2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較は資料に記載なしのため不明(–)。ただし実績は前年並み〜増益で着地(詳細は下記)。
  • 業績の方向性:増収増益。売上高285,960百万円(+1.5%)、営業利益7,601百万円(+15.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,713百万円(+12.8%)。
  • 注目すべき変化:営業利益率は2.7%に上昇(前年2.3%)、販管費抑制(新物流センター稼働や暖冬による光熱費抑制等)が利益改善に寄与。減損損失は11,117百万円計上(前期911百万円→今回1,117百万円)。
  • 今後の見通し:2025年3月期は売上高2,920億円(+2.1%)、営業利益80億円(+5.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益57億円(+20.9%)を計画。配当は次期も1株80円を予定。業績は出店・調剤併設の拡大と物流・DXによる効率化により達成を目指すが、物価・為替・競合環境等の外部リスクは継続。
  • 投資家への示唆:増収増益、配当増額(50円→80円)で株主還元を強化。物流・DX投資で販管費抑制を図る一方、減損や店舗閉鎖コストなど特別損失は留意点。外部環境(物価上昇・消費節約志向・競争激化)が想定の前提となるため、次期計画の前提確認が重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社カワチ薬品
    • 主要事業分野:ドラッグストア等による小売(医薬品、化粧品、雑貨、一般食品等の販売)。調剤薬局併設店舗の展開。
    • 代表者名:代表取締役社長 河内 伸二
    • URL:https://www.cawachi.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年4月26日(決算短信)
    • 対象会計期間:2024年3月期(連結、2023年3月16日~2024年3月15日)
    • 決算説明会:有(証券アナリスト・機関投資家向け)、補足資料作成有
    • 定時株主総会開催予定日:2024年6月12日
    • 有価証券報告書提出予定日:2024年6月13日
    • 配当支払開始予定日:2024年6月13日
  • セグメント:
    • 単一セグメント(小売業:医薬品、化粧品、雑貨、一般食品等の販売)。セグメント別売上を部門別に開示。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):24,583,420株(2024年3月期)
    • 期中平均株式数:22,334,273株
    • 期末自己株式数:2,249,173株
    • 時価総額:–(資料記載なし)
  • 今後の予定:
    • 第57回定時株主総会:2024年6月12日(予定)
    • 配当支払開始:2024年6月13日(予定)
    • 決算説明会:実施済/実施予定(投資家向け)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較)
    • 会社予想との比較(達成率):–(当該期の期初会社予想の記載無しのため)
    • 市場予想との比較:–(資料に市場予想の記載なし)
  • 実績(対前期)
    • 売上高:285,960百万円(+1.5%)
    • 営業利益:7,601百万円(+15.0%)
    • 純利益(親会社株主に帰属):4,713百万円(+12.8%)
  • サプライズの要因(増益要因)
    • 販管費抑制(新物流センターによる作業効率向上、人件費抑制)、暖冬等による光熱費の抑制、物流を活かした仕入れでの価格対応や販売促進の工夫。
    • 一方、減損損失や店舗閉鎖損失など特別損失は発生(特別損失合計1,601百万円)。
  • 通期への影響:
    • 通期(当期は期末決算のため)について修正の記載なし。次期予想(2025年3月期)は公表済(売上2,920億円、営業利益80億円、親会社株主に帰属する当期純利益57億円)。外部リスク次第で達成可能性は左右される。

財務指標

  • 連結主要数値(百万円)
    • 売上高:285,960(+1.5%)
    • 売上原価:220,158
    • 売上総利益:65,801
    • 販売費及び一般管理費:58,200
    • 営業利益:7,601(+15.0%)
    • 経常利益:8,609(+12.2%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:4,713(+12.8%)
    • 包括利益:4,732(+12.8%)
  • 収益性
    • 売上高増減:+1.5%(+4,089百万円)
    • 営業利益:7,601百万円(+990百万円、+15.0%)
    • 営業利益率:2.7%(前年 2.3% → 改善)
    • 経常利益:8,609百万円(+937百万円、+12.2%)
    • 純利益(親会社帰属):4,713百万円(+536百万円、+12.8%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):211.03円(前年187.06円、+12.8%)
    • 1株当たり純資産(BPS):4,980.82円(前年4,818.93円)
    • 自己資本当期純利益率(ROE):4.3%(資料記載)
    • 総資産経常利益率:4.4%(資料記載)
  • 財政状態(貸借対照表要点、百万円)
    • 総資産:196,119(+16,23百万円)
    • 純資産:111,295(+35,69百万円)
    • 負債合計:84,824(-19,46百万円)
    • 自己資本比率:56.7%(前期55.3%、+1.4ポイント)(安定水準)
    • 長期借入金:10,023(前期11,640、減少)
  • キャッシュ・フロー(百万円)
    • 営業活動によるCF:6,402(前期9,817、減少) — 売上債権の増加等で営業CF減少
    • 投資活動によるCF:△5,291(主に有形固定資産取得=出店投資)
    • 財務活動によるCF:△3,937(借入返済、配当支払等)
    • 現金及び現金同等物 期末:35,623(前期38,450、減少)
  • 効率性
    • 総資産回転率、売上高営業利益率は営業利益率2.7%へ改善(詳細数値は計算ベースにより–)。
  • セグメント別
    • 単一セグメントだが部門別売上は以下(百万円・前年比)
    • 医薬品:52,262(99.0%)
    • 化粧品:22,573(105.4%)
    • 雑貨:78,724(101.5%)
    • 一般食品:131,452(101.8%)
    • 化粧品が相対的に回復が強い(美容関連の回復)。
  • 財務の解説
    • 売上は微増だが販管費抑制で営業増益。営業CFは売掛金増加等で減少。投資は主に出店関連。負債は長期借入金の返済により減少し自己資本比率は上昇。

配当

  • 配当実績と予想
    • 2023年3月期:年間50円(中間0円・期末50円)
    • 2024年3月期:年間80円(中間0円・期末80円)←増配(従来50円→80円)
    • 配当金総額(連結):1,786百万円
    • 配当性向(連結):37.9%
    • 純資産配当率:1.6%
    • 2025年3月期(予想):年間80円(中間0円・期末80円)、配当性向目安31.3%
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:累進配当を継続。内部留保は新設・改装・システム投資等に充当。自己株式取得の特記事項:今回期中の取得は事実上ゼロ。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(部門別売上)
    • 医薬品:52,262百万円(前期比99.0%)— 同等〜微減(抗原検査キット等の反動減等の影響)
    • 化粧品:22,573百万円(前期比105.4%)— 回復が顕著(外出増で美容関連回復)
    • 雑貨:78,724百万円(前期比101.5%)
    • 一般食品:131,452百万円(前期比101.8%)
  • 前年同期比較:化粧品が最も高い伸び、医薬品のみ微減
  • セグメント戦略:
    • 既存エリア中心に出店(当期13店出店、2店退店、計375店舗、調剤併設151店舗)
    • 専門性強化として調剤併設を推進(当期9件併設、次期も併設予定)
    • ヘルス&ビューティーケアや予防・美容訴求の強化、資格者による相談機能強化

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に中期数値目標の詳細記載なし。だが投資(物流・DX・出店)により経営基盤強化を進める方針。
  • KPI達成状況:店舗数拡大(375店舗、151調剤併設)は計画通りの出店戦略を反映。営業利益率改善は効率化の成果。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:インバウンド回復や外出増で美容関連は回復する一方、物価上昇による節約志向、抗原検査等の反動減、競合の出店攻勢により競争は激化。
  • 競合他社との比較:資料に直接比較データなし(–)。ただし競合の出店攻勢や価格競争環境は同業に共通の圧力。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年3月期、連結)
    • 売上高:292,000百万円(+2.1%)
    • 営業利益:8,000百万円(+5.2%)
    • 経常利益:9,000百万円(+4.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:5,700百万円(+20.9%)
    • 1株当たり当期純利益予想:255.21円
    • 前提事項:来期は新規出店13店・退店2店、調剤併設7件、新物流体制・DXによる効率化、光熱費上昇への設備導入等を盛込。
  • 予想の信頼性:過去の実績では予想の修正等の記載はないが、同社は保守的な側面(累進配当継続)も示す。外部環境変動が大きい点は留意。
  • リスク要因:物価・為替変動、原材料・物流コスト上昇、競合出店・価格競争、消費者の節約志向、地政学リスク。

重要な注記

  • 会計方針:主要な会計方針の変更なし。収益認識に関する会計基準は前期から適用済(注記あり)。
  • 連結範囲の変更:無
  • 減損:当連結会計年度で減損損失1,117百万円計上(主に建物・構築物等)。前期も減損を計上。
  • 重要な後発事象:該当なし(資料記載)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2664
企業名 カワチ薬品
URL http://www.cawachi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。