2025年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が2025年9月期の通期予想を本短信内で提示していないため「会社予想との比較は不可」。市場予想についても本資料に記載なしのため不明。ただし実績は明確な増収増益で着地。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益21,771百万円、前期比+28.9%/親会社帰属当期利益2,683百万円、前期比+28.8%)。
- 注目すべき変化:のれんの増加(前期6,702百万円→当期12,942百万円)や子会社取得(サーキュレーションの完全子会社化等)による連結範囲拡大と投資支出の増加が資産・負債を押し上げた点。
- 今後の見通し:2026年9月期予想は売上35,000百万円(+60.8%)・調整後EBITDA6,700百万円・事業利益5,000百万円・親会社帰属当期利益2,850百万円と積極投資前提の成長シナリオ。2025実績からの通期進捗率は売上約62%、調整後EBITDA約81%、事業利益約78%、純利益約94%(達成可能性はM&A統合・投資効果に依存)。
- 投資家への示唆:業績は堅調でキャッシュ・ポジションも強い一方、M&Aによるのれん・借入増加や統合リスクが存在。成長投資が継続されるため、今後の利益率維持とのれんのインパクト(減損リスク)に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社PKSHA Technology
- 主要事業分野:自然言語処理・画像認識・機械学習等のAI技術を基盤とした研究開発・ソリューション提供(AI Research & Solution事業)/アルゴリズムを製品化したAI SaaSの提供(AI SaaS事業)/モビリティ(駐車場機器)等
- 代表者名:代表取締役 上野山 勝也
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2024年10月1日~2025年9月30日(通期、IFRS、連結)
- 決算補足資料・説明会:あり(機関投資家・アナリスト向け、資料は11/13掲載、説明会11/14開催予定)
- セグメント:
- AI Research & Solution事業:共同研究開発からソリューション提供、駐車場機器販売などを含む
- AI SaaS事業:自動応答エンジン等のプロダクト販売(顧客接点/社内業務領域)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):31,948,000株
- 期中平均株式数:31,028,562株
- 自己株式数(期末):891,409株
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2025年12月23日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年12月22日
- 決算説明会:2025年11月14日(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想との比較:2025年9月期について本短信内に通期予想の提示なしのため比較不可
- 市場予想との比較:本資料に市場予想は提示されておらず不明
- 実績(主要数値、百万円):
- 売上収益:21,771(前期16,893、+28.9%)
- 調整後EBITDA:5,443(前期4,138、+31.5%)
- 事業利益(※会社定義=営業利益相当指標):3,922(前期3,122、+25.6%)
- 税引前利益:4,675(前期3,317、+41.0%)
- 親会社帰属当期利益:2,683(前期2,083、+28.8%)
- サプライズの要因:
- 増収はAI Research & SolutionおよびAI SaaSの双方での受注・導入増(生成AI需要の高まり、プロダクト導入の積み上げ)
- その他の収益に、Sapeetの一部売出しに伴う関係会社株式売却益および残存持分の公正価値評価益(合計で約909百万円)が計上され、税引前利益を押し上げ
- M&A(トライアンフ、サーキュレーション)の連結寄与とそれに伴う資産増加
- 通期への影響:
- 2026年9月期の会社予想は成長・先行投資を織り込んだ積極的な数値(売上35,000百万円等)。2025年実績は同予想に対する進捗率(売上約62%、調整後EBITDA約81%)から見て、利益面では概ね順調。ただし大幅な売上拡大(前年比+60.8%を要する)を実現するにはM&A統合と新規顧客獲得継続が前提。
財務指標
- 主要(2025年9月期、百万円)
- 売上収益:21,771(前期16,893、+28.9%)
- 売上総利益:10,844(売上高に対し約49.8%)
- 販管費:6,922
- 事業利益:3,922(前期3,122、+25.6%)→ 事業利益率 18.0%(安定~高水準)
- 営業利益(その他収益等含む):5,289(前期3,209、+64.7%)※その他の収益(Sapeet関連評価益等)影響
- 税引前利益:4,675(前期3,317、+41.0%)
- 親会社帰属当期利益:2,683(前期2,083、+28.8%)
- EPS(基本):86.47円(前期67.22円、+28.7%)
- バランスシート(期末、百万円)
- 資産合計:54,369(前期41,785、↑12,583)
- 流動資産:24,906、現金同等物:19,358(前期15,266、増加)
- のれん:12,942(前期6,702、増加→M&A影響)
- 負債合計:19,669(前期9,470、↑10,199)
- 資本合計:34,700(前期32,316、↑2,384)
- 親会社所有者帰属持分比率:63.4%(前期77.1% → 資本比率は高水準:63.4%(安定水準))
- キャッシュ・フロー(百万円)
- 営業CF:+5,177(前期+3,013、良好)
- 投資CF:△6,198(前期△3,078、子会社取得等による支出増)
- 財務CF:+4,893(前期+38、借入増加)
- 現金及び現金同等物期末:19,358(前期15,266)
- 純現金ポジション:現金19,358に対し借入金合計約9,608 → ネットでは現金超過(概算約+9,750百万円)
- 進捗率(会社が提示した2026年通期予想に対する参考値)
- 売上進捗率:21,771 / 35,000 = 約62.2%
- 調整後EBITDA進捗率:5,443 / 6,700 = 約81.2%
- 事業利益進捗率:3,922 / 5,000 = 約78.4%
- 親会社当期利益進捗率:2,683 / 2,850 = 約94.2%
- 財務安全性
- 自己資本比率(親会社帰属持分比率):63.4%(安定水準、目安40%以上で良好)
- 流動比率=流動資産24,906 / 流動負債14,430 ≒ 172.6%(良好)
- 負債比率(負債/資本)=19,669 / 34,700 ≒ 56.7%(過度ではないが増加)
- 効率性
- 売上高営業利益率(事業利益率)=18.0%(高め)
- 総資産利益率(概算)=当期利益2,742 / 資産54,369 ≒ 5.0%(中程度)
配当
- 配当実績・予想:
- 2024年9月期:年間配当 0.00円
- 2025年9月期:年間配当 0.00円
- 2026年9月期(予想):年間配当 0.00円
- 配当性向(連結):―(配当なし)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:現時点は配当無配継続、自己株式は期中に一部取得・処分あり。成長投資優先の姿勢が示唆される。
セグメント別情報
- AI Research & Solution事業(百万円)
- 売上収益:12,892(前期9,930、+28.8%)
- セグメント利益:2,451(前期1,930、+27.0%)
- コメント:生成AIを背景に自然言語処理等のソリューション需要が拡大。駐車場機器販売(モビリティ)も堅調。
- AI SaaS事業(百万円)
- 売上収益:9,050(前期6,963、+28.7%)
- セグメント利益:3,125(前期2,495、+25.3%)
- コメント:自動応答エンジン等の受注・ライセンス積み上げが進展。グループ間連携で相互送客等を実施。
- セグメント間調整:セグメント合計利益5,577に対し調整額△1,655(主に全社費用)で連結事業利益3,922に計上。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:詳細は添付資料参照だが、AIソリューションとAI SaaSの二軸で成長加速、M&Aにより人材プラットフォーム(サーキュレーション)を取り込みシナジー創出を図る方針。
- KPI達成状況:売上・事業利益は前年から大幅増で順調。のれん増加・投資拡大を織り込んだ成長シナリオ実行中だが、のれん回収(収益化)と統合効果が今後の重要KPI。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは本資料に記載なし。生成AIブーム下で自然言語処理/SaaS領域の競争が激化する点は留意。
- 市場動向:人手不足とAI需要の高まりが追い風。AI導入・自動化ニーズの拡大が成長を支援。
今後の見通し
- 2026年9月期予想(会社公表、百万円)
- 売上収益:35,000(前年比+60.8%)
- 調整後EBITDA:6,700(+23.1%)
- 事業利益:5,000(+27.5%)
- 親会社帰属当期利益:2,850(+6.2%)
- 基本EPS予想:91.85円
- 予想の信頼性:過去の実績・今期進捗から見ると利益面は比較的近接。ただし大幅な売上拡大(+60%)はM&A効果と営業拡大が予定通り進むかに依存。
- 主な前提条件:新規顧客獲得・既存顧客の導入拡大、M&A統合に伴うシナジー創出等(詳細は添付資料P.4参照)。
- リスク要因:
- M&Aののれん・資本負担と統合リスク(のれん4桁億円水準)
- 競合激化・価格競争
- マクロ要因、顧客のIT投資水準変化
- 会計上の評価(持分法・公正価値評価)による変動
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし(IFRS任意適用中)
- 連結範囲の変更:期中に子会社1社(サーキュレーション)を新規連結、子会社1社(Sapeet)を支配喪失(関連会社化)
- のれん増加:のれんが大幅に増加(12,942百万円)しており、将来の減損リスクに注意が必要
- 決算短信は監査対象外(公認会計士等の監査対象外)である旨の注記あり
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3993 |
| 企業名 | PKSHA Technology |
| URL | https://pkshatech.com/ja/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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