2025年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正は無し。市場予想は提示がないため比較不可(市場予想:–)。通期予想との進捗からは「おおむね会社予想どおり(上振れ/下振れの明確な差異なし)」と判断できる。
  • 業績の方向性:増収(通期ベースは前年比▲15.0%見込みだが、第3四半期累計で売上は2,082百万円)、減益(第3Q累計で営業損失 △323百万円、四半期純損失 △327百万円)。
  • 注目すべき変化:資産・純資産が前連結会計年度末比で大幅減少。総資産は1,950,236千円→1,488,436千円(△23.7%)、純資産は1,279,629千円→952,743千円(△25.6%)。現金・預金の減少(△379,141千円、△40.8%)が顕著。
  • 今後の見通し:会社は通期予想(売上3,050百万円、営業損失 △425百万円、当期純損失 △432百万円)を維持。第3Q累計の進捗は売上進捗率68.3%、営業損失進捗率76.0%で、現時点では通期予想達成の可能性は高い(ただし累積損失が既に大きい点に留意)。
  • 投資家への示唆:収益は主にエンターテイメント事業に依存(売上の約98%)。広告収益単価の低下やMAU減少により収益性は圧迫されており、オリジナルIP投資やITソリューション事業への先行投資でコスト負担が続いている。キャッシュ残高の大幅減少により資金繰り(キャッシュバーン)動向の確認が重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社Amazia
    • 主要事業分野:電子書籍/マンガアプリ運営(主力サービス「マンガBANG!」)、越境EC、ITソリューション(SES、SEOメディア等)
    • 代表者名:代表取締役社長 佐久間 亮輔
    • 上場取引所・コード:東(4424)
    • IR問合せ:取締役CFO 神津 光良 TEL 03-6415-3435
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月13日
    • 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期累計(2024年10月1日~2025年6月30日・連結)
    • 決算説明資料:作成あり、決算説明会は開催なし
  • セグメント:
    • エンターテイメント事業:マンガBANG!(電子書籍・課金/広告)、越境EC(Fandom Tokyo)等
    • ITソリューション事業:SES、SEOメディア(LogsFix)、オンライン診療支援サービス等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):6,757,800株
    • 期末自己株式数:180,504株
    • 四半期中平均株式数(累計):6,577,296株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次の決算発表(通期):–(資料に具体日なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較、達成率は通期予想に対する第3Q累計の進捗)
    • 売上高:実績 2,082,553千円;通期予想 3,050,000千円 → 進捗率 68.3%(通常ペース:通期の約2/3を第3Qまでで計上、概ね想定内)
    • 営業利益:実績 △323,105千円;通期予想 △425,000千円 → 進捗率 76.0%(損失の割合が既に大きく、通期予想に向けた進捗は高い)
    • 純利益(親会社株主帰属):実績 △326,630千円;通期予想 △432,000千円 → 進捗率 75.6%
  • サプライズの要因:
    • 主因は市場環境(広告市況の悪化による広告収益単価低下)およびMAU減少が影響し、課金・広告収益とも減少した点。加えてオリジナル作品制作やIT事業立上げに伴う先行投資が販管費を押し上げた。全社費用(管理部門費用)が大きく、未配分全社費用が△242,843千円と収益性を圧迫。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。第3Q累計の進捗からは通期見通し達成は現実的に見えるが、広告市況やMAU動向、先行投資の追加、キャッシュ残高の推移次第で不確実性あり。現時点で予想修正なし。

財務指標

  • 財務諸表(主要ポイント)
    • 損益(第3四半期累計:2024/10/1–2025/6/30)
    • 売上高:2,082,553千円
    • 売上原価:1,697,212千円
    • 売上総利益:385,341千円
    • 販管費:708,446千円
    • 営業損失:△323,105千円
    • 経常損失:△321,817千円
    • 四半期純損失(親会社帰属):△326,630千円
    • EPS(第3Q累計):△49.66円(前年同期比較:–)
    • 貸借対照表(2025/6/30)
    • 総資産:1,488,436千円(前連結年度末 1,950,236千円、△23.7%)(資産減少は主に現金・預金の減少)
    • 純資産:952,743千円(前連結年度末 1,279,629千円、△25.6%)
    • 自己資本:889,164千円(参考)
    • 負債合計:535,693千円(前連結年度末 670,606千円、△20.1%)
    • 現金及び預金:549,368千円(前連結年度末 928,509千円、△40.8%)(注意:キャッシュ残高の大幅減少は資金繰りの確認要)
  • 収益性(第3Q累計対比)
    • 売上高:2,082,553千円(前年同期間の比較値なし → –)
    • 売上総利益率:385,341 / 2,082,553 = 18.5%(目安:高いほど良い。18.5%は可)
    • 営業利益率:△323,105 / 2,082,553 = △15.5%(目安:負のため改善が必要)
    • 経常利益:△321,817千円(前年比較:–)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△326,630千円(前年比較:–)
    • EPS(第3Q累計):△49.66円(前年比較:–)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:68.3%(通常ペースだが下期の売上動向次第)
    • 営業利益進捗率(損失ベース):76.0%(損失が既に累積している点に注意)
    • 純利益進捗率:75.6%
    • 過去同期間進捗との比較:前期四半期比較は連結財務諸表作成の都合で不可(–)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:59.7%(安定水準)※目安40%以上で安定
    • 負債比率(負債合計/純資産):535,693 / 952,743 = 約56.3%(低〜中程度で許容範囲)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):1,163,257 / 523,443 = 約222%(良好:流動性は確保)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産):2,082,553 / 1,488,436 ≈ 1.40回(資産の売上生成力は良好)
    • 売上高営業利益率の推移:現状はマイナス(改善が必要)
  • セグメント別(第3Q累計)
    • エンターテイメント事業:売上 2,054,727千円(売上比 98.7%)、セグメント損失 △42,238千円
    • ITソリューション事業:売上 27,825千円(売上比 1.3%)、セグメント損失 △38,022千円
    • 全社(配賦外)費用:△242,843千円(管理部門等、セグメントに配分されない全社費用が大きく影響)
  • 財務の解説(要点)
    • 売上は主にエンターテイメント事業に依存。広告収益の下落とMAU減少が売上と収益性を圧迫。オリジナルIP制作や越境EC立上げ、IT事業の先行投資が販管費を押し上げ、営業損失につながっている。現金残高の減少は継続的な資金使用を示しており、キャッシュフローの見通し確認が重要。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(第2四半期末):0.00円
    • 期末配当(予想):0.00円
    • 年間配当予想:0.00円(直近公表予想からの修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
  • 配当性向:–(赤字のため算出適用外)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(方針・施策は–)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第3Q累計)
    • エンターテイメント事業
    • 売上高:2,054,727千円(売上構成比 約98.7%)
    • セグメント損失:△42,238千円
    • コメント:広告枠増やしつつも広告単価下落・MAU減少で課金・広告収益が減少。オリジナル作品(WEBTOON含む)制作を強化し一部タイトル好調。越境EC(Fandom Tokyo)を2025年2月に開始。
    • ITソリューション事業
    • 売上高:27,825千円(約1.3%)
    • セグメント損失:△38,022千円
    • コメント:SES事業で人員採用・人件費増加、SEOメディア・オンライン診療支援サービス等へ先行投資。案件は拡大中だが採用コスト等で損益は未だ負荷。
  • 前年同期比較:当四半期は連結比較対象が無いため記載なし(–)
  • セグメント戦略:エンタメではIP強化・越境ECを通じた収益多角化、IT部門では事業立上げと顧客獲得に注力。短期的には投資先行で損益改善は中長期の取り組みに依存。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に具体的な中期数値目標の記載なし(–)
  • KPI達成状況:該当KPIの数値提示なし(ただし会社はMAU動向、広告単価、オリジナル作品の売上等を重要指標として言及)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:電子書籍市場は拡大傾向(2024年度の国内市場約6,703億円、前年比+3.9%、2030年に向けて成長見込み)一方で競争は激化、アクティブユーザー数減少や広告市況悪化が課題(会社コメント)。
  • 競合との比較:同業他社との定量比較データは資料に無し(–)。ただし収益性面では広告依存の弱さと、主要事業に依存した収益構造がリスク。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無):売上 3,050,000千円(対前期△15.0%)、営業利益 △425,000千円、経常利益 △430,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益 △432,000千円、1株当たり当期純利益 △65.80円
    • 次期予想:未提示(–)
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料の「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照(資料内の前提詳細は記載箇所参照。ここでは–)
  • 予想の信頼性:第3Q累計の進捗は通期見通しと整合しているため現状は中立的に評価可能。ただし広告市場やMAU動向、追加投資やコスト制御次第で変動リスクあり。過去の予想達成傾向に関する情報は資料に無し(–)。
  • リスク要因:
    • 広告市況の悪化による広告収益単価の低下
    • MAU(アクティブユーザー数)減少による課金収益減
    • 先行投資(オリジナルIP制作、IT事業立上げ)による販管費増加
    • 現金・預金の大幅減少に伴う資金繰りリスク
    • 為替・外部環境変動等(一般的リスク)

重要な注記

  • 会計方針:第1四半期から「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等(2022年改正会計基準)を適用。四半期連結財務諸表への影響は無しと記載。
  • 連結範囲の変更:当四半期における連結範囲の重要な変更は無し。
  • キャッシュ・フロー計算書:第3四半期累計のキャッシュ・フロー計算書は作成していない。
  • その他重要事項:セグメント名称を「マンガアプリ事業」から「エンターテイメント事業」に変更(越境ECを取り込む形)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4424
企業名 Amazia
URL https://amazia.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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