業: 米や中国など海外拡大を進めている。
評価:
– 競争優位性: 国内市場で強い競争力を持ち、海外市場への拡大も進めている。
経営戦略と重点分野
- 中期経営計画: 「OVOL中期経営計画2026」に基づき、海外事業拡大を進めている。
- 重点分野: 紙・板紙の卸売、製紙加工、環境原材料、不動産賃貸。
評価:
– 戦略: 海外事業の拡大に重点を置きつつ、国内市場での競争力を維持している。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 紙・板紙の卸売、製紙加工、不動産賃貸、環境原材料の販売。
- 市場ニーズへの適応力: デジタル化の進行にも対応しつつ、再生紙の注力も進めている。
評価:
– 持続可能性: 多角化戦略により、事業モデルの持続可能性が高い。
技術革新と主力製品
- 技術開発: 主要な技術革新の動向は明示されていないが、再生紙の開発に注力している。
- 主力製品: 紙・板紙製品、電子部品、容器材料など。
評価:
– 技術革新: 再生紙の開発に注力しているが、具体的な技術革新の情報は不明。
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.65%
- 1株配当（会社予想）: 25.00円
- 配当性向: 22.03%
評価:
– 株主還元: 配当利回り3.65%と、安定した配当性向を維持している。
株価モメンタムと投資家関心
- 直近10日間の株価変動: 663円から688円の間で推移しており、上昇トレンドにある。
- 出来高: 平均12万株程度。
評価:
– モメンタム: 株価は上昇トレンドにあり、投資家の関心も高め。
総評
日本紙パルプ商事は国内外で強い競争力を持ち、海外事業拡大に力を入れつつ、国内市場での競争力を維持している。財務状態は健全で、ROEとROAも高い。株価は上昇トレンドにあり、配当性向も適切な水準を維持している。ただし、技術革新の具体的な動向は不明である。
全体的な見解:
成長性と安定した配当性向が見込める企業であり、特に財務状況が堅調なことを考慮すると、投資対象として魅力的である。ただし、技術革新の具体的な動向を確認する必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 8032 |
| 企業名 | 日本紙パルプ商事 |
| URL | http://www.kamipa.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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