2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正は無し(予想どおりの据え置き)。中間実績は市場予想との比較は提示資料に無いため不明。
- 業績の方向性:減収減益(売上高507,870千円:前年同期比▲7.8%、中間純損失2,491千円で赤字転落)。
- 注目すべき変化:前年同期は中間純利益26,314千円であったが、今回は中間純損失2,491千円と大幅な悪化(▲109.5%ポイント)。トラミー(口コミマーケ)事業の売上が前年同期比▲12.5%と大きく落ち込んだことが主因。
- 今後の見通し:通期予想は据え置き(売上1,049百万円、営業利益38百万円、当期利益27百万円)。中間時点の営業・当期利益はマイナスであり、下期での巻き返しが必須。進捗率は売上で約48.4%と概ね通常ペースだが利益面は未達(達成可能性は下振れリスクあり)。
- 投資家への示唆:主要事業はプラットフォーム型で高い粗利率を維持している一方、規制(ステルスマーケティング規制)による需要低下が短期業績に影響。下期での広告主戻りや新プロダクト(Talema.取得、採用関連サービス開発など)による収益化が鍵。流動性・財務安全性は高水準で、資金的余裕はある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アイズ
- 主要事業分野:プラットフォーム事業(広告業界向けプラットフォーム「メディアレーダー」、クチコミマーケティング「トラミー」等)
- 代表者名:代表取締役社長 福島 範幸
- 上場取引所・コード:東証 5242
- 開示資料:決算補足説明資料・決算説明会あり(機関投資家及び個人投資家向け)
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期/中間期、非連結)
- セグメント:
- 単一セグメント:プラットフォーム事業(メディアレーダー、トラミー等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,026,100株(2025中間期)
- 期末自己株式数:173株
- 中間期平均株式数:1,017,843株
- 時価総額:–(資料に株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 中間報告書提出予定日:2025年8月14日(実施済)
- 決算説明会:有(機関投資家及び個人投資家向け、補足資料あり)
- 株主総会・その他IRイベント:–(開示資料に未記載)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は通期のみ公表、通期予想に対する中間進捗として算出)
- 売上高:507,870千円(通期予想1,049,000千円に対する進捗率48.4%) → 通常ペース(約50%)で推移
- 営業利益:△2,759千円(通期予想38,000千円に対する進捗率は実質マイナス) → 大幅未達
- 純利益:△2,491千円(通期予想27,000千円に対する進捗率は実質マイナス) → 大幅未達
- サプライズの要因:
- トラミーの広告主出稿控え(ステルスマーケティング規制)の影響でトラミー売上が前年同期比▲12.5%と大幅減。
- メディアレーダーは平均リード単価の引上げ(2月実施)で単価は過去最高となるも、全体売上は同▲5.5%減。
- 投資(広告宣伝)は抑制されたが、ソフトウェア取得等の投資が発生(無形固定資産増加)。
- 通期への影響:
- 通期予想は修正無しだが、上期の利益がマイナスなので下期での回復が不可欠。規制影響の長期化が続けば予想未達リスクが高まる。
財務指標
- 財務諸表要点(中間期末:千円)
- 売上高:507,870
- 売上総利益:460,696
- 営業利益(損失):△2,759
- 経常利益(損失):△2,248
- 中間純利益(損失):△2,491
- 総資産:896,581
- 純資産:665,794
- 現金及び預金:552,600
- 収益性(対前年同期)
- 売上高:507,870千円(前年同期550,658千円、前年同期比▲7.8%)(減少:注意)
- 売上総利益:460,696千円(前年同期504,966千円、前年同期比▲8.8%)
- 営業利益:△2,759千円(前年同期34,170千円、前年同期比大幅悪化)
- 経常利益:△2,248千円(前年同期39,085千円、前年同期比大幅悪化)
- 純利益:△2,491千円(前年同期26,314千円、前年同期比大幅悪化)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△2.45円(前年同期25.99円)
- 粗利率:460,696 / 507,870 = 90.7%(高水準:プラットフォーム事業の特徴)
- 営業利益率:△2,759 / 507,870 = △0.54%(ほぼゼロ、やや悪い)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:48.4%(通期1,049,000千円に対してほぼ通常の半期比)
- 営業利益進捗率:実績マイナスのため進捗評価不能(未達)
- 純利益進捗率:同上(未達)
- 備考:売上は半期で概ね想定どおりだが利益面で下振れしているため、下期の利益率改善が必要
- 財務安全性
- 自己資本比率:74.3%(前期69.8%、74.3%は安定水準)
- 負債比率(負債合計/純資産):230,787 / 665,794 = 34.7%(低水準、健全)
- 流動比率(流動資産/流動負債):743,068 / 214,759 = 346%(非常に高く流動性良好)
- 効率性
- 総資産回転率(中間売上/総資産):507,870 / 896,581 = 0.57(半年分。年率換算で約1.14)
- 人件費・広告等主要コスト:給料等147,053千円(前年143,390千円、↑)、広告宣伝費105,638千円(前年108,046千円、↓)
- セグメント別
- 単一セグメントのためセグメント別開示は省略
- 主要サービス別:メディアレーダー売上270百万円(前年同期比▲5.5%)、トラミー売上191百万円(前年同期比▲12.5%)
- 財務の解説
- 現金は前期末比で67,886千円減少(主に営業CFマイナス42,386千円と投資支出29,674千円)。投資は主に無形固定資産(ソフトウェア取得・自社開発)によるもの。
- 固定資産増加(ソフトウェア等)に伴い総資産は減少したが、純資産は新株予約権行使により微増。
配当
- 中間配当:0.00円(実績)
- 期末配当(予想):0.00円(通期予想:年間合計0.00円)
- 配当利回り:0.00%(株価情報なしだが配当はゼロ)
- 配当性向:0%(配当無しのため)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:当期は配当・自社株買い実績なし(新株予約権行使による資本増加はあり)
セグメント別情報
- セグメント:単一(プラットフォーム)
- 各事業の状況:
- メディアレーダー:
- 売上高:270百万円(前年同期比▲5.5%)
- 備考:資料リード売上(220百万円)・イベント売上(38百万円)。2月に個別リード最低単価を@3,000円→@4,000円へ改定し平均単価は過去最高。会員獲得のための広告投資(主にGoogleリスティング)を行うが、トラミー影響を受けたため広告宣伝費は抑制運用。
- トラミー:
- 売上高:191百万円(前年同期比▲12.5%)
- 備考:ステルスマーケティング規制により広告主の出稿控えが発生し影響大。案件獲得・単価向上を図るが短期回復が課題。
- セグメント戦略:案件獲得・単価向上、イベントのスポンサー集客強化、プラットフォーム拡張(Talema. 取得、メディアレーダーキャリア自社開発)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明示的な中期計画は無し(–)
- KPI達成状況:特定KPIの開示なし(–)
- 備考:無形資産投資(Talema.、メディアレーダーキャリア)など成長投資は継続しているため、中長期ではプラットフォーム拡張による収益化が期待される一方、規制リスクは警戒事項。
競合状況や市場動向
- 市場動向:電通グループの予測で日本の広告市場は2025年で前年比+3.8%成長見込み。デジタル広告分野の需要拡大が追い風。
- 競合との比較:同業他社との定量比較データは資料に無く相対評価は不可(–)。
- 競争優位性:プラットフォーム型で高い粗利構造を持つが、顧客(広告主)依存や規制により売上変動性あり。
今後の見通し
- 業績予想(通期・2025年1月1日~2025年12月31日):公表値から変更なし
- 売上高:1,049,000千円(前年比+1.3%)
- 営業利益:38,000千円(前年比+19.8%)
- 経常利益:39,000千円(前年比+3.1%)
- 当期純利益:27,000千円(前年比+1.0%)
- 1株当たり当期純利益:26.92円
- 前提条件:資料は特定の為替や原油前提は記載無し(–)
- 予想の信頼性:上期は利益面で未達。下期での回復(広告主の出稿回復、イベント/リード単価維持、投資の成果)が前提となるため、達成は下期の回復状況に依存。
- リスク要因:
- 規制リスク(ステルスマーケティング等)による広告出稿の停滞
- 広告市場の景気循環・需要変動
- 人件費・広告投資の増加による利益率低下
- 新規サービスの収益化遅延
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 中間財務諸表は監査人のレビュー対象外(注記あり)
- 継続企業の前提に関する注記:該当事項無し
- その他:決算補足説明資料はTDnetおよび同社HPで開示(決算説明会あり)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5242 |
| 企業名 | アイズ |
| URL | https://www.eyez.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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