2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:中間期は前年同期比で大幅増益(営業利益+124.5%)と好調。会社は通期業績予想および配当予想を修正(上方修正)。中間実績自体は会社が提示する通期計画に対して順調な進捗(下方サプライズは無し)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高89,340百万円、+18.9%;営業利益7,893百万円、+124.5%)。
- 注目すべき変化:完成工事総利益率の改善(完成工事総利益12,115百万円、前年同期比+62%相当)および従来「メンテナンス/エンジニアリング」に含めていた「タンク」を独立表示。前年同期にあった従業員持株会向けの一過性費用が消失したことも増益寄与。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上168,000百万円、営業利益13,800百万円、当期純利益9,300百万円)は中間時点での進捗率が概ね50%台(売上53.2%、営業利益57.2%、当期純利益56.0%)となっており、現時点では達成可能性が高いと判断される(ただし会社は既に予想修正を発表)。
- 投資家への示唆:収益性改善が明確で、配当も上積み(中間配当45円、通期104円予想)。一方で受取手形・完成工事未収入金の増加と短期借入金の大幅増(短期借入金12,000百万円、前期末1,500百万円)により運転資本が拡大しており、キャッシュフロー面の動きを注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:レイズネクスト株式会社
- 主要事業分野:エンジニアリング業(メンテナンス、タンク、エンジニアリング等の工事・保全・大規模工事)
- 代表者名:代表取締役社長 毛利 照彦
- URL:https://www.raiznext.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結:2025年4月1日~2025年9月30日
- 決算説明資料の有無:有(補足資料、説明会あり)
- セグメント:
- メンテナンス:定期修理工事等
- タンク:保全工事等(当第1四半期より独立表示)
- エンジニアリング:大規模工事等
- その他事業:人材派遣等(小規模)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:54,168,053株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):53,984,317株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日:2025年12月8日
- 決算説明会:開催(機関投資家・アナリスト向け)
- その他IR:通期業績予想の修正公表あり(2025年11月13日)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表している通期予想に対する進捗)
- 売上高:89,340百万円/通期168,000百万円 → 進捗率53.2%(中間で50%を超え良好)
- 営業利益:7,893百万円/通期13,800百万円 → 進捗率57.2%(良好)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:5,204百万円/通期9,300百万円 → 進捗率56.0%(良好)
- サプライズの要因:
- 受注高・完成工事高の増加(受注899.97億円、+22.2%)が主因。
- 前年同期に計上した一過性費用(従業員持株会向け譲渡制限付株式制度関連)がなく、利益率が改善。
- セグメント別ではメンテナンスとタンクが大きく伸長(受注:メンテナンス+26.0%、タンク+35.3%)。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを修正(上方修正の旨記載)。中間時点の進捗・収益性改善は通期予想達成を後押しするが、受注・施工進捗や運転資本の状況(短期借入増等)に依存するため継続監視が必要。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:128,044百万円(前期末115,196百万円、+11.2%)
- 純資産:88,132百万円(前期末85,654百万円、+2.9%)
- 負債合計:39,911百万円(前期末29,541百万円、+35.1%)
- 収益性(中間期:2025/4-9)
- 売上高:89,340百万円(前年同期75,155百万円、+18.9% / +14,185百万円)
- 完成工事原価:77,225百万円(前年67,677百万円)
- 完成工事総利益:12,115百万円(前年7,477百万円、+62.0%)
- 営業利益:7,893百万円(前年3,516百万円、+124.5%)
- 営業利益率:8.84%(前年4.68% → 大幅改善。目安:5%超は改善・良好)
- 経常利益:8,013百万円(前年3,638百万円、+120.2%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:5,204百万円(前年2,634百万円、+97.5%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):96.41円(前年49.34円、+95.4%)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗:53.2%(標準的な進捗よりやや良好)
- 営業利益進捗:57.2%(良好)
- 純利益進捗:56.0%(良好)
- 過去同期間との比較:前年同期は増益ではなかったため、今期は上振れ傾向
- 財務安全性
- 自己資本比率:68.0%(安定水準。目安:40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産97,177 / 流動負債36,381 ≒ 267%(良好)
- 負債比率(負債合計/純資産):39,911 / 88,132 ≒ 45%(過度でない負債水準)
- 短期借入金の増加:短期借入金12,000百万円(前期末1,500百万円)→ 10,500百万円の増加(運転資金や設備投資のためか)
- 効率性
- 売上高営業利益率の改善が顕著(4.68% → 8.84%)。総資産回転率等の詳細数値は資料に直接記載なし(–)。
- セグメント別(主な数値)
- 受注高(中間):メンテナンス55,873百円(+26.0%)、タンク16,808百円(+35.3%)、エンジニアリング17,316百円(+2.8%)
- 完成工事高(中間):メンテナンス55,492百円(+18.6%)、タンク12,374百円(+10.7%)、エンジニアリング21,448百円(+24.7%)
- 各セグメントが増収寄与、特にメンテナンスとタンクが牽引
- 財務の解説(背景)
- 増収は受注増と完成工事高の伸長によるもの。利益率改善は、売上拡大に加え前年の一過性費用不在が主因。
- 一方で受取手形・完成工事未収入金が増加(+7,570百万円)し、運転資本が膨らんでいる。これを受け短期借入で資金調達している点は注意(短期借入+10,500百万円)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):中間35円、期末56円、年間91円
- 2026年3月期(中間実績):中間45円(+10円)
- 2026年3月期(予想):期末59円、年間104円(直近配当予想から修正あり)
- 配当利回り:–(株価情報未提示のため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向は資料に明示なし(概算での算出は可能だが資料限定の指示により–)
- 特別配当の有無:なし(特別配当記載なし)
- 株主還元方針:配当増額(上方修正)を実施。自社株買いは明記なし(–)。
セグメント別情報
- 各セグメント状況(中間期)
- メンテナンス:受注55,873百円(+26.0%)、完成工事高55,492百円(+18.6%)— 定期修理工事の増加が主因
- タンク:受注16,808百円(+35.3%)、完成工事高12,374百円(+10.7%)— 保全工事が拡大
- エンジニアリング:受注17,316百円(+2.8%)、完成工事高21,448百円(+24.7%)— 大規模工事が寄与
- 前年同期比較:全セグメントで受注・完成工事高が増加。特にタンクとメンテナンスが高成長。
- セグメント戦略:資料では地理的統合(子会社吸収合併)による工事遂行能力・営業力強化を明記。個別の中長期戦略は詳細記載なし(–)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の中期計画の具体数値は記載なし(–)。
- KPI達成状況:受注高・完成工事高の増加、営業利益率改善は中期目標の収益性向上に合致する可能性があるが、正式KPIとの比較は不可(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社データは資料に含まれず(–)。ただし国内経済の回復基調と設備保全ニーズの高まりが追い風である旨を記載。
- 市場動向:国内個人消費・企業収益は改善傾向だが、海外リスク(米国の通商政策、欧米の金利動向、中国の不動産低迷)や物価・中東情勢がリスクとして継続。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正有):売上168,000百万円(+6.8%)、営業利益13,800百万円(+27.1%)、経常利益14,000百万円(+26.2%)、当期純利益9,300百万円(+14.8%)、EPS172.27円
- 会社は直近で通期見通しの修正を発表(詳細は別リリース参照)。
- 予想の信頼性:中間時点で進捗は良好。過去の予想達成傾向は資料に詳細記載なし(–)。ただし中間決算はレビュー対象外(監査未完了)である点に留意。
- リスク要因:
- 受注・施工進捗の変動、工事未収金の回収、原材料・外注費の上昇
- 為替・金利・地政学的リスク(資料中にも記載)
- 短期借入金増加による資金コスト・流動性リスクの変化
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結範囲の重要な変更:有。子会社間の吸収合併により京浜化工株式会社は連結範囲から除外。ただし完全子会社同士の合併のため連結業績への影響は軽微と説明。
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理:税金費用は見積り実効税率により按分計算。
- その他:本第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6379 |
| 企業名 | レイズネクスト |
| URL | https://www.raiznext.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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