決算短信：ドラフト（5070）

2024年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社の通期予想に対する修正は無し。第3四半期累計の進捗は売上高・営業利益・当期純利益ともに想定を上回る順調な進捗（通期予想に対する進捗率は各約80〜81%）。市場予想との比較は資料に記載なし。総じて「ほぼ予想どおり（やや上振れ）」と評価できる状況。
• 業績の方向性：増収増益（売上高 +58.9%、営業利益は前年同期の52百万円→794百万円へ大幅増益）。
• 注目すべき変化：前年同期の四半期純損失（△21百万円）から469百万円の黒字転換。売上高の大幅増加（+58.9%）に対し、販管費の増加が限定的（+8.9%）で、利益率が改善。
• 今後の見通し：通期予想（売上 12,000百万円、営業利益 980百万円、当期純利益 580百万円）に対して第3四半期累計の進捗は約80%台であり、残り4Qも平均的に推移すれば達成可能と見込まれる（会社は予想の修正なし）。
• 投資家への示唆：収益基盤が強化されつつあり、売上増に合わせた粗利改善が顕著。短期的にはプロジェクト型収益の波や大口案件依存リスクに注意。財務はキャッシュ余力が改善しており安全性が高まっている点はポジティブ材料。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：株式会社ドラフト
  • 主要事業分野：デザイン事業（インテリア・建築・プロダクト・ブランディング等、空間・ディスプレイ等のデザインを軸にした事業）
  • 代表者名：代表取締役 荒浪 昌彦
  • 上場取引所／コード：東（5070）
  • IR URL：https://ir.draft.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日：2024年11月12日
  • 対象会計期間：2024年1月1日～2024年9月30日（第3四半期累計、連結・日本基準）
  • 決算補足説明資料の有無：有、決算説明会：無
• セグメント:
  • 単一セグメント：デザイン事業（注記により単一セグメントのためセグメント別開示は省略）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数：10,043,600株（2024年12月期第3Q）
  • 期中平均株式数（四半期累計）：10,043,501株
  • 時価総額：–（資料記載なし）
• 今後の予定:
  • 決算発表：今回（第3四半期）発表済（2024/11/12）
  • 株主総会等：–（資料記載なし）
  • IRイベント：決算説明資料作成あり、決算説明会は無し

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社予想は通期のみ、比較は通期予想に対する第3四半期累計の達成率）
  • 売上高：実績 9,671百万円、通期予想 12,000百万円、達成率 80.6%
  • 営業利益：実績 794百万円、通期予想 980百万円、達成率 81.0%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：実績 470百万円（469.8百万円）、通期予想 580百万円、達成率 81.0%
• サプライズの要因：
  • 主因は受注・売上の増加による売上総利益の拡大（売上総利益 +45.6%）と、販管費の伸び（+8.9%）が抑制された点。売上の伸長が販管費増を上回り営業レバレッジが効いた。
  • 売掛金・契約資産の減少（回収）により現金等が増加しており、資金繰り面の改善も確認される。
• 通期への影響：
  • 第3四半期時点の進捗は高く、会社が提示する通期予想の達成可能性は高いと判断される。ただし4Qで大型案件の遅延や新規費用の発生があると変動するため注意。

財務指標

• 財務諸表（要点）
  • 総資産：6,312百万円（2024/9/30）← 前期末 7,465百万円（△1,153百万円、△15.5%）
  • 純資産：3,884百万円 ← 前期末 3,475百万円（+409百万円、+11.8%）
  • 自己資本比率：61.3%（安定水準、前期末 46.3%）
  • 現金及び預金：2,190百万円（前期末 1,788百万円、+402百万円）
  • 売掛金及び契約資産：1,300百万円（前期末 3,690百万円、△2,390百万円）
• 収益性（第3四半期累計：2024年1月1日～9月30日）
  • 売上高：9,671百万円（前年同期 6,085百万円、+58.9%／+3,587百万円）
  • 売上総利益：2,926百万円（前年同期 2,009百万円、+45.6%／+916.6百万円）
  • 販売費及び一般管理費：2,132百万円（前年同期 1,957百万円、+8.9%）
  • 営業利益：794百万円（前年同期 53百万円、+741百万円、増加率 約1,412.6%） 営業利益率：8.21%（好転）
  • 経常利益：780百万円（前年同期 32百万円、+748百万円）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：470百万円（前年同期 △21百万円 → 黒字転換）
  • 1株当たり四半期純利益（累計）：46.77円（前年同期 △2.11円）
• 進捗率分析（通期予想に対する第3四半期累計の進捗）
  • 売上高進捗率：80.6%（過去同期間との比較：第3Qで80%超は順調）
  • 営業利益進捗率：81.0%
  • 純利益進捗率：81.0%
  • コメント：通期ベースで約3Q時点で80%超は高い進捗（概ね計画どおりまたは前倒しの収益化）
• 財務安全性
  • 自己資本比率：61.3%（安定水準、改善）
  • 流動比率（目安）：流動資産 3,984,509千円 / 流動負債 1,842,902千円 = 216%（良好）
  • 負債合計：2,427,430千円、負債/純資産（L/E）= 0.625（負債は純資産に対して低め）
  • 有利子負債（短期借入金 + 1年内返済予定の長期借入金 + 長期借入金）：約985,669千円（前期 1,501,389千円）→ 減少
  • 手元現金（現金及び預金） 2,190,080千円に対して有利子負債が約985,669千円のため、ネットではプラス（約+1,204百万円）と推定される（良好）
• 効率性
  • 売上高営業利益率は8.21%へ改善（前年は約0.86%）
  • 総資産回転率等の詳細は資料に明記なし（計算可能だが資料記載は簡略）
• セグメント別：単一セグメント（デザイン事業）のためセグメント別数値は省略
• 財務の解説：
  • 売掛金・契約資産の大幅減少により現金が増加し、資産構成が流動寄りに変化。固定資産では建設仮勘定が増加（874百万円）している点は投資（オフィス等の建築）を示唆。

配当

• 配当実績と予想：
  • 2023年12月期：期末配当 6.00円、年間 6.00円
  • 2024年12月期（予想）：中間 0.00円、期末 7.00円、年間 7.00円（会社は公表予想の修正無し）
  • 直近の配当方針：配当予想据置（期中修正なし）
• 配当利回り：–（株価情報なし）
• 特別配当：無し
• 自社株買い：記載無し

セグメント別情報

• セグメント別状況：単一セグメント（デザイン事業）にて、事業内で「ディスプレイデザイン・建築デザイン等」と「オフィスデザイン・プロジェクトマネジメント等」の2領域で売上を計上（注：セグメントは単一扱い）
  • 「ディスプレイ・建築・その他」売上 4,570百万円（前年同期比 +46.6%）
  • 「オフィスデザイン・PM・その他」売上 5,101百万円（前年同期比 +71.9%）
• 前年同期比較：いずれの領域も二桁増（特にオフィス等が高成長）
• セグメント戦略：プロジェクトタイプ戦略（レギュラー／プロポーザル／リーディングの3分類）で価値創造→収益化の循環を構築。リーディングやプロポーザルで得た成果を通常の受注（レギュラー）へ還元するモデル。

競合状況や市場動向

• 市場動向：国内は雇用・所得改善を背景に緩やか回復、空間デザイン需要は拡大。ただし資源・エネルギー価格の高止まり、円安や海外経済減速など不確実要因あり（会社コメント）。
• 競合状況：ディスプレイ市場に近接し、大手総合ディスプレイ会社等の業績拡大を確認。相対的な市場位置付けやシェアは資料に無し → 比較は不可（要別途調査）。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想（変更なし）：売上高 12,000百万円（+12.1%）、営業利益 980百万円（+12.6%）、親会社株主に帰属する当期純利益 580百万円（+12.3%）、1株当たり当期純利益 57.75円
  • 会社予想の前提条件：詳細は別添資料P.3参照（為替等の前提は資料に明記。ここでは要参照）
• 予想の信頼性：第3四半期累計での高い進捗（約80%）と財務改善から現状の予想は現実的と見えるが、プロジェクト型収益であるため大型案件の変動リスクは残る。
• リスク要因：
  • マクロリスク：為替（円安）、資源・エネルギー価格、国内外景気（中国含む）の動向
  • 事業特有リスク：プロジェクトの受注・納期遅延、大口案件集中、工事コスト上昇、人件費増
  • 財務リスク：現時点は手元資金が厚く低いが、将来の投資・設備投資計画次第で変化

重要な注記

• 会計方針の変更：無し（注記に記載あり）
• 表示変更：第1四半期より引当金の勘定科目名を「プロジェクト損失引当金／プロジェクト補償引当金」へ変更、建設仮勘定を独立表示（遡及組替済）。
• キャッシュ・フロー計算書：第3四半期累計の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない（注記）。
• 監査レビュー：独立監査人（RSM清和監査法人）による期中レビュー有、重要な点で不適正事由は無し（限定付等の指摘なし）。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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