2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は本日(2025/10/14)通期業績予想および期末配当予想を修正(上方)。当中間期の実績は同日公表の修正後通期予想に対し売上高進捗率約49.1%、営業利益進捗率約52.6%と順調で、通期達成に向けて上振れ傾向(市場コンセンサスとの比較は不明のため–)。
- 業績の方向性:増収増益(当中間期 売上高4,674百万円:前年同期比+20.1%、営業利益1,892百万円:前年同期比+97.4%、親会社株主帰属中間純利益1,272百万円:前年同期比+100.4%)。
- 注目すべき変化:営業キャッシュ・フローが大幅改善(1,650百万円、前年同期479.9百万円)、現金及び預金が7,016百万円(前期末比+1,411百万円)と潤沢。SaaS(Jooto/Tayori)と子会社(グルコース、NAVICUS)の寄与が想定以上。
- 今後の見通し:通期業績予想は本日修正済み(売上9,522百万円、営業利益3,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,410百万円)。中間実績の進捗率は通期見通し達成に向けおおむね順調。
- 投資家への示唆:主力のプレスリリース配信事業が高シェアで堅調に成長する一方、SaaS事業のARPU上昇や周辺サービスの立ち上がりが利益拡大を牽引。財務は自己資本比率が高くキャッシュも豊富で安全性は高い(投資助言は行わない)。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社PR TIMES(コード 3922、東証上場)
- 主要事業分野:プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を主軸に、ビジネス向けSaaS(Jooto:タスク/プロジェクト管理、Tayori:カスタマーサポート)およびシステム開発・SNSマーケティング等
- 代表者名:代表取締役社長 山口 拓己
- URL:https://prtimes.co.jp/
- 報告概要
- 提出日:2025年10月14日
- 対象会計期間:第2四半期(中間期) 2025年3月1日~2025年8月31日(日本基準、連結)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)、補足資料作成あり
- セグメント
- プレスリリース配信事業:「PR TIMES」及び関連サービス
- ビジネス向けSaaSサービス:Jooto、Tayori 等
- その他:システム開発事業、SNSマーケティング支援 等
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):13,519,307株(2026年2月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):13,484,440株
- 時価総額:–(本資料に未記載)
- 今後の予定
- 通期業績予想修正・期末配当予想修正は同日(2025/10/14)公表済み(詳細は別資料)
- 次回決算発表/株主総会/IRイベント等:–(別途公表)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(単位:百万円、対前年中間期増減率)
- 売上高:4,674(+20.1%)
- EBITDA:2,043(+92.0%)
- 営業利益:1,892(+97.4%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,272(+100.4%)
- 会社予想との比較:当中間期のみの会社公表中間予想は明示されていないが、同日公表の修正後通期予想(売上9,522、営業利益3,600等)に対する進捗は下記参照。総じて「通期修正は中間実績を踏まえた上方修正」であり、中間実績は順調~上振れ傾向。
- 市場予想との比較:–(本資料にコンセンサスは記載なし)
- サプライズの要因
- PR配信件数増(利用企業数116,930社:前年同期比+15.4%、プレスリリース月間件数は過去最高更新)と媒体・UX強化
- Jooto/Tayoriの有料利用数・平均利用単価が増加(ARPU向上)
- 連結子会社(グルコース、NAVICUS)の受注・稼働が想定を上回る
- 営業費用コントロールにより販管費が抑制され、利益率が改善
- 通期への影響
- 通期業績予想は本日修正(上方)。進捗率(通期見通しに対する中間実績)は売上約49.1%、営業利益約52.6%、純利益約52.8%で、概ね上振れ・順調。通期達成可能性は高いと当社は説明(ただし外部要因は影響し得る)。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 総資産:9,784(前期末 8,242) ← +1,543
- 純資産:8,115(前期末 6,904) ← +1,211
- 現金及び預金:7,017(前期末 5,605) ← +1,411
- 収益性(当中間期:2025/3–2025/8、百万円)
- 売上高:4,674(前年同期比+20.1%、前年 3,892、差額+782)
- 営業利益:1,892(前年同期比+97.4%、前年 958、差額+934)
- 営業利益率:1,892 / 4,674 = 約40.5%(高水準)
- 経常利益:1,885(前年同期比+97.4%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,272(前年同期比+100.4%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):94.35円(前年同期 47.23円、+99.9%程度)
- EBITDA:2,043(前年同期比+92.0%)
- 進捗率分析(通期予想に対する当中間期実績)
- 通期売上高予想:9,522 → 売上進捗:4,674 / 9,522 = 約49.1%(標準的な上期比率:約50%前後)
- 通期営業利益予想:3,600 → 進捗:約52.6%(やや上振れ)
- 通期純利益予想:2,410 → 進捗:約52.8%(やや上振れ)
- 過去同期間との比較:進捗は例年の上期水準と同等かやや良好
- 財務の安全性
- 自己資本比率:81.8%(安定水準、目安40%超を大きく上回る)
- 流動資産(期末):8,186、流動負債:1,668 → 流動比率:約491%(非常に高い)
- 有利子負債:ほぼ無く(固定負債合計が小額)、財務リスクは低い
- 効率性
- 売上高営業利益率の大幅改善(前年中間期比で大幅上昇、利益率改善が顕著)
- 総資産回転率:売上4,674 / 総資産9,784 = 約0.48回(成長企業として標準~やや低めだが高マージンで補完)
- セグメント別
- プレスリリース配信事業(PR TIMES等):売上 3,932百万円(前年 3,415 → +15.1%)
- ビジネス向けSaaS:売上 273.9百万円(前年 156.2 → +75.4%)
- その他(システム開発等):468.4百万円(前年 321.0 → +46.0%)
- セグメント利益(当中間期):プレス事業 1,775.4百万円、SaaS/その他合算で116.8百万円、合計営業利益1,892.2百万円(セグメント構成ではプレス配信事業の寄与が非常に高い)
- 財務の解説
- 収益は主力のプレスリリース配信が堅調に拡大する中、SaaSのARPU上昇が利益をレバレッジし営業利益率を押し上げた。
- キャッシュは営業CFの大幅改善で積み上がり、配当支払(中間配当は0)や投資(出資・有価証券取得)を行っているが、財務基盤は非常に健全。
配当
- 配当実績と予想
- 第2四半期中間配当(中間):0.00円(2026年2月期中間)
- 期末(会社予想 修正後):13.60円(通期合計 13.60円/株に修正)
- 参考:前期(2025年2月期)年間配当 10.30円(期末10.30)
- 配当利回り:–(株価未提示のため計算不可)
- 配当性向(目安):通期予想当期純利益2,410百万円、年間配当総額概算=13.6円×発行済株式数13.48M ≒183.5百万円 → 配当性向 約7.6%(低い水準)
- 特別配当の有無:無し(本決算での特別配当は記載なし)
- 株主還元方針:配当予想の修正あり。自己株式の保有は若干あり(自己株式数24,895株)。自社株買いの新規公表はなし。
セグメント別情報
- セグメント別状況(当中間期)
- プレスリリース配信事業:売上 3,932.1百万円(前年同期比+15.1%)、セグメント利益 1,775.4百万円。利用企業数・配信件数が増加し、依然として主力で高収益を確保。
- ビジネス向けSaaS:売上 273.9百万円(前年同期比+75.4%)。有料利用数増と1社あたり平均利用単価の上昇が顕著(Jooto:平均単価+27.8%、Tayori:平均単価+32.6%の開示あり)。
- その他(システム開発等):売上 468.4百万円(前年同期比+46.0%)。連結子会社の受注増で利益貢献拡大。
- 前年同期比較:全セグメントで増収。特にSaaSとその他が二桁〜高率で伸長し、構成比の多様化が進展。
- セグメント戦略:PR基盤の強化およびSaaSのARPU向上・顧客拡大、PRパートナーサービスやデータ・AIビジネスの立ち上げが重点。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との整合性:資料中に明示的な中期数値目標の記載はなし(別資料で開示の可能性あり)。当中間期の高い利益率・SaaS成長は中期での収益性向上との整合性が見られる。
- KPI達成状況:利用企業数(PR TIMES 116,930社:前年同期比+15.4%)、Jooto有料利用数2,565社(+5.8%)、Tayori有料1,514アカウント(+20.7%)等が主要KPIの進捗。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本資料では同業他社との具体的比較は記載なし。プレスリリース配信領域での国内上場企業の利用率63.9%と高い浸透度を示しており市場内で強いポジションと推測される(ただし競合動向は継続観察が必要)。
- 市場動向:PR配信需要の拡大と、SaaSの企業導入拡大という二重の追い風。データ/AI周辺サービスでの大手顧客評価が契約継続に寄与。
今後の見通し
- 業績予想
- 通期(2025/3–2026/2)修正後予想:売上高9,522百万円(+19.0%)、EBITDA3,973百万円(+82.7%)、営業利益3,600百万円(+91.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,410百万円(+115.4%)、1株当たり当期純利益178.65円。※当日公表の修正あり
- 会社予想の前提等:詳細は別添資料(P.3)参照。為替や原材料等の外部前提は記載なし(–)。
- 予想の信頼性:直近実績の進捗は通期見通しに対し順調(進捗率約50%台)。過去の達成傾向は本資料では限定的情報のため総合評価は慎重に判断する必要あり。
- リスク要因:主力事業依存度の高さ、広告・広報投資の景気影響、競合サービスの価格・機能競争、法規制や会計基準変更(今回、税効果会計等の会計基準変更を適用)等。
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)を当中間期の期首から適用。中間連結財務諸表に与える影響はないと記載。
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理適用あり(詳細は添付資料参照)。
- 本第2四半期(中間期)決算短信は監査(レビュー)対象外。
- 重要な後発事象:該当なし。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3922 |
| 企業名 | PR TIMES |
| URL | http://prtimes.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。