2025年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想の修正は無し。第3四半期累計の進捗は売上・利益ともに概ね会社予想に整合(上振れ・下振れの明確な市場予想は不明)。総じて「ほぼ予想通り(修正なし)」。
- 業績の方向性:増収増益(売上高3,114百万円、前年同期比+10.8%、営業利益159.7百万円、前年同期比+1,041.7%)。
- 注目すべき変化:前年同期は連結で営業赤字・当期純損失だったが、本期は営業黒字・当期純利益に転換(親会社帰属四半期純利益114.3百万円、前年△16.6百万円)。
- 今後の見通し:通期予想(売上4,145百万円、営業利益230百万円、当期純利益175百万円)に対する進捗は売上進捗75.1%、営業利益69.4%、純利益65.3%で達成可能性は概ね高いが、営業利益の進捗は売上よりやや遅れ。
- 投資家への示唆:資源ビジネスが業績牽引(売上・利益とも高成長)である一方、自己資本比率が低く財務レバレッジが高い点は留意(流動性は確保されているが財務安全性に注意)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社リファインバースグループ(コード 7375)
- 主要事業分野:素材ビジネス(再生塩化ビニルコンパウンド「リファインパウダー」や再生ナイロン樹脂「REAMIDE®」等の製造・販売)および資源ビジネス(産業廃棄物処理、収集・中間処理、廃プラ収集等)
- 代表者名:代表取締役社長 越智 晶
- 問合せ先責任者:経理財務部長 蓮池 智嗣(TEL 03-6281-4879)
- 報告概要:
- 提出日:2025年5月15日
- 対象会計期間:2025年6月期 第3四半期累計(2024年7月1日~2025年3月31日、連結)
- 決算補足説明資料:作成有(同社ウェブサイト掲載)
- 決算説明会:開催無し
- セグメント:
- 素材ビジネス:再生塩化ビニルコンパウンド、再生ナイロン(REAMIDE®)等の製造販売、ライセンス供与等
- 資源ビジネス:産業廃棄物処理、収集運搬・中間処理、廃プラ収集・再資源化等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末): 3,348,421株(自己株式137株)
- 期中平均株式数(四半期累計): 3,348,284株
- 時価総額:–(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 次回決算発表:–(資料に具体的日付記載無し)
- IRイベント:決算補足説明資料は同社ウェブサイト掲載。決算説明会は無し。
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社の通期予想との進捗で評価)
- 売上高:第3Q累計3,114,175千円。通期予想4,145,000千円に対する進捗率75.1%(概ね順調、線形進捗に合致)。
- 営業利益:第3Q累計159,718千円。通期予想230,000千円に対する進捗率69.4%(売上ほど進捗していないが修正は無し)。
- 純利益:第3Q累計114,268千円。通期予想175,000千円に対する進捗率65.3%。
- サプライズの要因:
- ポジティブ要因:資源ビジネスの受注増・生産性向上により売上・利益が大きく伸長。既存顧客・新規大口受注の増加、DX化による効率化が寄与。
- ネガティブ/調整要因:素材ビジネス(REAMIDE®)では生産体制見直しに伴う生産量低下でセグメント利益は大幅減(▲80.2%)。先行投資(油化ケミカルリサイクル関連)も計上。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想に修正無し。現時点の進捗から通期達成は十分に可能と見えるが、素材分野の生産回復や原料調達(廃タイル等)の安定化、金利負担動向等が留意点。
財務指標(主要数値・比率)
- 損益(第3四半期累計:2024/7/1~2025/3/31)
- 売上高:3,114,175千円(前年同期2,809,758千円、増加 +10.8% / +304,417千円) → 増収(好ましい)
- 売上総利益:1,013,750千円(前年887,393千円、+14.2%) 売上総利益率 32.56%(前年31.59%、改善:好ましい)
- 販売費及び一般管理費:854,032千円(前年873,403千円、▲2.2% 減少:コスト抑制が効いている)
- 営業利益:159,718千円(前年13,989千円、+1,041.7% / +145,729千円) 営業利益率 5.13%(前年0.50%、大幅改善:好ましい)
- 経常利益:135,382千円(前年 △8,525千円 損失 → 黒字転換)
- 四半期純利益(親会社株主帰属):114,268千円(前年 △16,616千円 損失 → 黒字転換)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):34.13円(前年 △4.97円)
- 貸借対照表(2025/3/31)
- 総資産:3,556,881千円(前期末3,365,918千円、+5.7%)
- 流動資産:1,496,204千円(+187,377千円、主に現金預金増加)
- 現金及び預金:722,080千円(前期末511,956千円、+210,123千円)
- 固定資産:2,060,676千円(微増)
- 流動負債:1,143,036千円(+132,885千円)
- 固定負債:2,170,804千円(▲54,753千円)
- 純資産:243,039千円(+112,830千円)
- 自己資本(B/S上):179,794千円
- 自己資本比率:5.1%(前期1.9% → 依然低水準、注意。目安:40%以上が安定)
- キャッシュ・負債関連
- 短期借入金:80,000千円(増加)
- 1年以内返済予定の長期借入金:548,471千円(増加)
- 長期借入金:1,865,653千円(減少)
- 推定有利子負債(短期+1年内+長期):約2,494,124千円
- ネット負債(有利子負債-現金):約1,772,044千円(負債が現金を上回る)
- 流動比率:1,496,204 / 1,143,036 = 131%(正常水準、流動性は確保されている)
- 負債合計/純資産(負債比率):3,313,841 / 243,039 = 約13.6倍(高レバレッジ、注意)
- 利息負担:支払利息28,018千円。営業利益159,718千円に対する利息保障倍率 ≒5.7倍(一定の余裕あり)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):3,114,175 / 3,556,881 ≒0.88回
- 売上高営業利益率:5.13%(前年0.50%→改善)
- セグメント別(第3Q累計)
- 素材ビジネス:売上974,569千円(前年同期比+2.2%)、セグメント利益13,148千円(同▲80.2%) → 売上は微増だが利益急減(課題)
- 資源ビジネス:売上2,196,327千円(同+15.4%)、セグメント利益498,588千円(同+34.4%) → 収益の主力(好ましい)
- セグメント合計利益511,737千円から全社費用等(▲350,829千円)を差し引き営業利益が算出
- 財務の解説:
- 業績改善の主要因は資源ビジネスの受注拡大と生産性向上。素材分野は生産体制の見直しで短期的に利益を押し下げている。
- 現金は増加しているが、自己資本比率は低く有利子負債が大きいため、資本構成の強化が中長期的課題。
配当
- 中間配当:0.00円(実績)
- 期末配当:未定(通期予想に配当未定、会社は第2四半期末および期末を配当基準日と定めるが現時点で未定)
- 年間配当予想:未定(資料上「-」)
- 配当利回り:–(株価情報無し)
- 配当性向:–(配当未定のため算出不可)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:特記事項無し(自社株買い等の記載無し)
セグメント別情報(詳細)
- 素材ビジネス
- 売上高:974,569千円(前年+2.2%)
- セグメント利益:13,148千円(前年▲80.2%)
- 主な論点:リファインパウダーは需要好調だが廃タイル調達で一時的需給ギャップ発生→調達拡大策で収束傾向。REAMIDE®は高品質化と生産体制見直しのため一時的に生産量低下、長期的には高付加価値化で成長見込み。油化ケミカルリサイクル関連で先行投資。
- 資源ビジネス
- 売上高:2,196,327千円(前年+15.4%)
- セグメント利益:498,588千円(前年+34.4%)
- 主な論点:大口受注増、DX化による効率化、収集・中間処理の一括受注体制が奏功。廃プラ収集の仕組み構築を進め、収益基盤強化中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の明示的な中期数値目標は本文に記載無し(ただし新規事業領域拡大・ライセンス供与による収益拡大を掲げる)。
- KPI達成状況:明示的KPIは資料に無し。セグメント別売上・利益の増加(特に資源ビジネス)が中期的目標に寄与すると期待される一方、自己資本強化が課題。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:資料に同業他社比較は無し。再生素材・廃プラ処理市場は脱炭素・循環型経済の流れで拡大中。
- 市場動向:SDGs・サーキュラーエコノミーによる事業機会増加、メーカー側のリサイクル要求強化。三菱ケミカル等との連携は事業拡大の追い風。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上4,145,000千円(前期比+7.6%)、営業利益230,000千円(+603.9%)、経常利益195,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益175,000千円、1株当たり当期純利益52.36円。
- 会社の前提条件:詳細の前提(為替等)は補足資料に記載とのこと(本短信には要旨記載なし)。
- 予想の信頼性:第3Q時点で売上進捗は約75%と順調。営業利益はやや進捗が遅いが、資源ビジネスの好調で通期達成可能と会社は判断し修正無し。
- リスク要因:
- 廃資源(廃タイル、廃プラ等)の調達安定性
- REAMIDE®の生産体制回復と品質確保
- 金利上昇による利息負担増(有利子負債が大きい)
- 先行投資の回収(油化ケミカルリサイクル関連)
- 規制や市場需要の変動
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 四半期レビュー:公認会計士・監査法人によるレビュー無し(注記)
- その他:決算補足説明資料は同社ウェブサイトに掲載。将来見通しに関する注記あり(達成を約束するものではない旨)。
(注記)
- 本まとめは開示資料(2025年5月15日提出の第3四半期決算短信)に基づき作成。市場予想や株価情報は資料に含まれていないため記載していない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7375 |
| 企業名 | リファインバースグループ |
| URL | https://www.r-inverse.com |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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