1. 現在の株価の評価
現在の株価は855円です。 EPSとBPSを用いた評価は、提供されたデータからは正確に算出できません。損益計算書には過去数期のEPSが記載されていますが、直近四半期(6/30/2024)のEPSは記載されておらず、また、BPSも直近四半期のデータしかありません(407.58円)。 そのため、PERやPBRを用いた株価評価はできません。今後の決算発表を待ち、より詳細なデータに基づいた評価が必要となります。
2. テクニカル分析
直近10日間の株価推移を見ると、12月20日頃に1400円の高値をつけた後、下落傾向にあります。現在の株価855円は、直近10日間では安値圏に位置付けられますが、52週高値2890円と比較すると、大幅な下落を示しています。 短期的なトレンドは下降トレンドと判断できますが、長期的なトレンドを判断するには、より長期の株価データが必要です。
3. 財務諸表分析
損益計算書: 過去数年間の売上高は変動しており、安定した成長とは言い難い状況です。2024年3月期は前年比増加を示していますが、2025年3月期中間決算では売上高が減少、営業損失を計上しています。利益率も低く、収益性の改善が課題です。
キャッシュフロー: 2025年3月期中間決算では、営業活動によるキャッシュフローが減少しています。投資活動によるキャッシュフローは増加していますが、全体としてキャッシュフローの状況は安定しているとは言えません。
ROE、ROA: 過去12ヶ月のROEは34.47%と高い数値を示していますが、これは損益状況の変動が大きく影響している可能性があります。ROAは2.59%と低い数値です。
4. 業界のポジションと市場シェア
リグアは接骨院向けソフトウェア、機器、消耗品、金融サービスを提供しています。業界内の競争優位性や市場シェアに関する情報は提供されていません。詳細な市場調査が必要です。
5. 経営戦略と重点分野
決算短信によると、ウェルネス事業では新メニュー導入、ファイナンシャル事業では積極的な営業展開を戦略としています。しかし、具体的な施策や目標、その効果については不明です。
6. 事業モデルの持続可能性
接骨院向けヘルスケア商材販売と金融サービスを組み合わせた事業モデルですが、ソフトウェア事業譲渡やコンサルタント減少、新規導入数減少など、事業の成長性に課題が見られます。市場ニーズの変化への適応力も今後の検証が必要です。
7. 技術革新と主力製品
主力製品は接骨院向けソフトウェア（Ligoo POS & CRM、ReceONE）と医療機器です。技術開発の動向や独自性については、情報が不足しています。
8. 株主還元と配当方針
中間決算、期末配当、年間配当予想は全て0円です。株主還元策についても具体的な情報はありません。
9. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は下落傾向にあり、投資家の関心は低くなっている可能性があります。信用買残は増加傾向にありますが、信用倍率が0.00倍であることから、信用取引による株価への影響は限定的と考えられます。
10. 総評
リグアは接骨院向けヘルスケア商材と金融サービスを提供する企業ですが、直近の業績は低迷しており、収益性の改善が急務です。 事業モデルの持続可能性、市場競争力、経営戦略の明確性など、多くの課題を抱えていると考えられます。 より詳細な情報と今後の業績推移を確認する必要があります。 現在の株価は、直近の業績不振を反映している可能性があります。 投資判断にあたっては、今後の決算発表や市場動向を注視する必要があるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 7090 |
| 企業名 | リグア |
| URL | http://ligua.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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