決算短信：リテールパートナーズ（8167）

2026年２月期　第１四半期決算短信［日本基準］（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社の通期・第２四半期予想に対する修正は無し（予想どおり）。市場予想は提示なし。
• 業績の方向性：増収増益（売上高688.57億円、前年同期比+5.8％、営業利益18.89億円、同+18.3％）。
• 注目すべき変化：営業利益の伸び（+18.3％）が売上増（+5.8％）を上回る改善。既存店の改装効果や客単価上昇（物価要因）が寄与。
• 今後の見通し：第２四半期・通期予想に修正なし。第１四半期の通期進捗は売上・利益ともに概ね順調で、現時点で通期達成可能性に重大な懸念は示されていない（ただしインフレや人件費増等のリスクあり）。
• 投資家への示唆：主力のスーパーマーケット事業が業績を牽引。物流・精肉プロセスへの投資で供給体制強化を進めており、収益基盤の底上げを図る動きが確認できる。

基本情報

• 企業名：株式会社リテールパートナーズ
• 主要事業分野：スーパーマーケット事業（主力）、保険代理業、スポーツクラブ、食品製造等（その他事業）
• 代表者名：代表取締役社長 田中 康男
• 問合せ先：専務取締役 宇佐川 浩之（TEL 0835-20-2477）
• 報告概要：提出日 2025年7月15日／対象会計期間 2026年2月期 第1四半期（2025年3月1日～2025年5月31日）
• 決算補足説明資料：無、決算説明会：無
• セグメント：
  • スーパーマーケット事業：店舗運営、商品仕入れ・販売等（主力）
  • その他：保険代理、スポーツクラブ、食品製造（戸村フーズ等）
• 発行済株式：期末発行済株式数（普通株式）46,646,059株（自己株式含む）
  • 期末自己株式数 3,720,213株
  • 四半期期中平均株式数（第1Q）42,925,861株

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社予想は4/14公表分、現時点で修正なし）
  • 売上高（第1Q）：実績 68,857 百万円。第2四半期累計予想 136,700 百万円に対する進捗率 50.3％、通期予想 274,700 百万円に対する進捗率 25.1％。
  • 営業利益（第1Q）：実績 1,889 百万円。第2四半期累計予想 3,300 百万円に対する進捗率 57.2％、通期予想 7,300 百万円に対する進捗率 25.9％。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益（第1Q）：実績 1,452 百万円。第2四半期累計予想 2,500 百万円に対する進捗率 58.1％、通期予想 5,500 百万円に対する進捗率 26.4％。
• サプライズの要因：売上の増加は改装による既存店活性化と物価上昇に伴う客単価上昇が主因。営業費用は上昇（仕入高・人件費・電力・決済手数料等）するも、生産性向上・経費抑制で利益率改善。
• 通期への影響：現時点で業績予想の修正は無し。第1Qの進捗は第2四半期累計ベースで見た場合やや前倒しの傾向（H1目標に対し約50～58％）であり、通期達成は現状で合理的と判断している旨。

財務指標

• 財務諸表の要点（百万円）
  • 総資産：133,450（前期末127,036、増加 +6,414）
  • 負債合計：48,075（前期末42,354、増加 +5,721）
  • 純資産：85,375（前期末84,682、増加 +692）
  • 自己資本（参考）：85,375 百万円、自己資本比率 64.0%（安定水準。前年同期66.7%）
• 収益性（第1Q、前年同期比）
  • 売上高：68,857 百万円（+5.8％、前期 65,076）
  • 営業利益：1,889 百万円（+18.3％、前期 1,597）→ 営業利益率 2.74％（1,889/68,857）※おおむね低めだが食品小売り業としては業態による。
  • 経常利益：2,093 百万円（+6.2％、前期 1,970）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：1,452 百万円（+14.2％、前期 1,271）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：33.83 円（前期 29.62 円）
• 進捗率分析（第1Q実績 / 会社予想）
  • 売上高進捗（通期比）：25.1％（通期目標274,700 百万円に対して）→ 通常ペース（第1Qは年度累計で25%前後は想定内）
  • 営業利益進捗（通期比）：25.9％
  • 純利益進捗（通期比）：26.4％
  • 第2四半期累計比（半期目標に対する進捗）：売上50.3％、営業利益57.2％、純利益58.1％（H1目標に対しQ1が占める割合としてはやや優秀）
• 財務の安全性・流動性
  • 自己資本比率 64.0％（安定水準）
  • 負債比率（負債合計/純資産） 48,075/85,375 = 56.3％（過度な負債ではない）
  • 流動資産 42,948 / 流動負債 37,208 → 流動比率 ≒ 115.4%（100%超だが過度の余裕はない。目安: 100%超で可）
  • 有利子負債（短期借入金 6,450 + 1年内返済予定の長期借入金 2,074 + 長期借入金 5,758）= 14,282 百万円。有利子負債/自己資本 ≒ 16.7%（低水準、良好）
  • 現金及び預金 27,605 百万円（流動性は確保）
• 効率性：売上総利益は157.06億円、売上総利益率（売上総利益/売上高）＝15,706/68,857 ≒ 22.8%（前年同期は14,845/65,076 ≒22.8%で大きな変化なし）
• セグメント別（第1Q）
  • スーパーマーケット事業：営業収益 68,622 百万円（+5.8％）、セグメント利益 1,940 百万円（+17.3％） → 事業収益の約99.6％を占める（主力）
  • その他事業：営業収益 281 百万円（+9.1％）、セグメント利益 43 百万円（+28.5％）
• キャッシュフロー：四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成せず（注記）。減価償却費 1,026 百万円（当第1Q）。

配当

• 2026年2月期（予想）：中間配当 20円 / 期末配当 20円 → 年間 40円（前回公表予想から修正なし）
• 2025年2月期実績：合計 38円（期末に記念配当10円を含む）
• 配当性向（推定）：会社通期予想純利益5,500 百万円、発行済株式ベース（平均 42,925,861株）で計算すると配当総額 ≒ 1,717 百万円、配当性向 ≒ 31.2％（目安：30％台で中程度の還元）
• 特別配当：前期に結成10周年記念配当（10円）あり。今期は特別配当の発表なし。
• 自社株買い：記載なし。

セグメント別情報

• スーパーマーケット事業（主力）
  • 売上 68,622 百万円（+5.8％）、営業利益 1,940 百万円（+17.3％）
  • 施策：改装4店舗で既存店活性化、客数増・客単価上昇が寄与。九州南部での子会社化（戸村精肉本店、ハツトリー）や物流拠点（RPG宮崎物流センター）・精肉プロセスセンター（宮崎ミートファクトリー）整備で供給体制強化。
• その他事業
  • 売上 281 百万円（+9.1％）、営業利益 43 百万円（+28.5％）
  • 施策：戸村フーズの工場改装・設備更新で製造能力・効率向上。

中長期計画との整合性

• 第3次中期経営計画（2025年2月期～2027年2月期）の2年目を開始。基本方針は既存事業強化、グループ連携、DX推進、ESG経営、財務戦略（ROE7%以上目標）等。
• 進捗：物流・加工拠点の整備やPB/共同調達等の取り組みが進行しており、短期的な収益性改善と中長期の供給安定化に資する投資が実行されている。KPIの具体数値進捗は開示なし。

競合状況や市場動向

• 市場環境：物価高（特に主食の米価格高騰）で消費者の生活防衛意識強まる一方、客単価は上昇。小売業界は業態を超えた競争激化、人口減少・人手不足・人件費上昇が課題。
• 競合比較：同業他社との詳細比較データは未提示のため省略（–）。ただし、改装や物流強化などで差別化を図る戦略を推進。

今後の見通し

• 業績予想：第2四半期累計および通期予想に変更なし（2025年4月14日公表のまま）。通期前提条件の詳細は添付資料参照（為替・物価等の前提明示あり）。
• 予想の信頼性：第1Qの進捗は第2四半期累計目標に対しやや前倒し（売上・利益ともに約50～58％）であり、通期見通しは維持されている。過去の予想達成傾向については本資料での記載限定のため言及不可（–）。
• リスク要因：食料価格変動、エネルギー・電力コスト、賃金上昇、競合激化、地政学リスク、会計・税制変更等。

重要な注記

• 会計方針の変更：2022年改正会計基準（法人税等）を当第1四半期期首より適用。四半期連結財務諸表への影響は無し。
• 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない（注記あり）。
• 添付の四半期連結財務諸表に対する公認会計士・監査法人のレビュー：無。
• その他：店舗数は期末で274店（前期末と増減なし）、投資額1億円以上の改装を複数実施。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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