2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期見通し)からの修正は無し。四半期実績は通期予想に対しておおむね想定内(市場予想は–)。(修正:無)
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+3.7%、営業利益+21.0%、経常利益+17.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益+111.4%、前年同期比)
  • 注目すべき変化:営業利益・経常利益が大幅改善(営業利益 +640百万円、+21.0%)に加え、特別損失や法人税負担の減少で四半期純利益が大幅増(+1,794百万円、+111.4%)。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上400,000百万円、営業利益15,500百万円、当期純利益11,500百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上23.6%、営業利益23.8%、当期純利益29.6%で、純利益は進捗良好。
  • 投資家への示唆:CX/BPOを中心とした受注拡大と収益性改善が着実に表れた一方、包括利益は為替影響等で減少。通期見通しは据え置きだが、海外(東南アジア等)の業績変動や為替が今後の注目点。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:トランス・コスモス株式会社
    • 主要事業分野:CX(カスタマーエクスペリエンス)サービス及びBPO(業務プロセスアウトソーシング)を中心に、デジタルマーケティング、EC運営支援などのアウトソーシングサービスを展開
    • 代表者名:代表取締役共同社長 牟田 正明、代表取締役共同社長 神谷 健志
    • URL: https://www.trans-cosmos.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年7月31日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日〜2025年6月30日、四半期連結)
    • 決算補足説明資料:作成有(2025年7月31日掲載予定)、決算説明会は開催無し
  • セグメント:
    • 単体サービス(アウトソーシングサービス:CXサービス、BPOサービス等)
    • 国内関係会社(ITコンサル・開発等の国内子会社群)
    • 海外関係会社(中国、韓国、東南アジア、欧米の子会社群)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):43,863,116株(2026年3月期1Q)
    • 期末自己株式数:6,390,276株(2026年3月期1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):37,472,869株(当第1四半期)
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 四半期決算短信補足(監査法人レビュー報告添付版)開示予定:2025年8月5日
    • 株主総会、IRイベント等:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(単位:百万円)
    • 売上高:実績94,439(通期予想400,000に対する進捗率23.6%)→ 会社予想に対する達成率(四半期進捗)は約23.6%
    • 営業利益:実績3,683(通期予想15,500に対する進捗率23.8%)→ 達成率約23.8%
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績3,404(通期予想11,500に対する進捗率29.6%)→ 達成率約29.6%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:CXサービス・BPOサービスの受注増と収益性改善、特別損失の減少、法人税等の減少が純利益を押し上げ。
    • 下振れ要因:海外の一部(東南アジア)での利益減少、為替差損等(総合損益ではマイナス影響)。
  • 通期への影響:通期予想に修正は無し。第1四半期の進捗は概ね均等進捗(売上・営業利益 ≒23〜24%)だが、純利益は進捗が良く安全余地あり。海外動向と為替が通期下振れリスク要因。

財務指標

  • 財務諸表の要点(当第1四半期:2025年6月30日)
    • 総資産:205,583百万円(前期末比 −2,401百万円)
    • 負債合計:79,778百万円(前期末比 +862百万円)
    • 純資産合計:125,804百万円(前期末比 −3,263百万円)
    • 自己資本比率(=自己資本/総資産):56.2%(安定水準)
  • 収益性(当第1四半期と前年同期比較)
    • 売上高:94,439百万円(前年同期91,083百万円、+3.7%/+3,356百万円)
    • 営業利益:3,683百万円(前年同期3,043百万円、+21.0%/+640百万円)
    • 営業利益率:3,683/94,439 = 約3.9%(前年同期 約3.3% → 改善)
    • 経常利益:4,412百万円(前年同期3,763百万円、+17.2%/+649百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:3,404百万円(前年同期1,610百万円、+111.4%/+1,794百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):90.85円(前年同期43.44円、+109.3%)
  • 進捗率分析(通期予想比・四半期ベース)
    • 売上高進捗率:23.6%(94,439/400,000)
    • 営業利益進捗率:23.8%(3,683/15,500)
    • 当期純利益進捗率:29.6%(3,404/11,500)
    • 過去同期間との比較:売上は平常ペース、利益は改善ペース(特に純利益が高め)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:56.2%(安定水準、目安40%以上を満たす)
    • 流動比率(概算):流動資産152,685 / 流動負債64,976 ≒ 235%(十分な短期支払い余力)
    • 負債比率(負債/純資産概算):79,778 / 125,804 ≒ 63.4%(過度なレバレッジではない)
  • 効率性
    • 総資産回転率や詳細推移は記載資料に限定的情報のため算出不可(総資産・売上より概算は可:94,439/205,583 ≒ 0.46 回/年相当)
  • セグメント別(主要)
    • 単体サービス:売上62,295百円(+4.6%)、セグメント利益1,831百円(+38.9%)
    • 国内関係会社:売上10,481百円(+0.7%)、セグメント利益889百円(+25.5%)
    • 海外関係会社:売上25,001百円(+2.5%)、セグメント利益959百円(−6.0%)
  • 財務の解説:
    • 売上はCX/BPO中心に増加。営業利益率改善は販売費及び一般管理費の抑制・収益構成改善が寄与。包括利益は為替換算で大幅減(為替換算調整勘定の影響)で前年同期比は悪化。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 第1四半期末:0.00円(該当なし)
    • 中間配当(予想):0.00円
    • 期末配当(予想):108.00円
    • 年間配当予想:108.00円(2025年3月期は合計106.00円→今期増配)
  • 配当利回り:–(株価に依存、資料に無し)
  • 配当性向(会社予想ベース):配当108円 / 1株当たり当期純利益306.89円 ≒ 35.2%(参考)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:現在の配当政策は継続(特記事項なし)。自社株買い等の記載:–(無し)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(当第1四半期)
    • 単体サービス:売上62,295百円(+4.6%)、セグメント利益1,831百円(+38.9%)。trans-DX for Supportやtrans-Xsynk等の展開、TikTok Shop運営支援の開始が寄与。
    • 国内関係会社:売上10,481百円(+0.7%)、セグメント利益889百円(+25.5%)。ITコンサル・開発子会社の売上増、上場子会社の利益改善が影響。
    • 海外関係会社:売上25,001百円(+2.5%)、セグメント利益959百円(−6.0%)。中国・韓国での売上増が寄与する一方、東南アジアでの利益減があり全体では減益。
  • 前年同期比較:上記の通り。単体サービス・国内が利益率改善、海外は地域差で足を引っ張る形。
  • セグメント戦略:CXプラットフォームの展開、生成AI・AI-OCRを取り入れた業務効率化サービス、合弁会社設立による間接業務効率化の推進、海外では中国進出支援強化・韓国拠点拡大と戦略的パートナーシップ(KT)等。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内に特定の中期数値目標やKPIの進捗は明記なし(–)。
  • KPI達成状況:公開KPIが資料にないため進捗は–。ただし、主要KPI(収益性向上・海外展開・CXプラットフォーム普及)は短期的に進捗ありと説明。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社との定量比較データは資料に記載無し(–)。ただし、デジタル化・AI活用・人手不足対応を巡る需要拡大の中で、競争は激化。
  • 市場動向:国内はデジタル技術活用の拡大と人手不足対応でCX/BPO需要が増加。海外(中国・韓国)は一定の追い風だが、中国の先行き懸念や米国の通商政策等の不確実性が存在。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正:無し(2025年4月30日公表分から変更なし)
    • 次期予想:–(資料に無し)
    • 会社予想の前提条件:特段の為替前提等の明記無し(通期予想資料参照のこと)
  • 予想の信頼性:第1四半期は売上・営業利益進捗が平均的で、純利益は良好。通期見通しは据え置きだが、過去の達成傾向や保守性は資料に直接の記述無し(–)。
  • リスク要因:
    • 為替変動(包括利益に大きく影響)
    • 海外事業(特に東南アジア)での業績変動
    • 顧客先の需要鈍化、競合増加
    • 人材(専門人材)不足や外部パートナーとの統合リスク
    • 規制・通商政策の変化(米中の経済動向等)

重要な注記

  • 会計方針変更:無し
  • 連結範囲の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表に特有の会計処理:無し
  • 監査関連:四半期短信は監査法人レビュー未完(レビュー報告書添付版は2025年8月5日開示予定)
  • その他重要事項:包括利益は前年同期比で大幅減(927百万円:親会社株主に係る包括利益)となっており、為替換算差額等が影響している点に注意。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9715
企業名 トランス・コスモス
URL http://www.trans-cosmos.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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