2025年12月期 第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 第1四半期に続きDX推進・DXコンサルティングが好調で上期として過去最高売上を達成。中期計画(2025–2027)は「つくる」から「つかう」へのシフトと最上流コンサル領域への進出を掲げる。株主還元強化(株主優待新設、配当増額)を表明。
- 業績ハイライト: 上期(2Q累計)売上高4,016百万円、前年同期比+26.8%(良い)。EBITDA483百万円、前年同期比+80.0%(良い)。営業利益422百万円、前年同期比+75.7%(良い)。中間純利益224百万円、前年同期比+49.5%(良い)。
- 戦略の方向性: SaaSインテグレーション(“つかう”)への事業シフト、リスキリングによる単価向上、ライセンス販売の複線化・コンサル領域拡大、M&A(3年で2社程度想定)。
- 注目材料: 株主優待制度の新設(年8,000円分QUOカード、100株以上対象)、中間/期末配当をそれぞれ12.5円(年間25円:前期比+3円増配)。持分法適用関連会社(株式会社キャッツ)化(議決権比率31.8%)。
- 一言評価: 上期の成長・採算改善が鮮明で、成長投資と株主還元を両立させようとする姿勢が見える一方、戦略転換(開発→活用)とM&A遂行の実行力が今後のカギ。
基本情報
- 企業概要: 株式会社パワーソリューションズ(証券コード:4450)
- 主要事業分野: DX推進・DXコンサルティング(金融含む業務DX支援、SaaS導入支援)、RPA関連サービス(UiPathライセンス販売・導入支援)、インフラエンジニアリング(クラウド/オンプレ基盤構築、子会社経営)
- 代表者: 代表取締役会長 藤田 勝彦、代表取締役社長 高橋 忠郎
- 説明者: 発表者(役職) –、発言概要: 資料内の経営メッセージとして「上期で過去最高売上」「EBITDA・営業利益大幅増」「中計での“つくる→つかう”シフト」「株主優待新設・配当増」等を強調
- 報告期間: 対象会計期間 2025年12月期 第2四半期(上期累計)、報告書提出予定日 –、配当支払開始予定日 基準日:中間6月30日→発送約3か月後、期末12月31日→発送約3か月後
- セグメント:
- DX推進・DXコンサルティング:業務コンサル・SaaS導入支援・受託開発・運用保守(主力)
- RPA関連サービス:UiPathライセンス販売・導入サポート
- インフラエンジニアリング:基盤構築・運用(連結子会社エグゼクション)
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円、前年同期比%を必ず表示)
- 売上高: 4,016(前年同期3,168) +26.8%(良い)
- EBITDA: 483(前年同期268) +80.0%(良い)
- 営業利益: 422(前年同期240) +75.7%(良い)
- 営業利益率: 422/4,016 = 10.5%(前年同期 240/3,168 = 7.6%) → 利益率改善(良い)
- 経常利益: 416(前年同期237) +75.4%(良い)
- 純利益(中間純利益): 224(前年同期149) +49.5%(良い)
- 1株当たり利益(EPS): 2025年度通期予想EPS 112.26円(前期実績112.97円、▲0.71円、ほぼ横ばい・中立)。2Q単独EPSは資料に明示なし(–)。
- 予想との比較:
- 会社通期予想に対する達成率(2Q累計実績/通期予想)
- 売上高: 4,016/7,295 = 55.1%(良い進捗)
- EBITDA: 483/676 = 71.4%(良い進捗)
- 営業利益: 422/574 = 73.5%(資料表記73.7%)(良い進捗)
- 経常利益: 416/593 = 70.2%(資料表記70.3%)(良い進捗)
- 純利益: 224/330 = 67.9%(良い進捗)
- サプライズの有無: 第2四半期として売上・利益ともに会社予想に対して進捗が良好で、EBITDA・営業利益は想定を上回る進捗(事実上のポジティブサプライズ)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率は上記の通り(売上55.1%等)。利益進捗が売上進捗を上回っており採算改善が進行(良い)。
- 中期経営計画・年度目標に対する達成率: 中計初年度(2025)は通期見通しで売上7,295百万円(中期計画ベースの年次目標73億等と整合性あり)→上期進捗は良好だが中期(2027年目標90億円)への到達は引き続き成長継続が必要(中立)。
- 過去同時期との進捗比較: 前年同期比で大幅増収増益(売上+26.8%、EBITDA+80.0%)で改善傾向(良い)。
- セグメント別状況(2Q売上構成比・増収要因):
- DX推進・DXコンサルティング: 売上構成比 69.4%(好調、1Qの特需案件や子会社寄与を含む増収)(良い)
- インフラエンジニアリング: 17.8%(安定需要で増収)(良い)
- RPA関連サービス: 12.8%(旺盛な需要、リスキリングで単価向上)(良い)
- 増分内訳: パワーソリューションズ単体の増収 +235百万円、イノベーティブ・ソリューションズの通期寄与 +517百万円(M&A効果)。
業績の背景分析
- 業績概要: DX推進・DXコンサルティングが主因で受注・案件拡大、グループ再編・子会社寄与(イノベーティブ・ソリューションズ)や1Qの特需が売上を押し上げた。併せてコスト管理・稼働改善で利益率が向上し、EBITDA等で大幅増益。
- 増減要因:
- 増収の主因: DX案件増、子会社(イノベーティブ・ソリューションズ)の通期寄与、RPA需要の高まりおよび単価上昇、1Q特需(良い)。
- 増益の主因: 売上拡大に伴う固定費吸収、稼働率改善、リスキリングによる単価向上(良い)。一時的要因として前払金の減少や税金調整前純利益計上が営業CFに寄与。
- 競争環境: UiPath等のパートナー優位性(グループ内OLDEが受賞実績あり)、ラストワンマイル領域のニッチトップ性が強み。ただし大手ITベンダーとの競合やSaaS市場での差別化は継続課題(中立〜注意)。
- リスク要因: M&A・持分法投資(VCリターン等)に伴う業績変動、顧客集中度(金融分野中心のため業界依存リスク)、人材確保・リスキリングの成否、技術パートナー依存(例:UiPath)、マクロ(需要、景気・為替等)。
戦略と施策
- 現在の戦略: 中期経営計画(2025–2027)でCAGR売上10%、EBITDA9%を目標。戦略軸は「つくる(開発)」から「つかう(SaaS活用・インテグレーション)」へのシフト、最上流コンサル領域への進出、ライセンス販売の拡大(複線化)、人的資本投資、R&D投資、M&Aによる成長加速。
- 進行中の施策:
- 人材育成/企業内大学(Next Mile University)によるリスキリング
- パートナーシップ強化(UiPath、Boomi等)、子会社再編(OLDE統合等)
- 株式取得(株式会社キャッツ:持分法適用、議決権31.8%)による技術・顧客基盤の拡大
- セグメント別施策:
- DX推進・DXコンサルティング: SaaS導入から展開までの支援強化、最上流コンサル領域拡大
- RPA関連サービス: OLDEを中心に生成AI・プロセスマイニング等のサービス拡充
- インフラエンジニアリング: 現行モデルの安定運営、5%成長目標
- 新たな取り組み: 株主優待制度導入(年8,000円QUO)、SaaSやAI搭載プロダクトの活用・販売強化、外部提携(Boomiイベント参画等)。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期:2025年度会社見通し、単位:百万円)
- 売上高: 7,295(前期6,748) +8.1%(良い)
- EBITDA: 676(前期620) +9.1%(良い)
- 営業利益: 574(前期528) +8.7%(良い)
- 経常利益: 593(前期509) +16.4%(良い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 330(前期327) +0.9%(ほぼ横ばい・中立)
- EPS(通期): 112.26円(前期112.97円、▲0.71円、ほぼ横ばい)
- 予想の前提条件: 為替等の明示前提は資料で限定的に示されていないため –。成長前提はリスキリングとSaaS活用、グループ内での事業再編・M&A寄与。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: DX事業の旺盛な需要とグループ再編効果を根拠にしており、上期進捗から自己評価は前向き(自信ありのトーン)。
- 予想修正: 通期見通しは公表済み(上期実績の進捗は良好)で、決算資料内に通期修正の記載はなし(修正なし)。
- 中長期計画:
- 中期(2025–2027)目標: 2027年 売上90億円、EBITDA8億円、総人員1,000人(CAGR売上10%等)。
- M&A: 3年間で2社程度を想定(中期目標達成の一要因)。
- 予想の信頼性: 過去実績は上場後M&A活用で成長。中計ではKPIを「経常利益」から「EBITDA」へ変更(M&A/VC投資による損益を除いた本業収益力の把握を重視)→予想は本業ベースに焦点(中立)。
- マクロ経済の影響: 需要動向(企業のDX投資)や人材市場、競合環境、M&A環境が業績に影響(不確実性あり)。
配当と株主還元
- 配当方針: 継続的・安定的な還元を志向。中期での株主還元総利回り向上を掲示。
- 配当実績:
- 2024年12月期: 中間11円、期末11円、年間22円(基準:株式分割後換算)
- 2025年12月期(見込み): 中間12.5円、期末12.5円、年間25円(前期比+3円増配)(良い)
- 配当性向: 資料上の明示数値はなし(–)
- 特別配当: なし
- その他株主還元: 株主優待制度新設(100株以上保有で年2回 QUOカード4,000円×2回=計8,000円)。資料では2025/8/12の株価2,090円で総還元利回り5%と試算(参考値)。
製品やサービス
- 製品: 主要はソフトウェア・インテグレーション、RPAソリューション(UiPathプラットフォーム)、プロセスマイニング(iGrafx)やローコード/コード生成ツール等の活用。
- サービス: DXコンサルティング、SaaS導入支援、受託開発・運用保守、RPAライセンス販売・導入、基盤構築(インフラ)。
- 協業・提携: UiPath(プラチナティア相当、グループ内受賞歴あり)、Boomi等のパートナーシップ、持分法適用関連会社キャッツ取得。
- 成長ドライバー: SaaSインテグレーションへのシフト、リスキリングによる高付加価値化、ライセンス販売拡大、M&A・アライアンス。
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢: 資料からは成長と株主還元の両立、人的資本投資重視、SaaSシフトに前向きな姿勢が読み取れる。
- ポジティブ要因:
- 売上高 +26.8%、EBITDA +80.0%(上期)と収益性が短期で改善(良い)。
- キャッシュフロー改善(フリーCF:▲407→+308百万円)(良い)。
- 株主還元の強化(優待新設・配当増)で株主に好意的な施策(良い)。
- SaaS/AI活用・人材投資・パートナーシップ強化で成長ドライバーが複数存在(良い)。
- ネガティブ要因:
- 純利益(通期見通し)はほぼ横ばいでEPSも微減(112.97→112.26円):利益水準は堅調だが通期での大幅上振れ期待は限定的(中立〜注意)。
- 成長の一部はM&Aや持分法関連の寄与であり、M&Aの成果に依存する側面(リスク)。
- 金融分野に強みを持つ反面、業界偏重や顧客集中リスクの懸念(注意)。
- 人材確保とリスキリングが想定通り進めば良いが、遅れれば高付加価値化は難しい(リスク)。
- 不確実性:
- M&Aの実行と統合効果、SaaSシフトの市場受容、AI/生成AI技術の採用スピード、マクロ景気動向。
- 注目すべきカタリスト:
- 2025年度下期〜2026年にかけてのM&A発表・統合状況
- Boomi/UiPath等パートナー関連の大口案件受注
- 四半期ごとの売上・EBITDAの継続性(特需の有無)
- 次回決算発表での通期見通し据え置きor上方修正の有無
重要な注記
- 会計方針: 中期経営計画の利益指標を「経常利益」から「EBITDA」へ変更(M&A・VC損益の影響を排して本業収益力を重視するため)。
- リスク要因: 資料の留意事項として将来見通しには不確実性が存在する旨明記。持分法適用先やVC投資など外部要因の影響あり。
- その他: 連結子会社の組織再編(OLDE統合等)、キャッツの持分法適用化(議決権31.8%)が中長期に影響。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4450 |
| 企業名 | パワーソリューションズ |
| URL | https://www.powersolutions.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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