2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は2026年9月期の業績予想を開示していないため「会社予想との比較」は不可。前年同期の赤字から黒字転換(営業黒字・経常黒字・当期純利益)しており、実績は前年から大幅改善した点はサプライズ性あり。市場予想との比較は開示資料に記載なし。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +5.5%、営業利益:▲9,349千円 → 59,089千円、当期純利益:▲28,375千円 → 38,040千円)。
- 注目すべき変化:前年は当期純損失だったが、今期は38,040千円の当期純利益を計上。小売セグメントのセグメント利益が前年から+51.3%と大幅改善。
- 今後の見通し:会社は天候等の外部要因で業績変動が大きく予測困難として、2026年9月期の通期予想は未公表。第2四半期累計と通期見通しは順次開示予定。
- 投資家への示唆:客数はほぼ横ばいだが顧客単価を引き上げたことで業績改善。高い自己資本比率とキャッシュポジション改善は財務の安定性を示す。ただし、今後も天候等の外部リスクで予想が困難なため、会社開示(既存店の月次動向やQ2開示)を注視する必要あり。
基本情報
- 企業名:株式会社篠崎屋
- 主要事業分野:食品小売(直営ブランド「三代目茂蔵」)、加盟店向け卸売、業務用卸、通販等
- 代表者名:代表取締役社長 関根 雅之
- 問合せ先:取締役管理グループ長兼経営企画部長兼IR室長 矢立 実/TEL 048-970-4949
- 報告概要:提出日 2025年11月7日、対象会計期間 2025年9月期(2024年10月1日~2025年9月30日)、非連結(日本基準)
- 決算説明会:補足資料あり、決算説明会は開催せず(説明動画・補足資料をHP掲載予定)
- セグメント:
- 小売事業:直営「三代目茂蔵」店舗での小売(店頭商品強化、弁当・菓子等)
- その他事業:加盟店向け卸売、業務用得意先向け卸売、通販事業
- 発行済株式:期末発行済株式数 14,157,780株(2025年9月期)
- 自己株式:期末自己株式数 0株(2024年9月期は278,800株→消却等により変動)
- 時価総額:–(資料に期末株価は記載なしのため算出不可)
- 今後の予定:定時株主総会 2025年12月16日、有価証券報告書提出予定日 2025年12月15日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較:会社は2026年9月期の予想を開示しておらず、通期予想との比較は不可。
- 市場予想との比較:資料に市場コンセンサスは記載なし(比較不可)。
- 実績(対前年):
- 売上高:2,940,221千円(+5.5%)
- 営業利益:59,089千円(前期は営業損失▲9,349千円 → 大幅改善)
- 経常利益:64,291千円(前期は経常損失▲6,056千円)
- 当期純利益:38,040千円(前期は当期純損失▲28,375千円)
- サプライズの要因:主として顧客単価の引上げ(既存店の客数は微減だが顧客単価108.6%)と商品構成・単価見直しにより小売セグメントの粗利・セグメント利益が改善。営業CFがプラス化(75,640千円)したことも効率改善を示す。
- 通期への影響:会社は外部要因(天候等)で変動が大きく、現時点で2026年通期予想を提示していないため、今期の改善が持続するかは既存店売上や出店状況、人員確保などの進捗を見て判断する必要あり(会社は月次既存店売上などの開示充実を示唆)。
財務指標
- 損益要点(千円)
- 売上高:2,940,221(+5.5%)
- 売上総利益:895,551(前年789,330)
- 販管費:836,461(前年798,679)
- 営業利益:59,089(前年▲9,349) 営業利益率 2.0%(良好とは言えないが改善)
- 経常利益:64,291(前年▲6,056)
- 税引前当期純利益:51,142(前年▲15,398)
- 当期純利益:38,040(前年▲28,375)
- 1株当たり当期純利益(EPS):2.69円(前年▲2.00円)
- 貸借対照表要点(千円)
- 総資産:1,364,760(+79,678)
- 純資産:1,048,709(+38,038)
- 自己資本比率:76.8%(安定水準;目安40%以上は良好)
- 現金及び現金同等物:609,657(+91,132)
- キャッシュ・フロー(千円)
- 営業CF:+75,640(前期は▲117,881 → 大幅改善)
- 投資CF:+15,493(長期未収入金回収等)
- 財務CF:▲1(自己株式取得1千円)
- 進捗率分析(通期予想未開示のため進捗率は算出不可)
- 財務安全性
- 自己資本比率 76.8%(安定水準)
- 負債合計 316,050千円(うち流動負債 311,350千円)
- 有利子負債について:資料に「有利子負債が存在しないためキャッシュ・フロー対有利子負債比率は記載していない」との記載あり(有利子負債ほぼゼロと判断) → 借入依存度低く財務は保守的で良好。
- 効率性:売上に対する営業利益率は2.0%(改善だが小売業としては低〜中程度)。総資産回転率等の数値は開示なし(–)。
- セグメント別(当期)
- 小売事業:売上高 2,611,268千円(+5.6%)、セグメント利益 196,210千円(+51.3%)
- その他事業:売上高 328,952千円(+5.0%)、セグメント利益 17,985千円(+11.0%)
- 財務の解説:売上増は主に小売・卸共に伸長。商品単価見直しにより顧客単価が上昇し粗利増、販管費は増えるも営業利益は黒字化。現金預金が増加し自己資本比率は高水準を維持。固定資産の減損は増加している(減損損失12,205千円)。
配当
- 配当実績(円)
- 2024年9月期:中間 0.00、期末 0.00、年間 0.00
- 2025年9月期:中間 0.00、期末 0.00、年間 0.00
- 2026年9月期(予想):未定(会社は業績予想を開示していないため未定)
- 配当性向:–(配当なしのため計算不可)
- 自社株買い:当期は自己株式の取得1千円(実質ゼロに近い)。過去に自己株式の消却等が行われている(期中の自己株式消却等により発行済数変動)。
- 株主還元方針:業績見通しが未開示のため配当は未定。会社は業績見通しの開示時に配当方針も合わせて示す旨。
セグメント別情報
- 小売事業(直営)
- 売上高 2,611,268千円(+5.6%)
- セグメント利益 196,210千円(+51.3%)
- 施策:茂蔵オリジナル商品の強化、弁当・菓子等の店頭商品重点、販売スタッフとの情報共有で生産性向上。
- 店舗数(直営):30店(期末)
- 既存店:客数 98.8%(前期比)、顧客単価 108.6%(価格見直し等で向上)
- その他事業(加盟店向け卸・通販等)
- 売上高 328,952千円(+5.0%)
- セグメント利益 17,985千円(+11.0%)
- 加盟店数(期末):389店(前期末392店→増加20、減少23の結果)
- セグメント戦略:高付加価値商品の開発・販売強化、店舗での陳列・販売手法改善、採用可能な物件での出店推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明確な数値目標は記載なし。事業方針として「茂蔵オリジナル商品」によるブランド確立、顧客単価向上、生産性向上を掲げる。
- KPI達成状況:具体的なKPI(数値)は未提示。既存店の客数・顧客単価の動きは開示されている(客数98.8%、顧客単価108.6%)。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:同業他社との相対比較は開示資料に記載なし(–)。
- 市場動向:小売事業が売上の約88%以上を占め、天候不順等の外部要因により業績変動が大きいと明記。物価高騰に対しては顧客単価向上で対処。国内事業に限定しているため為替等の直接影響は限定的。
今後の見通し
- 業績予想:2026年9月期の通期予想は未開示(外部要因で試算困難のため)。第2四半期累計および通期見通しは判明次第開示予定。月次既存店売上高等の情報開示を充実させる方針。
- 予想の信頼性:会社は天候等で変動が大きく過去の予想達成性を踏まえ慎重な姿勢。したがって、早期の数値予想は出しづらいとの判断。
- リスク要因:天候不順、原材料費・物価変動、労働力確保の可否、出店時の採用難、減損リスク(固定資産の見直し)、国内市場に限定されることによる地域景気影響。
重要な注記
- 会計方針:当期における会計方針の変更、会計上の見積り変更、修正再表示は無し。
- 未適用の会計基準:新リース会計基準(企業会計基準第34号等)を2028年9月期から適用予定。影響額は現時点で評価中。
- 監査:決算短信は公認会計士・監査法人の監査対象外と明記。
- その他:業績予想未開示のため配当予想も未定。決算補足説明資料および決算説明動画は会社HPに掲載予定。
(注記)
- 本要約は提供された決算短信(非連結)に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。数値は決算書記載の単位千円(千円未満切捨て)を基に記載しています。不明な項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2926 |
| 企業名 | 篠崎屋 |
| URL | http://www.shinozakiya.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。