2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想からの修正は無し。市場コンセンサスとの比較情報は開示資料に無いため–。総じて「ほぼ予想通り」。
- 業績の方向性:増収増益(営業収益+4.7%、営業利益+7.4%、親会社株主に帰属する中間純利益+12.2%)。
- 注目すべき変化:中間期で売上高1,390億61百万円(前年同期比+4.7%)、中間純利益27億04百万円(前年同期比+12.2%)。その他事業(食品製造等)の利益率改善(営業利益+53.7%)が寄与。
- 今後の見通し:通期予想(営業収益274,700百万円、営業利益7,300百万円、当期純利益5,500百万円)は変更なし。中間進捗は売上高進捗率約50.6%、営業利益進捗率約45.9%、純利益進捗率約49.2%で、売上は半期比ほぼ均衡だが利益はやや下振れ傾向。
- 投資家への示唆:①高い自己資本比率(64.1%)で財務は安定、②営業CFは堅調(80.2億円)だが投資(店舗改装・拠点整備・M&A)で投資CFは拡大、③中期成長は店舗改装・物流・精肉加工センター整備とM&Aが鍵。コスト上昇(人件費・仕入高・光熱費等)への対応状況を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社リテールパートナーズ
- 主要事業分野:スーパーマーケット事業(食品小売)および保険代理・スポーツクラブ・食品製造等の「その他事業」
- 代表者名:代表取締役社長 田中 康男
- 上場市場・コード:東証(東) 8167
- URL:https://www.retailpartners.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月14日
- 対象会計期間:2026年2月期 第2四半期(中間期:2025年3月1日~2025年8月31日)
- 決算説明会:無し(補足資料はあり)
- セグメント:
- スーパーマーケット事業:主要売上源。店舗運営、PB開発、共同調達等。
- その他事業:保険代理業、スポーツクラブ、食品製造(戸村フーズ等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):46,646,059株(2026年2月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):42,927,956株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年10月14日(既実施)
- 配当支払開始予定日(中間配当):2025年11月18日
- IRイベント:決算説明会は無し。決算補足説明資料はTDnetで開示。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社業績予想との比較:通期予想に変更なし(中間実績からの修正無し)。中間実績は会社の通期予想に対し以下の進捗率。
- 売上高進捗率:139,061 / 274,700 = 約50.6%
- 営業利益進捗率:3,352 / 7,300 = 約45.9%
- 純利益進捗率:2,704 / 5,500 = 約49.2%
- 市場予想との比較:–(開示資料に市場コンセンサス記載無し)
- サプライズの要因:
- 増収は既存店客数回復・客単価上昇(物価影響)と新設・改装効果。
- 営業費用は仕入高上昇、人件費増、決済手数料・電力料増等で圧迫されるが、経費削減・生産性向上で吸収。
- その他事業(戸村フーズ等)の製造効率改善と売価見直しで利益が大幅増。
- 連結の範囲変更(株式会社永野の株式取得)に伴う貸借対照表連結(P/Lは期末みなし取得で含まず)。
- 通期への影響:
- 通期予想は据え置き。中間の進捗から見ると売上は順調だが、利益進捗はやや遅め。追加のコスト上昇や買収統合費用等がなければ通期達成は現実的と判断できるが、下振れリスクは残る。
財務指標
- 損益(中間:百万円)
- 売上高:139,061(前年同期132,833、+4.7%、+6,228)
- 営業利益:3,352(前年同期3,122、+7.4%、+230)
- 経常利益:3,952(前年同期3,764、+5.0%、+188)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:2,704(前年同期2,410、+12.2%、+294)
- 1株当たり中間純利益(EPS):63.01円(前年同期56.17円、+12.2%)
- 営業利益率:3,352 / 139,061 = 約2.41%(前年同期約2.35%)— 増加(僅かだが改善)
- 貸借対照表(中間末:百万円)
- 総資産:136,578(前期末127,036、+9,542)
- 負債:49,078(前期末42,354、+6,724)
- 純資産:87,499(前期末84,682、+2,817)
- 自己資本比率:64.1%(前期66.7%)→ 安定水準(目安: 40%以上は安定)
- 現金及び預金:28,160(流動性良好)
- 有利子負債(概算):短期借入7,020 + 1年内返済長期借入2,120 + 長期借入5,692 = 14,832(現金が上回りネットキャッシュ)
- キャッシュフロー(中間:百万円)
- 営業活動CF:8,017(前年7,249、+768)— 良好(営業CF増)
- 投資活動CF:△4,743(前年△2,840、投資拡大、主に固定資産取得31,118・子会社株式取得545等)
- 財務活動CF:△89(前年△2,276、長期借入増加により支払減少)
- 現金及び現金同等物:21,931(期首18,746、増加)
- 財務安全性:
- 自己資本比率64.1%(安定水準)
- 負債増加(借入増)だが現預金で相殺されておりネット資金余裕あり
- 流動比率:流動資産43,330 / 流動負債38,194 ≒ 113.4%(やや安全圏)
- 効率性:
- 総資産回転率(簡易)=売上高139,061 / 総資産136,578 ≒ 1.02回/年(棚卸・店舗業態として妥当)
- セグメント別(中間:百万円)
- スーパーマーケット事業:営業収益138,565(+4.7%)、セグメント利益34,96百万円(+6.4%)
- その他事業:営業収益578(+12.1%)、セグメント利益106(+53.7%)
- セグメント利益の調整(全社費用):△249百万円(当中間)
- 財務の解説:
- 収益は物価上昇(客単価)と既存店改善、改装・新設による集客増がドライバー。コスト面は仕入高・人件費・光熱費等が上振れだが、共同調達やPB強化、店舗効率化で吸収努力。
- 投資は物流・精肉プロセスセンター設置や店舗改装、M&A(永野)等成長投資中心。
配当
- 中間配当:20円(2026年2月期中間)→ 前期中間14円から増配(+6円)
- 期末配当(予想):20円(通期予想合計40円、前期合計38円)
- 年間配当予想:40円(変更無し)
- 配当利回り:–(株価情報無いため算出不可)
- 配当性向:通期予想で算出すると当期純利益5,500百万円に対し配当合計は(配当総額は数値無)、ただし1株当たり当期純利益128.13円に対し年間配当40円 → 配当性向約31.2%(概算)(目安:配当性向30%前後は中立〜安定)
- 特別配当の有無:直近の期末(2025年2月期)に記念配当(10円)あり。今回の中間は特別配当なし。
- 株主還元方針:ROE7%以上目標、安定的な営業CF創出と適切な資金配分で株主還元強化を掲げる。自社株買い:当中間期は取得ほぼなし。
セグメント別情報
- スーパーマーケット事業:
- 売上高:138,565百万円(+4.7%)、セグメント利益:3,496百万円(+6.4%)
- 店舗数:当中間末280店(前期+6)。主な増減は宮崎県での8店舗の連結(永野の取得による)。
- 戦略・動向:既存店改装による集客強化、共同調達・PB強化、物流拠点強化(RPG宮崎物流センター、宮崎ミートファクトリー)。
- 備考:永野はみなし取得日を期末にしているため中間P/Lには未反映(貸借対照表は連結)。
- その他事業:
- 売上高:578百万円(+12.1%)、セグメント利益:106百万円(+53.7%)
- 背景:戸村フーズの生産効率向上・売価見直しで製造数量・利益が増加。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(第3次:2025-2027):
- 短期:既存エリア・サービス強化のため成長投資
- 中長期:エリア拡大・新サービス・M&Aによる成長
- 目標:ROE7%以上、収益性・効率性向上、DX・人的資本投資
- KPI達成状況:
- 中間時点では売上・利益ともに増加。ROE等のKPI具体数値は資料に記載無し→進捗は概ね良好だが、ROE目標達成には通期での利益改善が必要。
競合状況や市場動向
- 業界環境:少子高齢化・人口減少・人材確保難・コスト上昇で競争激化。物価高は客単価を押し上げる一方で生活防衛意識も強い。
- 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載無し(同業比較データは–)。ただし、地域密着型の店舗網・物流投資が競争優位性のポイント。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想に修正無し(2025年4月公表の予想を据え置き)。
- 会社予想の前提:資料参照ページ(添付資料)に詳細前提あり(為替等の特記事項は特になし)。
- 予想の信頼性:当社は中間での投資・M&Aを継続しており、過去の予想達成傾向の明示は無し。今回も「将来予測には不確定要素あり」との注記。
- リスク要因:
- 仕入・原材料価格上昇、賃金上昇、エネルギーコストの増大
- 競合との価格競争・集客競争
- M&Aの統合リスク及び追加投資による財務負担
- 地政学・通商政策等の外部ショック
重要な注記
- 会計方針変更:2022年改正「法人税等に関する会計基準」を当中間期期首より適用。中間連結財務諸表への影響は無し。
- 連結の範囲変更:当中間期に株式会社永野を取得し連結に追加(みなし取得日を当中間期末としたため中間P/L未反映、貸借対照表は連結)。
- 重要な特記事項:事業譲受に伴う負ののれん発生益22百万円(特別利益)を計上(暫定算定)。
(注記)
- 不明な項目は–で記載しています(市場予想・時価総額など)。
- 数値は原資料に基づく(単位:百万円、前年同期比は必ず%表記)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8167 |
| 企業名 | リテールパートナーズ |
| URL | http://www.retailpartners.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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