2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想は今回修正(「有」)。中間実績自体は特段の赤字・大幅未達は見られず、通期予想への繋がりを示す修正を行った点が注目される。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高 8,185百万円:前年同期比+1.8%、営業利益 85百万円:同+40.2%、親会社株主に帰属する中間純利益127百万円:同+17.9%)。
  • 注目すべき変化:印刷事業は売上減少(7,795百万円、前年同期比△0.7%)で営業利益が大幅減(19百万円、前年同期比△72.5%)となった一方、イベント事業が大型受注などで売上・利益ともに大幅増(売上390百万円、同+101.0%、営業利益63百万円)となり、事業構成に変化。
  • 今後の見通し:通期予想(売上17,190百万円、営業利益175百万円、当期純利益350百万円)は提出済み。中間実績からの進捗は売上進捗率約47.6%、営業利益進捗率約48.6%、親会社帰属当期純利益進捗率約36.4%で、売上・営業利益は概ね半期基準に近いが純利益は下振れ(要因:通期の税負担・特別項目、下期の収益タイミング等の影響がある可能性)。
  • 投資家への示唆(事実整理のみ):印刷事業の収益回復が今後の主要論点。イベント事業の回復が利益を押し上げている点、自己資本比率が約62.6%と高水準で財務余裕がある点、そして自己株式取得(2025/10/14に215,600株取得)を実施した点を確認。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:サンメッセ株式会社
    • 主要事業分野:印刷事業(商業印刷、出版印刷、包装・パッケージ、IPS等)およびイベント事業(展示・イベント等)
    • 代表者名:代表取締役社長 田中 信康
    • URL:https://www.sunmesse.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月4日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期間:2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料作成の有無:無
    • 決算説明会の有無:無
  • セグメント:
    • 印刷事業:商業印刷、出版印刷、包装・パッケージ、コーポレート・コミュニケーション、情報コミュニケーション、IPS、BPO、その他
    • イベント事業:展示・イベント関連の受注・運営等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):17,825,050株
    • 期中平均株式数(中間期):15,517,174株
    • 時価総額:–(資料未記載)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月10日
    • その他IRイベント:決算説明会は無

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(中間累計)
    • 売上高:実績8,185百万円。会社の中間予想との比較は資料に明示なし(達成率:–)。通期予想(17,190百万円)に対する進捗率47.6%。
    • 営業利益:実績85百万円。会社の中間予想との比較は資料に明示なし(達成率:–)。通期予想(175百万円)に対する進捗率48.6%。
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:実績127百万円。通期予想(350百万円)に対する進捗率36.4%。
  • サプライズの要因:
    • 印刷事業の商業印刷関連は売上減(5.0%減)で収益性が低下し営業利益を圧迫(前年同期の利益水準から大幅減)。一方でイベント事業が大型受注等で売上・利益を大きく押し上げたのが中間決算全体の増益要因。
    • 投資有価証券の増加(期中に取得)等により固定資産が増加、その他包括利益(有価証券評価差額金)が大幅増加して純資産が増加している点が財政面での変動要因。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期業績予想を修正(詳細は別資料)。中間の進捗だけを見ると売上・営業利益は概ね半期比で想定範囲に近いが、純利益進捗が低めであるため通期達成には下期の税負担や特別損益の発現タイミングを踏まえた注視が必要。

財務指標

  • 貸借対照表(要点)
    • 総資産:20,688百万円(前期末19,711百万円、増)
    • 純資産:13,055百万円(前期末11,938百万円、増)
    • 自己資本比率:62.6%(安定水準。前期60.0%)
    • 投資有価証券:5,769.954千円 → 表記単位千円だが百万円換算で約5,770百万円(前期4,201.538千円、増加幅約1,568百万円)
  • 損益計算書(要点・中間累計)
    • 売上高:8,185百万円(前年同期8,044百万円、+1.8%、増収)
    • 営業利益:85百万円(前年同期61百万円、+40.2%)、営業利益率=85/8,185 ≒ 1.04%(前年約0.76%、改善)
    • 経常利益:200百万円(前年同期171百万円、+16.8%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:127百万円(前年同期108百万円、+17.9%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):8.22円(前年同期6.98円、増加)
  • キャッシュ・フロー(中間累計、百万円換算)
    • 営業活動CF:約557百万円(前年同期692百万円→減少)
    • 投資活動CF:約△245百万円(前年同期△259百万円→ほぼ同水準)
    • 財務活動CF:約△128百万円(前年同期△165百万円)
    • 期末現金及び現金同等物:2,500百万円(前期中間期2,716百万円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:8,185 / 17,190 = 47.6%(目安50%にやや未達)
    • 営業利益進捗率:85 / 175 = 48.6%(ほぼ計画線)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率:127 / 350 = 36.4%(低め)
    • 過去同期間との比較:売上は微増、営業利益率改善により営業利益は増加(前年は61百万円)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:62.6%(安定水準。目安40%超で安定)
    • 負債合計:7,632百万円、負債/純資産(負債比率)=7,632 / 13,056 ≒ 58.5%(低め)
    • 流動比率(流動資産7,239 / 流動負債4,773):約151.7%(改善余地はあるが概ね健全)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率:約1.04%(前年中間期約0.76%、改善)
    • 総資産回転等の詳細は資料に限定的。概ね売上増加と利益率改善でROA/ROEは改善方向の可能性。
  • セグメント別(中間累計)
    • 印刷事業:売上7,795百万円(前年同期比△0.7%)、セグメント営業利益19百万円(前年同期比△72.5%)
    • イベント事業:売上391百万円(前年同期比+101.0%)、セグメント営業利益63百万円(前年は営業損失11百万円→黒字化)
    • セグメント寄与:イベント事業の回復が全体の増益に貢献。印刷事業の収益性低下がリスク。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 第2四半期(中間)配当:4.00円(支払予定日2025/12/10)
    • 期末(予想):4.00円
    • 年間配当予想:8.00円(前回予想からの修正なし)
  • 配当利回り:株価情報が資料にないため算出不可(–)
  • 配当性向(会社予想ベース):年間配当8.00円 / 1株当たり当期純利益予想22.59円 = 約35.4%(目安:高めの還元比率)
  • 特別配当:無
  • 株主還元方針:自己株式取得を実施(2025/10/14に215,600株・約74.8百万円取得)。資本効率向上を目的とした機動的資本政策。

セグメント別情報

  • 印刷事業(主力)
    • 売上:7,795百万円(前年同期比△0.7%)
    • 営業利益:19百万円(前年同期比△72.5%)
    • 説明:商業印刷が減収で利益圧迫。IPS・包装等は増収だが全体の減益をカバーできず。
    • 今後の見通し:構造的なデジタルシフト・コスト上昇下で価格転嫁難が継続的な課題。
  • イベント事業
    • 売上:391百万円(前年同期比+101.0%)
    • 営業利益:63百万円(前年は営業損失11百万円→大幅改善)
    • 説明:大型受注等で回復。下期の受注状況が継続の鍵。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中に明示された中期計画の具体数値は掲載なし(–)。
  • KPI達成状況:主要KPI(売上・営業利益等)は短期的には改善傾向だが、印刷事業の利益回復が中期目標達成の重要点。詳細KPIは資料に記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:印刷業界はデジタル化による需要減、原材料・人件費上昇によるコスト圧力、構造改革の必要性が継続(会社コメント)。
  • 競合比較:同業他社との相対位置付けに関する具体比較データは資料に記載なし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期予想):売上高17,190百万円(前期比+4.6%)、営業利益175百万円(+30.0%)、経常利益345百万円(△1.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益350百万円(+5.6%)、1株当たり当期純利益22.59円
    • 予想修正の有無:有(詳細は別資料参照)
    • 会社予想の前提条件:添付資料の「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」に記載(本短信中には詳細記載なし)
  • 予想の信頼性:会社は通期予想を修正しており、過去の予想達成傾向・保守性については本資料に明示なし(–)。
  • リスク要因:印刷市場の需要縮小、原材料費や物流費、人手不足、為替・地政学的リスク、下期の受注・収益構造の変動等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • 連結範囲の変更:なし
  • その他重要事項:
    • 第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外
    • 重要な後発事象:自己株式取得(取締役会決議に基づき230,000株上限で実施、結果215,600株取得、取得額74,813,200円、取得日2025/10/14)

(注記)

  • 不明な項目は資料に基づき「–」として記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7883
企業名 サンメッセ
URL http://www.sunmesse.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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