現在の株価の評価
- 株価: 2,897円
- EPS（予想）: 62.90円
- PER（予想）: 46.06倍
- BPS（実績）: 286.00円
- PBR（実績）: 10.13倍
現在の株価（2,897円）は、EPSに基づく理論株価（62.90円 × PER）と比較すると、株価は高めに評価されています。業界平均PER（23.2倍）と比較しても高い水準です。
テクニカル分析
直近の株価推移を見ると、以下のような傾向があります。
– 年初来高値: 2,995円
– 年初来安値: 1,298円
– 最近の株価: 2897円（本日安値は2897円）
現在の株価は年初来高値に近い水準にあり、高値圏に位置しています。
財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 27,231百万円（前年比15.3%増）
- 営業利益: 3,613百万円（前年比増）
- 純利益: 2,628百万円（前年比増）
- ROE: 31.33%
- 自己資本比率: 58.5%
過去数年で売上は順調に増加しており、利益面でも成長が見られます。ROEも高く、効率的な資本運用が行われています。
業界のポジションと市場シェア
サイボウズは、日本国内のクラウドサービス市場で高いシェアを持ち、特に中小企業向けのグループウェアに強みを持っています。ノーコードプラットフォーム「kintone」は、業務効率化のニーズに応え、競争優位性を保っています。
経営戦略と重点分野
経営陣は、クラウドサービスの拡充と新たな市場開拓を目指しており、特にアジア市場への進出に力を入れています。中期経営計画では、製品の多様化と顧客基盤の拡大が掲げられています。
事業モデルの持続可能性
サイボウズのビジネスモデルは、クラウドサービスを基盤にしており、業務効率化のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。市場ニーズの変化に迅速に適応できる体制が整っています。
技術革新と主力製品
主力製品である「Cybozu Office」や「kintone」は、常に技術革新が行われており、ユーザーからのフィードバックを基に改善が進められています。特に「kintone」は、ノーコード開発を可能にし、ユーザーの業務に特化したソリューションを提供しています。
株主還元と配当方針
- 配当利回り: 1.41%（予想）
- 年間配当予想: 15.00円
- 配当性向: 26.77%
株主還元に対しても積極的であり、安定した配当を維持しています。
株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は上昇傾向にあり、特に出来高が高く、投資家の関心が集まっていることが伺えます。信用倍率も高く、買いが優勢な状況です。
総評
サイボウズは、クラウドサービス市場での強固な地位を持ち、安定した成長を続けています。現在の株価は高めに評価されていますが、業績の成長性や市場ニーズへの適応力を考慮すると、今後の成長が期待される企業です。株主還元策も充実しており、投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 4776 |
| 企業名 | サイボウズ |
| URL | http://cybozu.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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