愛媛銀行(8541)企業分析レポート
最終更新: 2025-11-29
本資料は公開情報に基づく企業分析であり、投資助言を目的とするものではありません。数値は明記のない限り連結ベース。
1. 企業情報
- 事業内容の説明
- 地域金融業を中心に銀行(預金・貸出・為替)およびリース事業を展開。1915年創業、松山市に本店。愛媛を地盤に四国全域へ展開する第二地方銀行。
- ネット専業支店を含むチャネルを持ち、地場産業の振興に積極的。
- 主力製品・サービスの特徴
- 預金: 定期35%、普通46%、当座4%、通知1%、他13%
- 資産構成: 現・預け金9%、有価証券20%、貸出金67%、他4%
- 融資先: 中小企業等向け73%、住宅・消費者向け29%(2025/3)
- セグメント: 銀行、リース
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション
- 四国全域に展開する第二地銀。県内預貯金シェアは1割強。
- 競争優位性・課題
- 地域密着と地場産業支援の姿勢、ネット支店を含むチャネル整備が特徴。
- ROE・ROAはベンチマーク(ROE10%、ROA5%)対比で低位(ROE 4.36%、ROA 0.21%)。
- 市場動向と対応
- 直近の売上成長(過去12か月売上+24.9% YoY)、利益成長(同+60.8% YoY)を計上。詳細な施策や個別対応の記載は—。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・戦略
- 地域経済・地場産業の振興に積極的、グループの健全経営を徹底(決算短信)。
- 中期計画・重点施策
- —(データなし)
- 新製品・新サービスの展開
- —(決算短信上の具体記載なし)
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルと適応力
- 預金調達に基づく貸出金利回り・有価証券運用収益、手数料等が基盤。リース事業も補完的に寄与。
- ネット支店の活用などチャネル多様化の取り組みが確認できるが、具体的なKPIは—。
- 売上計上時期の偏り
- —(データなし)
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向・独自性
- —(データなし)
- 収益を牽引する製品・サービス
- 資産配分から貸出・運用が中心。品目別貢献の内訳は—。
6. 株価の評価(バリュエーションの現況)
- 現在株価: 1,317円
- 指標
- EPS(会社予想): 148.51円 → PER 8.87倍
- BPS(実績): 3,649.49円 → PBR 0.36倍
- 業界平均との比較(銀行)
- 平均PER 10.7倍、平均PBR 0.4倍
- 当社: PER・PBRともに業界平均比で低位水準
- 参考試算(提供値)
- 目標株価(PER基準=業界平均10.7倍×TTM EPS 157.78円): 約1,688円
- 目標株価(PBR基準=業界平均0.4倍×BPS 3,649.49円): 約1,460円
7. テクニカル分析
- トレンドと位置
- 年初来高値: 1,328円、年初来安値: 874円
- 現在値は年初来高値から約-0.8%の水準で上限レンジ近辺。
- 50日移動平均 1,223.54円、200日移動平均 1,108.31円 → 現在値は両線上方。
- 直近推移
- 10日間で1,257→1,317円へ上昇。11/27に年初来高値を更新。
- 出来高・売買代金
- 本日出来高 65.7千株、売買代金 86.6百万円。
- 3か月平均出来高 89.45千株、10日平均 79.76千株 → 本日は平均をやや下回る水準。関心は直近高値圏ながら過度な膨張は—。
8. 財務諸表分析
- 売上・利益(連結)
- 売上(Total Revenue): 35,455(2022)→38,179(2023)→43,086(2024)→43,840(2025)→過去12か月 45,822(単位同一)
- 税引前利益: 8,805→8,186→7,086→7,713→過去12か月 8,253
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 5,779→5,391→5,055→5,715→過去12か月 6,162
- 収益性指標
- ROE(過去12か月): 4.36%
- ROA(過去12か月): 0.21%
- 営業利益率(過去12か月): 10.52%
- 利益率は安定、ROE/ROAは低位。
- 四半期進捗
- 2026/3期 通期予想純利益: 58億円
- 過去12か月純利益: 約61.6億円 → 現状値は通期予想水準を上回るレンジ(時点のズレに留意)。
9. 財務健全性分析
- 自己資本比率(連結): 4.6%(2025/3)
- 総資産: 2,962,667百万円、純資産: 135,716百万円(2025/3)
- キャッシュ・負債(直近四半期)
- 現金等: 289.31bn円(1株当たり 7,404.7円)
- 有利子負債: 77.66bn円
- 流動比率・D/E等: —(データなし)
- 借入金の動向・金利負担: —(データなし)
- コメント
- 銀行業特有のバランスシート構造につき、一般事業会社の指標単純比較は限定的有用。自己資本比率は低位。
10. 収益性分析
- ROE: 4.36%(ベンチマーク10%に対し低位)
- ROA: 0.21%(ベンチマーク5%に対し低位)
- 利益率: 営業利益率 10.52%、当期純利益率 12.42%(過去12か月)
- 推移
- 売上・純利益は直近年で増加傾向。ROE/ROA改善余地はあり。
11. 市場リスク評価
- ベータ(5年・月次): -0.24(市場感応度は低め)
- 52週レンジ: 874〜1,328円、現在値は上限近辺
- ボラティリティ・リスク指標
- 年間ボラティリティ 28.71%、最大ドローダウン -31.55%
- 年間平均リターン -8.07%、シャープレシオ -0.30
- 事業リスク(短信記載)
- インフレ・地政学リスクの高まり等により、取引先の経営、有価証券運用、不動産価格の大幅悪化が業績・財政に影響する可能性。
12. バリュエーション分析
- 業種平均比
- PER: 8.87倍 vs 10.7倍(平均比低位)
- PBR: 0.36倍 vs 0.4倍(平均比低位)
- 参考目標株価レンジ(倍率適用による機械的試算)
- PER基準: 約1,688円(TTM EPS 157.78×10.7倍)
- PBR基準: 約1,460円(BPS 3,649.49×0.4倍)
- 現在株価 1,317円との乖離は上記レンジ参照。
13. 市場センチメント分析
- 信用取引
- 信用買残 533千株(前週比 +31.5千)、信用売残 21.4千株(前週比 -8千)
- 信用倍率 24.91倍 → 信用買い優勢(買い長)
- 株主構成(抜粋)
- インサイダー保有率: 19.70%、機関投資家保有: 17.33%、フロート: 21.9M株
- 主な株主: 日証金信託(8.97%)、日本カストディ(4.31%)、自社行員持株会(3.41%)、伊予鉄グループ(2.86%)ほか
- 大株主の動向
- —(データなし)
14. 株主還元と配当方針
- 配当
- 実績: 2024/3期 32円、2025/3期 34円
- 予想: 2026/3期 36円(うち創業110周年記念配当2円を含む)
- 配当利回り(会社予想): 2.73%、配当性向: 21.54%
- 権利落ち予定日: 2026/3/30
- 自社株買い・その他
- —(データなし)
- ストックオプション等
- —(データなし)
15. 最近のトピックスと材料
- 決算・開示
- 2025/3期: 経常収益 66,146百万円(+1.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 5,715百万円(+13.1%)
- 2026/3期期末に創業110周年記念配当(+2円)を予定
- 業績インパクト
- 記念配当は株主還元の一時的上積み。大型受注・新規拠点等の記載は—。
16. 総評(要点整理)
- 強み
- 四国での地域密着基盤、県内での一定の預貯金シェア
- 直近の売上・利益の伸長、キャッシュの厚み
- バリュエーション指標は業界平均比で低位
- 弱み
- ROE・ROAがベンチマーク対比で低位
- 自己資本比率(連結)4.6%と低位水準
- 機会
- デジタルチャネル(ネット支店)活用余地
- 直近の収益成長の継続可能性(詳細施策は—)
- 脅威
- マクロ(インフレ・地政学)、運用環境・不動産価格変動の影響
- 高値圏での推移と信用買い優勢による需給動向
- 業界平均倍率とのギャップ、収益性指標の改善動向
- 規制・資本政策(自己資本比率)の推移
17. 企業スコア(S/A/B/C/D)
- 成長性: B
- 売上・利益の増加(TTMで増加、四半期YoY成長)を反映。中期施策の詳細は—。
- 収益性: C
- ROE 4.36%、ROA 0.21%、利益率は2桁だが資本効率は低位。
- 財務健全性: D
- 自己資本比率 4.6%(指標基準に照合)。流動比率・D/Eは—。
- 株価バリュエーション: A
- PER・PBRとも業界平均比で低位。参考目標株価レンジ(1,460〜1,688円)との比較が可能。
【基本データ】
– 市場: 東証プライム(銀行業)
– 時価総額: 519.25億円
– 発行株式数: 39,426,777株
– 株価レンジ(52週): 874〜1,328円
– Beta: -0.24
– Piotroski F-Score: 1/9(参考スコア)
出典: 会社公表データ、決算短信(2025年3月期)、提示各種指標・市場データ(本稿記載の通り)
企業情報
| 銘柄コード | 8541 |
| 企業名 | 愛媛銀行 |
| URL | http://www.himegin.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 銀行 – 銀行業 |
バリュー投資分析(5年予測・参考情報)
将来のEPS成長と配当を予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 1,317円 |
| EPS(1株利益) | 148.51円 |
| 年間配当 | 2.73円 |
予測の前提条件
| 予想EPS成長率 | 3.0% |
| 5年後の想定PER | 8.9倍 |
5年後の予測値
EPS成長率と想定PERを基に算出した5年後の理論株価と累計配当です。
| 予想EPS | 172.16円 |
| 理論株価 | 1,527円 |
| 累計配当 | 15円 |
| トータル価値 | 1,542円 |
現在価格での試算リターン
現在の株価で購入した場合に期待できる年率換算リターン(CAGR)の試算値です。
| 試算年率リターン(CAGR) | 3.21% (参考:低水準) |
目標年率ごとの理論株価(参考値)
目標とする年率リターンを達成するための理論上の買値と、さらに50%の安全域を確保した価格です。
| 目標年率 | 理論株価 | 安全域価格 | 現在株価との比較 |
|---|---|---|---|
| 15% | 767円 | 383円 | × 算出価格を上回る |
| 10% | 957円 | 479円 | × 算出価格を上回る |
| 5% | 1,208円 | 604円 | × 算出価格を上回る |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.3)」によって自動生成されました。
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