2025年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期見通しを上方修正(2025/2/14発表)。第3四半期累計の実績は会社の通期予想に対して売上高進捗率約76.5%、営業利益進捗率約93.4%、四半期純利益進捗率約96.6%と高い進捗。市場予想との差分は資料に記載なし(市場予想:–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高16,322百万円、前年同期比+16.6%;営業利益2,055百万円、同+43.0%)。
- 注目すべき変化:客室稼働率が前年同期比で+5.3ポイントの69.5%に上昇、ADR(平均客室単価)が同+9.5%(7,756円)と単価改善が顕著。これによりRevPARが約+18.5%上昇し、収益改善に直結。
- 今後の見通し:通期業績予想を上方修正(売上高21,350百万円、営業利益2,200百万円、当期純利益1,770百万円)。第3四半期時点の進捗から見て通期予想達成可能性は高い水準。
- 投資家への示唆:宿泊需要回復(インバウンド・レジャー)、単価改善、会員数増加やデジタル施策、定期的なリニューアルによる商品力向上が業績押上げ要因。訴訟引当金等の一時費用は存在するが、営業ベースの回復力が確認できる。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ワシントンホテル株式会社
- 主要事業分野:ホテル事業(ワシントンホテルプラザ、R&Bホテル等の運営/宿泊サービス)
- 代表者名:代表取締役社長 長谷川 太
- URL:https://www.washingtonhotel.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年2月14日
- 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期累計(2024年4月1日~2024年12月31日、非連結)
- 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント:ホテル事業(記載省略、全社がホテル事業)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:12,170,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:104,050株
- 期中平均株式数(累計):12,061,979株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 決算発表:今回(2025/2/14)に通期予想の修正及び配当予想の修正を発表
- 株主総会:–(未記載)
- IRイベント:決算説明会は無し(資料記載)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較:通期ベースの進捗)
- 売上高:16,322百万円。通期予想21,350百万円に対する進捗率76.5%(通常ペースより高め)。
- 営業利益:2,055百万円。通期予想2,200百万円に対する進捗率93.4%(非常に高い進捗)。
- 四半期純利益:1,710百万円。通期予想1,770百万円に対する進捗率96.6%(ほぼ通期目標達成の水準)。
- サプライズの要因:
- 客室稼働率の回復(全国的な需要増、東京・博多地区の好調)とADR上昇によりRevPARが大幅改善。
- 会員プログラムやデジタルマーケティング強化、ドメイン統合による予約流入改善。
- 一方で訴訟関連引当金88,410千円を特別損失として計上(収益を圧迫)したが、営業利益ベースの改善で相殺。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を上方修正(前回:売上20,841百円→今回:21,350百円等)。第3四半期の進捗から通期達成可能性は高いと判断されるが、下期の需要動向や為替・政策リスク等は留意事項。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計:2024/4/1–2024/12/31)
- 売上高:16,322,704千円(16,322百万円、前年同期比 +16.6%)
- 売上総利益:2,603,499千円
- 販管費:548,211千円
- 営業利益:2,055,287千円(2,055百万円、前年同期比 +43.0%)
- 営業利益率:2,055 / 16,322 = 12.6%(前年同期 10.3% → 改善。目安:高いほど良い)
- 経常利益:1,710,218千円(1,710百万円、前年同期比 +50.6%)
- 四半期純利益:1,710,547千円(1,710百万円、前年同期比 +55.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):141.81円(前年同期 91.51円、+55%)
- 財政(2024/12/31時点)
- 総資産:34,501,799千円(34,502百万円)
- 純資産:9,150,605千円(9,151百万円)
- 自己資本比率:26.5%(目安:40%以上が安定。→ 26.5%はやや低め・財務余裕は限定的)
- 流動資産:9,360,216千円、流動負債:5,676,258千円 → 流動比率 ≒ 165%(100%以上で流動性は良好)
- 負債合計:25,351,194千円 → 負債/純資産(負債比率) ≒ 277%(高め)
- キャッシュ・フロー:四半期キャッシュフロー計算書は作成していない(注記)。
- 主要変動:
- 現金及び預金が増加(+880,912千円)、建物(純額)増(+349,569千円)。
- 長期借入金が750,000千円減少。
- その他指標:
- 減価償却費累計:841,900千円(前年同期770,668千円)
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期:期末10.00円、年間合計10.00円
- 2025年3月期(予想):年間20.00円(中間0.00円、期末20.00円)※配当予想の修正あり
- 配当利回り:–(株価未提示のため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):20.00円 / 146.73円(通期EPS予想) = 約13.6%(保守的)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買いの記載無し
セグメント別情報
- セグメント:単一(ホテル事業のみ)
- セグメント別売上・利益:全てホテル事業に帰属(詳細分解は省略)
- 成長要因:稼働率・単価改善、会員基盤拡大、リニューアル効果、デジタル施策による予約流入増
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に明確な中期数値目標の記載なし(進捗はリニューアル・ブランド統合・会員増加等の施策で整合)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内の宿泊需要はインバウンド・レジャー回復で堅調。ビジネス需要は完全回復せず。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載無し(競合比較:–)。相対的には主要都市での需要回復を取り込みつつある模様。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2024/4/1–2025/3/31)予想(2/14修正):売上高21,350百万円(前回20,841百円→+2.4%)、営業利益2,200百万円(前回1,725→+27.5%)、当期純利益1,770百万円(前回1,183→+49.6%)。
- 会社予想の前提:資料に詳細な前提(為替・原材料等)は明示無し(前提:–)。業績回復は客室稼働率と単価改善を前提としていることが想定される。
- 予想の信頼性:第3四半期時点での進捗率は高く、通期達成は現状高確度だが、下期の需要動向や訴訟等の不確定要素には留意が必要。
- リスク要因:為替(海外集客)、地政学リスク、景気後退に伴う旅行需要減、訴訟リスク(既に引当計上)、借入金増減等。
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等の計上区分)を期首から適用。四半期財務諸表の作成に特有の会計処理適用あり(詳細は添付7ページ参照)。
- 特別損失:訴訟関連引当金88,410千円を計上(賃料改定訴訟、労災事故訴訟等)。支払時期未確定のため固定負債に計上。
- 監査レビュー:四半期財務諸表に対する監査法人のレビューは無し。
- その他重要事象:営業組織の再編(運営推進部新設)、主要リニューアルの進捗と効果、会員数増加(約48万人)などが業績向上に寄与。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4691 |
| 企業名 | ワシントンホテル |
| URL | https://www.washingtonhotel.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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