2025年9月期第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 業績予想は据え置き。2025年4月実施の利用定員見直し・職員配置適正化等の収支改善施策や写真販売の改善効果により、EBITDA・営業利益は過去最高更新を見込む。配当は1株当たり40円に5円増配予定。
- 業績ハイライト: 第3四半期(累計)は増収増益。売上高20,502百万円(前年同期比+1.5%)、EBITDA1,264百万円(+0.8%)、営業利益640百万円(+1.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益350百万円(+142.1%)。第3四半期単独は売上6,532百万円(+2.4%)、EBITDA550百万円(+9.4%)。
- 戦略の方向性: 首都圏(特に東京都)戦略を強化するため、アソシエ・アカデミーの完全子会社化を完了し、都内シェア拡大と公設民営開設ノウハウ獲得を推進。併せて施設の選択と集中(譲渡・閉鎖)や職員配置の最適化で収益性を高める。
- 注目材料: ① 株式取得完了(株式会社アソシエ・アカデミー、2025/7/31)により東京都シェアが拡大(営利法人の東京都認可保育所シェア9.2%に拡大)。② 一部認可保育事業の事業譲渡契約締結(千葉県2施設、譲渡実行予定2026/4/1)。
- 一言評価: 利益改善策の効果で収益性が回復・改善しており、M&Aによる首都圏強化が今後の成長ドライバーになりうる決算説明。
基本情報
- 説明者: 発表者(役職)と発言概要 –(資料ベースの発表。経営メッセージは資料に記載)
- セグメント: 各事業セグメントの名称と概要
- 認可保育所: 都内・神奈川・その他で認可保育所を運営
- 学童・児童館: 学童クラブ運営
- 児童発達支援: 発達支援サービス(一部)
- その他: 企業主導型、認定こども園等および新規取得グループ会社の施設
- (注)資料は施設数ベースの内訳を提供。売上高ベースのセグメント別数値は明示なし(–)。
業績サマリー
- 主要指標(連結、百万円・前年同期比%)
- 営業収益(売上高): 20,502 百万円、前年同期比 +1.5%(良い)
- 営業利益: 640 百万円、前年同期比 +1.3%、営業利益率 3.1%(小幅改善、良い)
- 経常利益: 616 百万円、前年同期比 -8.0%(悪い)
- 純利益(親会社株主に帰属): 350 百万円、前年同期比 +142.1%(良い)
- 1株当たり利益(EPS): –(未記載)
- 予想との比較
- 会社予想に対する達成率: 2025年通期予想は据え置き(売上25,800百万円、EBITDA1,750百万円、営業利益950百万円、当期純利益600百万円)。第3四半期累計での通期予想に対する進捗率は下記参照。
- サプライズの有無: 予想据え置き。第3四半期のEBITDA改善などポジティブ要素はあるが、経常利益は減少(-8.0%)で留意点。
- 進捗状況
- 通期予想に対する進捗率(累計→通期予想比)
- 売上高: 20,502 / 25,800 = 79.4%(良い=上期比高進捗)
- 営業利益: 640 / 950 = 67.4%(概ね順調)
- 純利益: 350 / 600 = 58.3%(やや遅れ)
- EBITDA: 1,264 / 1,750 = 72.3%(資料記載、良い)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: –(中期計画の数値不明)
- 過去同時期との進捗率比較: 第3四半期単独は増収増益で前年同期比改善(売上+2.4%、EBITDA+9.4%)。
- セグメント別状況: 売上高のセグメント別数値は未提示(–)。ただし施設数や定員・入所率の動向は提示。
- 運営施設数(合計): 209施設(FY25/9E、アソシエ・アカデミー完全子会社化による増加反映)
- 入所率: 保育所全体で前年同月比 +0.5pt、0歳・1歳の入所率は4月低下から回復傾向(良い)
業績の背景分析
- 業績概要: 第3四半期は公定価格(人事院勧告)上昇が売上寄与。人件費は上昇したが、職員配置適正化に伴う補助金増加、利用定員見直しによる単価向上、採用費抑制、販管費減少が利益改善を支援。写真販売収益改善も寄与。
- 増減要因:
- 増収の主要因: 人事院勧告に伴う公定価格上昇、入所率の改善(+0.5pt)、利用定員見直しによる単価上昇(良い)
- 減収の要因: 一部施設の譲渡・閉鎖による通期売上押し下げ(悪い)
- 増益の主要因: 職員配置適正化による補助金増、採用費抑制、販管費の減少(良い)
- 減益の主要因: 経常利益は財務損益等で前年同期比減少(-8.0%)(悪い)
- 競争環境: 保育サービス市場では上位他社と競合。売上ランキングでは当社は5位(FY24/9 実績ベース)だが、アソシエ・アカデミー取得で首都圏シェア拡大。競争優位性は都内シェア拡大と公設民営ノウハウ獲得により強化(良い)。
- リスク要因: 公定価格や補助金政策の変更、労働力確保・人件費上昇、入所率低下、M&A統合リスク、施設譲渡・閉鎖の影響、会計方針変更の影響(注記参照)。
戦略と施策
- 現在の戦略: 首都圏(特に東京都)でのシェア拡大、収益性向上(職員配置の最適化・定員見直し・コスト削減)、M&Aによる外延成長。
- 進行中の施策: 2025年4月に利用定員見直し実施、職員配置適正化を推進、写真販売事業の収支改善、販管費削減・システム投資費のピーク通過。
- セグメント別施策:
- 認可保育所: 利用定員見直し、定員充足率改善
- 学童: 施設拡充(施設数増加はアソシエ取得で寄与)
- その他: 児童発達支援や企業主導型等の地域展開(個別施策は資料に限定的記載)
- 新たな取り組み: アソシエ・アカデミーおよびアソシエ・インターナショナルの完全子会社化(取得完了2025/7/31)を発表。公設民営保育所開設ノウハウ獲得と東京都重点エリア強化が明示。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期、FY2025/9 会社予想)
- 売上高: 25,800 百万円、前期比 -2.5%(減収、悪い)
- EBITDA: 1,750 百万円、前期比 +8.1%(増益、良い)
- 営業利益: 950 百万円、前期比 +20.3%(増益、良い)
- 経常利益: 920 百万円、前期比 +12.1%(増益、良い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 600 百万円、前期比 +133.9%(大幅増益、良い)
- 配当: 1株当たり40円、前期比 +5円(増配、良い)
- 予想の前提条件: 2025年4月の利用定員見直し・職員配置適正化施策寄与、写真販売収支改善、下期の収益改善を想定。為替・金利の想定は資料に未記載(–)。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 下期改善によりEBITDA・営業利益で過去最高更新見込みと明示し、予想は据え置き。経営側は一定の自信を示しているが、具体的数値前提の詳細は限定的。
- 予想修正: なし(据え置き)。理由は下期の改善効果見込み等。
- 中長期計画: 中期経営計画の数値・進捗状況は資料に明示なし(–)。ただしM&Aによる規模拡大計画は継続。
- 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する明確な記載なし(–)。
- マクロ経済の影響: 公定価格(人事院勧告)や待機児童動向、労働市場(保育士確保)、地方自治体の補助金政策が業績に影響(注記)。
配当と株主還元
- 配当方針: 財務状況や収支状況を勘案して増配を実施(2025年は5円増配)。
- 配当実績:
- FY2024/9 実績 1株当たり配当 35円
- FY2025/9 予想 1株当たり配当 40円(+5円、増配、良い)
- 中間/期末の内訳: –(未記載)
- 配当性向・配当利回り: –(未記載)
- 特別配当: なし(資料に記載なし)
- その他株主還元: 自社株買い、株式分割などの記載はなし(–)
製品やサービス
- 製品(主要事業): 保育サービス(認可保育所)、学童クラブ、児童発達支援、その他子育て支援サービス。写真販売など付帯収入の改善も言及。
- サービス提供エリア・顧客層: 主に東京都・神奈川県を中心とした都市圏、保護者および自治体向け保育サービス。
- 協業・提携: 公設民営保育所開設ノウハウの獲得を意図した事業展開(具体な提携先は資料に限定的記載)。
- 成長ドライバー: M&A(アソシエ・アカデミー取得)、利用定員見直しによる単価向上、職員配置最適化による補助金増・コスト削減、写真販売などの収益改善。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: Q&Aセッションの詳細記載なし(–)。
- 経営陣の姿勢: 収支改善施策の効果を示しつつM&Aでの首都圏強化を推進する姿勢が示されている(資料ベース)。
- 未回答事項: 詳細なセグメント別収益、EPS、配当の期別内訳、説明会形式や発表者情報、将来の中期数値目標の詳細などは資料に記載なし(–)。
- ポジティブ要因:
- 第3四半期での増収増益(売上+1.5%、EBITDA+0.8%、純利益+142.1%)(良い)
- 職員配置適正化・定員見直し等の施策が効果を発揮(良い)
- アソシエ・アカデミーの取得で東京都シェア拡大、規模拡大効果(良い)
- 財務改善:有利子負債減少、D/Eレシオが約10.3pt改善(良い)
- 配当増(+5円)(良い)
- ネガティブ要因:
- 通期売上は一部施設の譲渡・閉鎖により減収見込み(-2.5%)(悪い)
- 経常利益は第3四半期累計で-8.0%(留意)
- M&Aの統合リスクや譲渡・閉鎖の影響(注意)
- 不確実性:
- 公定価格・補助金政策の変動、保育士需給と人件費動向、入所率の変動、M&Aの統合結果
- 注目すべきカタリスト:
- アソシエ・アカデミー完全子会社化の統合進捗と来期(2026年9月期)業績への影響
- 事業譲渡(千葉県2施設)の実行とその収益影響(予定2026/4/1)
- 下期のEBITDA・営業利益の実績(会社は過去最高更新を見込む)
重要な注記
- 会計方針: FY23/9に会計方針を見直し、施設に係る租税公課及び採用広告費を販売管理費から売上原価へ再分類(FY22/9以前は同様ベースに調整)。比較時は注意。
- リスク要因: 資料冒頭に将来見通しはリスク・不確実性を伴う旨の注意書きあり。公的補助・人事院勧告、調査データの不確実性、開示データの引用元の正確性等に関する注意喚起あり。
- その他: 運営施設数はアソシエ取得で大幅増(合計209施設見込み)。資料の数値は提示時点の情報に基づく。
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企業情報
| 銘柄コード | 6189 |
| 企業名 | グローバルキッズCOMPANY |
| URL | https://www.gkids.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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