2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:中間決算に対する会社の中間予想は未公表。ただし通期予想(売上高8,100百万円、営業利益10百万円、当期純利益70百万円)に対する進捗では、売上は47.9%の進捗で概ね順調、営業利益・当期純利益は通期予想を大きく上回る進捗(営業利益達成率288.2%、当期純利益達成率195.1%)。上振れ要因は主に助成金・補助金等の営業外収益計上と有価証券評価益の寄与。
- 業績の方向性:売上高は減収(前年同期比△1.0%)だが、経常利益・中間純利益は大幅増益(経常利益+439.2%、中間純利益+530.9%)。収益面は営業外収益の寄与が大きい。
- 注目すべき変化:受注高が前年同期比+31.7%、受注残高が+98.2%と大幅増(受注は回復基調)。投資有価証券の時価上昇によりその他有価証券評価差額金が1,433百万円増加。
- 今後の見通し:通期業績予想に修正はなし。中間時点で利益が通期予想を上回っているが、通期想定に対する下期の案件構成や助成金性質を勘案すると追加修正は未発表。配当は現時点で未定(直近予想から修正なし)。
- 投資家への示唆:売上はほぼ横ばいの一方で受注・受注残は大幅増。利益の上振れは構造的な営業利益改善というより助成金・補助金や評価益によるため、持続性の有無に注意が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社赤阪鐵工所
- 主要事業分野:舶用内燃機関及び部分品の設計・製造・修理・販売および関連事業(単一セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長 阪口 勝彦
- URL:https://www.akasaka-diesel.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間) 2025年4月1日~2025年9月30日(日本基準・非連結)
- 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント:内燃機関関連事業(舶用主機関、部分品、修理工事等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):1,540,000株
- 期末自己株式数:201,459株
- 期中平均株式数(中間期):1,338,711株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 次回決算発表:通期(2026年3月期)予定日等は別途開示(資料に未記載)
- 株主総会・IRイベント:–(本資料記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社が中間予想を開示していないため、通期予想に対する進捗で示す)
- 売上高:中間実績3,877百万円 / 通期予想8,100百万円 → 達成率47.9%
- 営業利益:中間実績28百万円 / 通期予想10百万円 → 達成率288.2%(通期予想を既に大幅超過)
- 当期純利益(中間純利益):中間実績136百万円 / 通期予想70百万円 → 達成率195.1%(大幅超過)
- サプライズの要因:
- 主因:助成金収入(81,969千円)や補助金収入(36,068千円)等の営業外収益を計上したこと。また受取配当金増加。投資有価証券の時価上昇により評価差額金が増加し純資産を押し上げている。
- 営業面では舶用主機関売上減少を部分品・修理工事でカバーし、原価率低減に努めた結果、営業利益は前年同期から改善。
- 通期への影響:
- 通期予想は修正なし。中間時点で利益が通期予想を大きく上回るが、助成金・補助金や評価益の一時性を考慮すると下期の業績動向(受注の確実な売上化、原材料費動向等)を確認する必要あり。
財務指標
- 財務諸表の要点(中間末 2025/9/30)
- 総資産:16,614百万円(前期末14,035百万円、+2,578百万円)
- 純資産:10,488百万円(前期末8,959百万円、+1,528百万円)
- 自己資本比率:63.1%(安定水準、前期末63.8%)
- 負債合計:6,126百万円(前期末5,076百万円、+1,050百万円)
- 現金及び現金同等物:540百万円(前期末1,092百万円、△70.6百万円減少)
- 収益性(中間、百万円・前年同期比)
- 売上高:3,877百万円(前年同期3,916百万円、△1.0%、△39百万円)
- 営業利益:28百万円(前年同期18百万円、+52.7%、+10百万円)、営業利益率=0.74%(28/3,877)(低水準だが改善)
- 経常利益:199百万円(前年同期36百万円、+439.2%、+162百万円)
- 中間純利益:137百万円(前年同期22百万円、+530.9%、+115百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):102.01円(前年同期16.22円、大幅増)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:47.9%(通常の上期想定は概ね50%前後の企業が多いため概ね平常ペース)
- 営業利益進捗率:288.2%(通期予想が低めの設定のため過大達成)
- 純利益進捗率:195.1%(助成金・補助金等の寄与で上振れ)
- 過去同期間との比較:営業外収益増で収益性が急改善している点が特徴
- 財務の安全性・効率性
- 自己資本比率:63.1%(安定水準)
- 負債比率(負債/純資産):約58.4%(6,126 / 10,488、許容範囲)
- 流動比率(流動資産7,276 / 流動負債3,630):約200.6%(良好)
- 総資産回転率(売上高/総資産):3,877 / 16,614 = 0.233(半年ベースのため年換算注意)
- セグメント別:単一セグメントのため詳細は省略(売上・生産・受注情報は内燃機関関連事業のみ)
- 生産高:3,941,184千円(前年同期比+2.6%)
- 受注高:6,443,101千円(前年同期比+31.7%)
- 受注残高:6,655,856千円(前年同期比+98.2%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:期末配当30.00円(年間30.00円)
- 2026年3月期(予想):未定(現時点で配当予想は未定、直近発表からの修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報未提供のため計算不能)
- 配当性向:–(通期予想が未定かつ当期純利益通期予想70百万円のままであるため算出は参考値にとどまる)
- 特別配当/自社株買い:なし(今回の開示に該当事項なし)
- 株主還元方針:資料に明記なし(従来は配当を実施しているが、現時点で今期は未定)
セグメント別情報
- セグメント別状況(単一セグメント)
- 売上高(内燃機関関連事業):3,877,281千円(前年同期比△1.0%)
- 生産高:3,941,184千円(前年同期比+2.6%)
- 受注高:6,443,101千円(前年同期比+31.7%)、受注残高6,655,856千円(前年同期比+98.2%)
- セグメント戦略:脱炭素対応(メタノールエンジン等)を中心とした研究開発と受注活動を推進。受注回復が確認されており、今後の売上化が鍵。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中の明確な数値目標・期間は記載なし。脱炭素対応エンジン等の開発投資を継続している旨を明示。
- KPI達成状況:受注高・受注残の増加は需要回復の証左で、中期的な成長機会と整合(ただし利益は一時要因が影響)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:海運造船業界では円安の追い風や船舶の老朽化に伴う新造需要・修理需要が回復。国内外での受注は徐々に改善。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料になし。受注残の急増は相対的に良好な受注状況を示唆。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上高8,100百万円(+3.3%)、営業利益10百万円(△47.4%)、経常利益100百万円(+72.4%)、当期純利益70百万円(+84.2%)、1株当たり当期純利益52.37円
- 次期予想:–(未発表)
- 会社予想の前提:為替や原材料価格等の前提は資料別添に記載(詳細は当該ページ参照)
- 予想の信頼性:過去の予想達成状況の履歴は本資料に記載なし。今回中間で利益が通期を上回ったが、助成金等の一時収入に基づくため予想の持続性に注意。
- リスク要因:
- 原材料(鋼材等)・資機材価格の高騰
- 地政学的不確実性(ウクライナ・中東等)
- 為替や世界的な海運市況の変動
- 助成金・補助金等の一時的要因に依存した収益構造の変化
重要な注記
- 会計方針:会計基準の変更なし。中間財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用の計算に関する注記等)。
- 監査:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
- その他:投資有価証券の時価上昇がその他有価証券評価差額金を押し上げている点(純資産増加の主因)。
(注記)
- 不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6022 |
| 企業名 | 赤阪鐵工所 |
| URL | http://www.akasaka-diesel.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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