2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の方向性:増収増益(売上高+47.6%、営業利益+241.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益+273.6%、前年同期比)。
  • 注目すべき変化:ブランドコミュニケーション事業が大幅に伸長(売上高+59.3%、セグメント利益+110.0%)し、全体の業績牽引。四半期で新株予約権戻入益114百万円を特別利益計上し、純利益押し上げに寄与。
  • 今後の見通し:通期業績予想(通期売上20,500百万円、営業利益1,900百万円、当期純利益1,130百万円)は変更なし。Q1の進捗は堅調(特に利益進捗が高い)が、特別利益の有無とキャッシュ動向に注意が必要。
  • 投資家への示唆:中核事業(ブランドコミュニケーション)の受注拡大と高付加価値サービス化が進み収益性改善が確認できる一方、Q1で現金が大きく減少している点(自己株取得含む)や特別利益の影響を分離して評価する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社サニーサイドアップグループ
    • 主要事業分野:PR発想を軸としたブランドコミュニケーション(PR、商品企画、マーケティング支援)、フードブランディング(billsのブランディング・ライセンス管理等)、ビジネスディベロップメント(新規事業・コンサル)
    • 代表者名:代表取締役社長 次原 悦子
    • URL:https://ssug.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期連結累計(2025年7月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料:作成有(決算説明会は開催無し)
  • セグメント:
    • ブランドコミュニケーション事業:PR・商品企画・販促・SNS/インフルエンサーマーケ等(構成子会社:サニーサイドアップ等)
    • フードブランディング事業:飲食ブランドのブランディング・ライセンス管理(bills等)
    • ビジネスディベロップメント事業:新規事業開発・社会課題関連のコミュニケーション等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:15,197,600株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(四半期累計):14,851,265株
  • 今後の予定:
    • 決算発表:四半期短信(本資料)発表済(2025/11/13)
    • IRイベント:決算補足説明資料は同日ウェブ掲載予定

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 売上高:Q1 実績 5,433 百万円。会社は四半期予想開示せず。通期予想比達成率(進捗率) 5,433 / 20,500 = 26.5%(目安:線形進捗25%に対してやや上振れ)
    • 営業利益:Q1 実績 616 百万円。通期予想1,900百万円に対する進捗率 32.4%(線形進捗を上回る)
    • 純利益:Q1 実績 親会社株主に帰属する四半期純利益 479.7 百万円。通期予想1,130百万円に対する進捗率 42.4%(特別利益が寄与)
  • サプライズの要因:
    • ブランドコミュニケーション事業で大型案件およびIPを活用した商品企画が伸長し高収益化。
    • 新株予約権戻入益(114.192 百万円)を特別利益に計上したことが純利益を押し上げ。
    • 固定費増(人件費・事務所賃借等)はあるが、増収効果で吸収。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正していない(2025/8/13公表の予想から変更無し)。
    • Q1の進捗は良好で達成可能性は高めに見えるが、純利益に寄与した特別利益は一過性のため、継続的な利益水準はセグメント業績の進展で判断する必要あり。

財務指標

  • 財務諸表(主要ポイント、千円単位は四捨五入して百万円表記で記載)
    • 資産合計:8,575 百万円(前期末 10,410 百万円、△18.3%)
    • 流動資産:6,764 百万円(前期末 8,626 百万円、減少)
    • 固定資産:1,811 百万円(前期末 1,783 百万円、微増)
    • 負債合計:3,845 百万円(前期末 5,709 百万円、△32.7%)
    • 純資産合計:4,730 百万円(前期末 4,701 百万円、微増)
    • 自己資本比率:54.6%(前期末 43.7%)→ 安定水準(目安: 40%以上で安定)
  • 収益性(対前年同期)
    • 売上高:5,433 百万円(前年比 +47.6%、前年同期 3,680 百万円)
    • 営業利益:616 百万円(前年比 +241.7%、前年同期 180 百万円)
    • 営業利益率:616 / 5,433 = 11.3%(前年同期 180/3,679 = 4.9%)→ 利益率改善
    • 経常利益:621 百万円(前年比 +221.2%、前年同期 193 百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:479.7 百万円(前年比 +273.6%、前年同期 128.4 百万円)
    • EPS(1株当たり四半期純利益):32.30 円(前年同期 8.60 円)
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
    • 売上高進捗率:26.5%(5,433 / 20,500)→ 線形進捗(25%)をやや上回る
    • 営業利益進捗率:32.4%(616 / 1,900)→ 好調
    • 純利益進捗率:42.4%(479.7 / 1,130)→ 高い(ただし特別利益影響あり)
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率 54.6%(安定水準)
    • 負債構成:短期借入金 100 百万円、長期借入金 396 百万円(借入金は相対的に低水準)
    • 流動比率:流動資産6,764 / 流動負債3,037 = 約222.8%(流動性良好)
    • 現金及び預金:2,319 百万円(前期末 4,656 百万円、△2,336 百万円)→ 現金減少が顕著(自己株取得などの影響)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率の改善(前年同期 4.9% → 今回 11.3%)は効率性向上を示す
  • セグメント別(Q1)
    • ブランドコミュニケーション:売上 4,517 百万円(+59.3%)、セグメント利益 874.9 百万円(+110.0%)
    • フードブランディング:売上 890.1 百万円(+7.8%)、セグメント利益 45.8 百万円(+20.0%)
    • ビジネスディベロップメント:売上 26.0 百万円(+36.3%)、セグメント利益 5.1 百万円(+14.2%)
  • 財務の解説:
    • 売上増は主にブランドコミュニケーションの大型案件・IP商品企画の拡大による。営業利益増は増収による固定費吸収とセグメント収益性改善。
    • ただし純利益には新株予約権戻入益114百万円が寄与しており、除くと通期ベースの利益トレンド評価時は留意が必要。
    • 流動負債(買掛金等)の大幅減少と現金減少が同時に発生しており、キャッシュの期内動向(自己株取得等)に注意。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年6月期(実績):年間 22.00 円(第2四半期 7.00 円、期末 15.00 円)
    • 2026年6月期(予想):年間 24.00 円(第2四半期 11.00 円、期末 13.00 円)
    • 直近公表の配当予想に修正は無し
  • 配当利回り:株価の情報がないため計算不可(時価総額・株価:–)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式取得を実施(取得株式総数 213,200 株、取得価額合計 149,380 千円) — 株主還元施策あり

セグメント別情報

  • 各セグメントの状況(Q1)
    • ブランドコミュニケーション:Q1売上 4,517 百万円(+59.3%)、セグメント利益 874.9 百万円(+110.0%)。IPを活用した商品企画(Happyくじ等)と大型販促案件、万博関連PRなどが寄与。
    • フードブランディング:Q1売上 890.1 百万円(+7.8%)、セグメント利益 45.8 百万円(+20.0%)。billsの店舗で客単価高水準、インバウンド回復が寄与。事業横展開(山本屋の韓国出店等)も開始。
    • ビジネスディベロップメント:Q1売上 26.0 百万円(+36.3%)、セグメント利益 5.1 百万円(+14.2%)。コンサル・社会課題関連案件が寄与だが、費用先行型の性格。
  • 前年同期比較:全セグメントで増収増益。特にブランドコミュニケーションの伸びが際立つ。
  • セグメント戦略:ブランドコミュニケーションの提案領域拡大(PR→マーケティング戦略・コンサルへ)とIP商品企画強化が収益性向上の鍵。フードは海外展開・ライセンス管理を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:同社は「成長に向けた戦略方針」最終年度。3年間の戦略投資枠として総額15億円を設定し、人材投資を継続。
  • KPI達成状況:資料に明確なKPI数値は記載無し。事業ポートフォリオの中核であるブランドコミュニケーションの収益拡大は計画整合性に沿う動き。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社データは本資料に無し(比較は–)。
  • 市場動向:コスメ・ファッション、施設、スポーツ、食品など既存実績分野で受注拡大。世界的イベント(大阪・関西万博)等の需要が追い風。インバウンド回復はフード事業にプラス。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):売上 20,500 百万円(前年比 +4.7%)、営業利益 1,900 百万円(+18.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,130 百万円(+19.1%)
    • 次期予想:–(未公表)
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替・原油等の明示は無し)
  • 予想の信頼性:Q1の進捗は良好であるが、純利益は特別利益の影響を受けている点に留意。会社は予想保守的とも解釈できる(修正無し)。
  • リスク要因:
    • 大型案件の受注集中やイベント依存の需給変動
    • 一過性の特別利益を除いた利益水準の持続性
    • 現金・流動性の短期的な減少(自己株取得や債務返済等の影響)
    • 外部環境(インバウンド、広告・マーケ市場の動向)

重要な注記

  • 会計方針:重要な会計方針変更は無し。四半期特有の会計処理適用有(税金費用は見積実効税率を用いた按分計算)。
  • 主要なその他事項:
    • 2025年10月1日付で合弁会社「株式会社KEI CONCEPT Japan」を設立(持分法適用関連会社化)
    • 自己株式取得状況(2025/9/30時点):取得株式数 213,200 株、取得価額合計 149,380 千円
    • 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記あり)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2180
企業名 サニーサイドアップグループ
URL https://ssug.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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