個人投資家の皆様へ
本レポートは、株式会社シーボン(証券コード:4926)の企業分析を、公開情報に基づいて実施したものです。投資判断の一助としてご活用ください。
1. 企業情報
- 事業内容などのわかりやすい説明
株式会社シーボンは、高級化粧品や医薬部外品の製造販売を手掛ける企業です。自社で製品を開発・製造し、主に直営のビューティサロンを通じて顧客に直接販売するビジネスモデルを特徴としています。製品購入後のアフターサービスとして、顧客の購入額に応じた無料サロンケアを提供することで、顧客との長期的な関係構築とロイヤルティ向上を図っています。 - 主力製品・サービスの特徴
主力はスキンケアを中心とした高級化粧品です。自社サロンでの専門的なカウンセリングと施術を組み合わせることで、顧客一人ひとりに合わせたパーソナルな美容体験を提供しています。これにより製品の魅力を高め、リピート購入を促す独自の販売戦略を確立しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性や課題について
シーボンは、直営サロンを通じた独自のビジネスモデルにより、顧客との密接な関係構築と高付加価値サービスの提供を競争優位性としています。一般的な化粧品メーカーが流通網に依存するのに対し、シーボンは直接顧客にアプローチすることで、顧客のニーズを直接把握し、質の高いサービスを提供できる点が強みです。
課題としては、成長に向けた新規顧客の獲得コストや人材育成費用、また競合他社の多様なアプローチ(Eコマース、ドラッグストア、百貨店など)との差別化を継続していく必要があります。特に人口減少や消費者の美容に対する価値観の変化にどう対応していくかが重要です。 - 市場動向と企業の対応状況
国内の化粧品市場は緩やかな回復基調にあるものの、地政学的リスクや円安による物価上昇が個人消費に不透明感をもたらしています。シーボンはこうした市場環境の中、60周年記念プロジェクトなどのブランディング施策、WEB広告、紹介来店、イベント集客などを通じて新規顧客開拓に注力しており、直近では新規顧客来店数が前年同期比110.9%増加、新規顧客の購入単価や契約率も改善が見られます。しかし、店舗の人員不足が既存顧客の継続数に一部影響しているとの記載もあり、人員確保・育成が継続的な課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略
中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)において、「製品価値向上」「サロン価値向上」「新しい価値の創造」を重点課題として掲げています。これらを通じて、顧客への最高の満足と感動を提供することを目指していると考えられます。 - 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
主な施策としては、「新たな顧客の開拓」と「ロイヤルカスタマーの醸成」を中核としています。具体的には、キャンペーンの実施、接客教育の強化、スタッフ認定制度の導入、ブランディング活動の推進、そして新製品の投入などです。新規顧客と既存顧客双方へのアプローチを強化することで、持続的な成長を目指しています。 - 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
2026年3月期第2四半期においては、電動式洗顔ブラシ「シーボン ウォッシュリフト」などの新製品を投入しています。これにより製品ラインナップの強化と顧客体験の向上を図っています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
シーボンの収益モデルは、高品質な化粧品の製造販売と、それらを直営サロンの専門的なカウンセリング・ケアと組み合わせることで付加価値を高め、顧客の囲い込みを図るものです。このモデルは、単なる製品販売に留まらず、顧客体験全体を重視することで、市場ニーズの変化(例えば、パーソナライズされた美容への関心の高まり)に対応しやすい特性を持っています。しかし、デジタル化の進展やオンラインでの購買行動が加速する中で、実店舗中心のビジネスモデルがどこまで適応し、新たな販路を構築できるかが今後の課題となります。 - 売上計上時期の偏りとその影響
決算短信からは明確な売上計上時期の偏りに関する具体的な記述はありませんが、一般的に化粧品業界では年末年始やイベント時期(母の日、クリスマス等)に需要が集中する傾向があります。シーボンでも「イベント季節(7~9月)での集客が多く、展示会等が集客に寄与」と記載されており、季節要因によって売上が変動する可能性があります。これらの時期に合わせた販促活動が業績に影響を与えると考えられます。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性
決算短信には具体的な技術開発に関する詳細な記述はありませんが、新製品「シーボン ウォッシュリフト」の投入は、単なる化粧品だけでなく美容機器と組み合わせたアプローチを進めていることを示唆しています。自社製造による品質管理と製品開発力が、ブランドの信頼性と独自性を支える基盤となっていると考えられます。 - 収益を牽引している製品やサービス
企業全体として化粧品・医薬部外品の製造販売事業が単一セグメントであり、主力はスキンケア化粧品とそれに関連するサロンケアサービスです。これらが一体となって収益を牽引していると考えられます。具体的な製品別の売上構成比は開示されていません。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
現在の株価1,196.0円に対し、- EPS(会社予想)は17.29円であり、PER(会社予想)は69.17倍です。これは株価が予想1株当たり利益の約69倍で評価されていることを示します。
- BPS(実績)は1,348.20円であり、PBR(実績)は0.89倍です。これは株価が1株当たり純資産の0.89倍で評価されていることを示し、資産価値に対しては割安に見えます。
- 業界平均PER/PBRとの比較
- 業界平均PER: 15.9倍
- 業界平均PBR: 0.7倍
シーボンのPER 69.17倍(会社予想)は、業界平均15.9倍と比較して非常に高水準であり、利益面から見ると現状の株価はかなり割高と評価できます。これは、今後の大幅な利益成長への期待が株価に織り込まれているか、または業績変動リスクが高いと捉えることができます。
PBR 0.89倍(実績)は、業界平均0.7倍と比較してやや高い水準です。純資産との比較では業界平均よりは高いものの、比較的過度な割高感はありません。
7. テクニカル分析
- 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
直近10日間の株価は1,195円から1,200円の範囲で推移しており、大きな変動は見られません。現在の株価1,196.0円は、このレンジの下限に近い位置にあります。 - 年初来高値・安値との位置関係
年初来高値は1,229円、年初来安値は1,025円です。現在の株価1,196.0円は、年初来高値に近く、レンジの上限付近に位置しています。
52週高値1,229.00円、52週安値1,010.00円と比較しても、現在の株価は52週高値に近い水準です。
50日移動平均線が1,199.70円、200日移動平均線が1,156.13円であり、現在の株価は50日移動平均線よりやや下に位置し、200日移動平均線より上にあることから、中長期的には上昇トレンドにあるものの、短期的には調整局面、または横ばい圏にある可能性があります。 - 出来高・売買代金から見る市場関心度
直近の出来高は2,200株、売買代金は2,635千円と非常に少なく、市場の関心度は低いと言えます。流動性が低いため、大きな注文が入ると株価が大きく変動する可能性があります。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高: 過去の年間売上高は91億円前後で推移しており、大きな成長は見られません。2025年3月期予想は88.3億円と微減傾向でしたが、過去12か月では91.3億円と回復傾向にあります。
- 営業利益: 過去5年間(2022年3月期~2025年3月期予想、過去12か月)の営業利益は1.9億円、-1.4億円、0.29億円、0.17億円、3.0億円と変動が大きく、特に2023年3月期は赤字でした。直近12か月では3.0億円と回復し、2025年3月期予想1.7億円、2026年3月期中間期1.2億円と、安定的な収益確保が課題です。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 同様に変動が大きく、2023年3月期、2024年3月期は純損失を計上しています。直近12か月では3.1億円、2025年3月期予想1.3億円、2026年3月期中間期1.1億円と、こちらも回復傾向ではあるものの、過去の不安定さが見られます。
- ROE(実績): 過去12か月で5.50%。
- ROA(実績): 過去12か月で2.25%。
- 過去数年分の傾向を比較
売上高は横ばい~微減傾向にありましたが、直近の中間期決算では前年同期比で増収を達成しています。利益面は一時期の赤字から回復傾向にありますが、依然として不安定な側面があります。ROE、ROAともにベンチマークとされる水準(ROE10%、ROA5%)を下回っており、資本効率の改善が求められます。 - 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績は、売上高4,610百万円、営業利益125百万円、経常利益144百万円、親会社株主に帰属する中間純利益115百万円でした。
通期予想は、売上高9,123百万円、営業利益201百万円、経常利益209百万円、親会社株主に帰属する当期純利益74百万円です。
中間期の売上高は通期予想の約50.5%、営業利益は約62.2%、経常利益は約69.2%、純利益は約155.4%をすでに達成しており、純利益は中間期ですでに通期予想を大きく上回っています。これは、中間期に投資有価証券売却益を計上したことによる一過性の要因が大きく、通期予想の下方修正がなく据え置かれていることから、会社側は下期の利益をやや保守的に見ている可能性があります。
9. 財務健全性分析
- 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
- 自己資本比率: 2025年9月30日中間期末で66.6%(前期末66.9%)。非常に高い水準であり、財務基盤は強固です。
- 流動比率: 2025年9月30日中間期末で186.7%(流動資産4,751百万円 / 流動負債2,545百万円)。一般的な目安とされる200%に近い水準であり、短期的な支払い能力は健全です。
- 負債比率: 2025年9月30日中間期末で負債合計2,893百万円 / 純資産5,774百万円 ≒ 50.1%。負債が純資産の半分程度であり、過度な負債負担はありません。
- 財務安全性と資金繰りの状況
自己資本比率が高く、流動比率も健全であることから、財務安全性は非常に高いと評価できます。手元現金も2,742百万円と潤沢であり、安定した資金繰り状況です。 - 借入金の動向と金利負担
決算短信によると、コミットメントラインの借入実行残高は0であり、借入金はほとんどない状況です。これにより金利負担は極めて小さいと考えられます。
10. 収益性分析
- ROE、ROA、各種利益率の評価
- ROE: 過去12か月で5.50%。
- ROA: 過去12か月で2.25%。
- 粗利率: 過去12か月のGross Profit 6,967百万円 / Total Revenue 9,136百万円 ≒ 76.3%。直近中間期の粗利率は約75.1%と非常に高い水準を維持しており、製品そのものの付加価値が高いことを示しています。
- 営業利益率: 過去12か月で3.93%。直近中間期は約2.7%(通期予想2.2%)。粗利率は高いものの、販管費等の営業費用が大きく、営業利益率は低水準にとどまっています。
- 純利益率: 過去12か月で3.42%。
- 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
ROE(5.50%)とROA(2.25%)は、一般的な優良企業のベンチマークとされるROE10%、ROA5%と比較して低い水準にあります。高い自己資本比率(66.6%)は財務安定性に寄与する一方で、資産を効率的に活用して収益を上げるという点では改善の余地があると言えます。 - 収益性の推移と改善余地
過去数年間で営業赤字を計上した時期もあり、収益性は不安定でした。直近中間期では、売上増と投資有価証券売却益の計上により利益が大幅に改善しましたが、本業の営業利益率は依然として低く、粗利率の高さに見合うだけの最終利益に結びついていません。販売管理費の効率化や、より高収益な製品・サービスの展開が今後の収益性改善に不可欠です。
11. 市場リスク評価
- ベータ値による市場感応度の評価
ベータ値は0.18と非常に低く、市場全体の動きに対する株価の感応度が低いことを示しています。これは、シーボンの株価が市場全体のリスク変動に左右されにくい、比較的安定した動きをする可能性を示唆しています。ただし、出来高が非常に少ないため、少ない売買でも株価が変動しやすい性質も考慮する必要があります。 - 52週高値・安値のレンジと現在位置
52週高値は1,229.00円、52週安値は1,010.00円です。現在の株価1,196.0円は52週高値に近く、レンジの上限付近に位置しており、短期的にはやや過熱感があるかもしれません。 - 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
会社が示す主なリスク要因としては、- マクロ経済の変動:景況感の悪化、円安による原材料コストや物価の上昇が消費に与える影響。
- 採用難等による人員不足:既存顧客の継続に影響を及ぼす可能性。
- 製品需要動向:消費トレンドの変化や競合激化に対応できないリスク。
などが挙げられています。これらのリスクは、収益性や顧客基盤に直接影響を及ぼす可能性があります。
12. バリュエーション分析
- 業種平均PER/PBRとの比較
- シーボンのPER(会社予想)は69.17倍に対し、業界平均PERは15.9倍。
- シーボンのPBR(実績)は0.89倍に対し、業界平均PBRは0.7倍。
PERは業界平均を大幅に上回っており、株価は利益面から見てかなり割高です。PBRは業界平均をやや上回る程度で、資産面から見れば過度な割高感はありませんが、割安とは言えません。
- 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
- 業種平均PER基準(EPS 17.29円 × 業界平均PER 15.9倍): 約275円
- 業種平均PBR基準(BPS 1,348.20円 × 業界平均PBR 0.7倍): 約944円
与えられた情報から算出された目標株価レンジは275円~944円となります。現在の株価1,196.0円は、このレンジを大きく上回っています。
- 割安・割高の総合判断
PER基準で見ると非常に割高であり、PBR基準で見ても現在の株価は割高と判断されます。特に、直近の利益水準や過去の業績推移の不安定さを考慮すると、現在の高いPERは説明が難しい部分があります。
13. 市場センチメント分析
- 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
信用買残は9,300株に対し、信用売残は100株と非常に少なく、信用倍率は93.00倍と極めて高い水準にあります。これは将来の株価上昇を期待して信用買いをしている投資家が多いことを示唆しています。しかし、信用倍率が高すぎると、株価が下落した際に投げ売りを誘発しやすく、株価の下押し圧力となる可能性があります。また、買残が累積しているため、需給バランスは悪化しています。 - 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
筆頭株主は犬塚雅大氏(17.12%)、三菱UFJ銀行(2.8%)、自社従業員持株会(2.57%)などが名を連ね、創業家と従業員、金融機関が主要株主となっています。経営陣(犬塚雅大氏、崎山一弘氏)による持株比率は合計で約17.77%であり、インサイダー持ち株比率30.13%も比較的高い水準です。これは、経営陣が株主と利益を共有する意識が高いと評価できる一方、流通株式比率が減少する要因にもなります。 - 大株主の動向
特定の大株主の最近の細かな動向は提供情報からは判断できません。
14. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析
1株配当(会社予想)は20.00円であり、現在の株価1,196.0円に対する配当利回り(会社予想)は1.67%です。これは市場全体の平均と比較すると中程度です。
Payout Ratio(配当性向)は27.37%であり、利益に対する配当の割合は健全な水準です。通期予想純利益74百万円に対し中間期で115百万円の純利益を計上しているため、実績EPSで見ると配当性向はさらに低くなる見込みで、配当の継続性は高いと考えられます。 - 自社株買いなどの株主還元策
提供された情報に自社株買いに関する記載はありません。 - 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
提供された情報に株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策に関する記載はありません。
15. 最近のトピックスと材料
- 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
2026年3月期第2四半期決算短信では、2025年9月1日に本社を市谷から六本木へ移転したことが報告されています。これはグループシナジー強化を目的としています。
事業面では、60周年記念プロジェクトなどのブランディング施策、WEB広告、紹介来店、イベント集客などが新規顧客来店数と購入単価・契約率の改善に貢献し、業績改善の要因となっています。また、電動式洗顔ブラシ「シーボン ウォッシュリフト」などの新製品投入も行われています。 - これらが業績に与える影響の評価
本社移転はコストが発生する可能性がありますが、中長期的にはグループ連携強化による効率化やブランドイメージ向上に寄与する可能性があります。
ブランディング施策や新規顧客開拓活動は、直近の売上高増加と利益改善に寄与しており、今後の業績にもプラスの影響が期待されます。ただし、販促費等の費用がかさむことで、高粗利率が最終的な営業利益に繋がりにくい構造が続く可能性もあります。投資有価証券売却益は一過性の利益であり、本業の収益性を評価する際には除外して考える必要があります。
16. 総評
- 各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
シーボンは、高級化粧品の製造販売と直営サロンでの高付加価値サービス提供という独自のビジネスモデルを持つ企業です。財務基盤は非常に強固で、自己資本比率も高く安定しています。しかし、過去には利益が不安定な時期もあり、収益性の面では、高い粗利率を維持しているものの、販管費等の費用が大きく営業利益率が低い状態が課題です。直近の中間期決算は好調で、通期予想に対する進捗を上回っていますが、これは一過性の要因も含まれています。株価は利益面から見ると業界平均と比較してかなり割高と評価され、市場の期待先行の可能性があります。出来高が少なく流動性が低い点や、信用倍率が高く需給面で上値が重くなる可能性もあります。- 強固な財務基盤: 自己資本比率が高く、無借金に近い状態は事業継続の安定性につながります。
- 独自のビジネスモデル: 直営サロンでの顧客囲い込みは、安定した顧客基盤と高いロピティアリティを構築する可能性があります。
- 収益性の改善余地: 高い粗利率に対し低い営業利益率は、販管費等の効率化により利益率改善の可能性を秘めています。
- 割高な株価評価: 現在のPERは業界平均を大きく上回っており、成長性への期待が高いか、過大評価の可能性があります。
- 低い流動性と需給の偏り: 出来高が少なく、信用買い残が多い点は、投資判断において注意が必要です。
- 強み・弱み・機会・脅威の整理
- 強み (Strengths):
- 高い自己資本比率と潤沢な現金による強固な財務体質。
- 直営サロンを通じた独自のビジネスモデルと顧客ロイヤルティ。
- 自社製造による高品質な製品提供。
- 高い粗利率。
- 弱み (Weaknesses):
- 過去の純損失など、利益の不安定性。
- 営業利益率の低さ(高い粗利率に対して)。
- 資本効率(ROE, ROA)がベンチマークを下回る。
- 市場での流動性の低さ。
- 特定の店舗での人員不足問題。
- 機会 (Opportunities):
- ブランディング施策やWEB広告を通じた新規顧客獲得の成功。
- 顧客のパーソナライズされた美容ニーズへの対応。
- 新製品投入による市場シェア拡大と価値向上。
- 円安環境下でのインバウンド需要の可能性(現状は国内中心だが)。
- 脅威 (Threats):
- 国内市場の人口減少と消費者の価値観の変化。
- 景気変動や物価上昇による個人消費の落ち込み。
- 競合他社との競争激化(特にオンラインや多様な販売チャネル)。
- 採用難による人員不足の継続と既存顧客へのサービス品質維持への影響。
- 信用買い残高の高さに起因する需給悪化。
17. 企業スコア
- 成長性: B (売上は改善傾向、新規顧客開拓は進展、新製品投入もあるが、過去には売上横ばい傾向。全体として着実な成長を目指していると評価。)
- 収益性: C (粗利率は非常に高いが、営業利益率、ROE、ROAが低水準。特にROE/ROAはベンチマークを下回っており、投資有価証券売却益などの一過性利益を除くと本業の収益性は依然として課題。)
- 財務健全性: S (自己資本比率66.6%と非常に高く、流動比率も健全、借入金も少ないため、極めて高い財務健全性を有している。)
- 株価バリュエーション: D (PERが69.17倍と業界平均15.9倍を大きく上回り、PBRも業界平均をやや上回る。利益水準や資本効率と比較して、現在の株価は割高と判断。)
企業情報
| 銘柄コード | 4926 |
| 企業名 | シーボン |
| URL | http://www.cbon.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
バリュー投資分析(5年予測・参考情報)
将来のEPS成長と配当を予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 1,196円 |
| EPS(1株利益) | 17.29円 |
| 年間配当 | 1.67円 |
予測の前提条件
| 予想EPS成長率 | 8.0% |
| 5年後の想定PER | 15.0倍 |
5年後の予測値
EPS成長率と想定PERを基に算出した5年後の理論株価と累計配当です。
| 予想EPS | 25.40円 |
| 理論株価 | 381円 |
| 累計配当 | 11円 |
| トータル価値 | 392円 |
現在価格での試算リターン
現在の株価で購入した場合に期待できる年率換算リターン(CAGR)の試算値です。
| 試算年率リターン(CAGR) | -20.01% (参考:低水準) |
目標年率ごとの理論株価(参考値)
目標とする年率リターンを達成するための理論上の買値と、さらに50%の安全域を確保した価格です。
| 目標年率 | 理論株価 | 安全域価格 | 現在株価との比較 |
|---|---|---|---|
| 15% | 195円 | 97円 | × 算出価格を上回る |
| 10% | 243円 | 122円 | × 算出価格を上回る |
| 5% | 307円 | 153円 | × 算出価格を上回る |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.4)」によって自動生成されました。
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