2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想の修正は無し(通期予想は据え置き)。市場予想は資料に記載無しのため比較不可。四半期(第1四半期)実績は通期予想に対してやや売上・利益とも進捗が低め。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高 6,629 百万円、前年同期比 +4.3%/営業利益 829 百万円、同 +20.0%)。
- 注目すべき変化: 医療機器事業の営業益が大幅改善(前年同期 35 百万円 → 今回 222 百万円、+535%)で純利益押上げ。微粒子計測事業は売上増だが利益は減少(研究開発・設備投資等で費用増)。環境機器は売上増・損益は改善。
- 今後の見通し: 通期業績予想(売上高 28,900 百万円、営業利益 4,400 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 3,150 百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上約23%、営業益約18.8%、純利益約18.9%で、期初想定よりやや前倒し感は乏しいが季節要因で下期寄りとなる可能性あり。
- 投資家への示唆: 医療機器事業(特に補聴器の新製品投入)が業績改善の主因。微粒子計測事業は需給は好調だが利幅圧迫要因(設備・開発投資)に注意。通期見通しは不変だが、利益進捗がやや遅い点は確認を要する。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: リオン株式会社(RION Co., Ltd.)
- 証券コード: 6823
- 主要事業分野: 微粒子計測器事業(半導体向け等の計測器)、医療機器事業(補聴器、医用検査機器等)、環境機器事業(騒音・振動計測器等)
- 代表者名: 代表取締役社長 加藤公規
- 問合せ責任者: 執行役員 経営企画本部長 宗像正(TEL 042-359-7099)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年7月30日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日〜2025年6月30日)
- セグメント:
- 微粒子計測器事業: 半導体関連など向けの計測器販売
- 医療機器事業: 補聴器、医用検査機器等
- 環境機器事業: 騒音・振動計測器等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 12,336,700 株(2026年3月期 第1Q)
- 期末自己株式数: 17,382 株
- 期中平均株式数(四半期累計): 12,319,318 株
- 時価総額: –(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 決算発表等: 通期・四半期の予定は資料に明示なし(修正無しと記載)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想に対する達成率は四半期累計の進捗率として記載):
- 売上高: 6,629 百万円(通期予想 28,900 百万円に対する進捗率 22.9%)
- 営業利益: 829 百万円(通期予想 4,400 百万円に対する進捗率 18.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 595 百万円(通期予想 3,150 百万円に対する進捗率 18.9%)
- サプライズの要因:
- 医療機器事業の利益改善(補聴器の新製品投入=Rionet Plus が寄与)により四半期純利益が大幅増加。
- 微粒子計測器事業は販売好調だが、利益面は設備投資・開発増で減益化。環境機器の損失幅は縮小。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正していない。第1Qの進捗はやや保守的で、下期での回復や製品投入の効果が継続すれば通期予想達成は可能とされている(但し外部環境や設備投資の影響を注視)。
財務指標(要点)
- 損益(当第1四半期累計: 単位 百万円)
- 売上高: 6,629(前年同期 6,355、増減 +274、+4.3%)
- 売上総利益: 3,290(前年同期 3,319、△29、△0.9%)
- 営業利益: 829(前年同期 691、+138、+20.0%)
- 経常利益: 853(前年同期 714、+138、+19.4%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 595(前年同期 400、+194、+48.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 48.31 円(前年同期 32.56 円、+48.4%)
- 四半期包括利益: 699 百万円(前年同期 437、+59.9%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 22.9%(6,629 / 28,900) → 通期の均等配分25%よりやや遅れ
- 営業利益進捗率: 18.8%(829 / 4,400) → やや遅め
- 純利益進捗率: 18.9%(595 / 3,150) → やや遅め
- 過去同期間との比較: 前年同期比では増収増益で推移している(上記%)。
- 貸借対照表(要点、百万円)
- 総資産: 38,978(前期末 39,132、△153)
- 純資産: 31,617(前期末 31,435、+181)
- 自己資本比率: 81.1%(安定水準、資料記載)
- 流動負債・固定負債合計: 7,361(負債は前期末比で減少)
- キャッシュフロー:
- 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記。ただし減価償却費は 304,851 千円(前年同期 258,231 千円)と増加。
- 財務の解説:
- 総資産は現金預金増等でほぼ横ばい。自己資本比率が高く財務は非常に安定している(81.1%)。
- 負債は前期に比べ減少傾向。資本余力は十分。
配当
- 期末配当・予想:
- 2025年3月期 実績: 中間 28 円/期末 42 円/年間 70 円
- 2026年3月期 会社予想: 中間 35 円(予想)/期末 35 円(予想)/年間 70 円(予想、変更無し)
- 配当利回り: –(株価情報が資料に無いため算出不可)
- 配当性向: 通期予想ベースで約 27.4%(年間配当70 円 ÷ 予想EPS 255.70 円 → 約27.4%)
- 特別配当: 無
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載は無し
セグメント別情報
- 売上高(当第1四半期累計、百万円)
- 微粒子計測器事業: 2,495(前年同期 2,321、+174、+7.5%)
- 医療機器事業: 2,899(前年同期 2,914、△15、△0.5%)
- 環境機器事業: 1,235(前年同期 1,119、+115、+10.3%)
- 合計: 6,629(前年同期 6,355、+274、+4.3%)
- 営業利益(当第1四半期累計、百万円)
- 微粒子計測器事業: 621(前年同期 744、△122、△16.5%)
- 医療機器事業: 222(前年同期 35、+187、+535%)
- 環境機器事業: △13(前年同期 △87、改善)
- 合計営業利益: 830(前年同期 691、+138、+20.0%)
- セグメント戦略・注記:
- 微粒子計測器: 世界の半導体投資や新工場向け設備投資で販売は堅調だが、最先端機種対応の設備投資・開発費が利益を圧迫。
- 医療機器: 2025年6月発売の新補聴器「Rionet Plus」など新製品が寄与し、販売促進で利益大幅改善。
- 環境機器: 国内外で新製品需要・更新需要が強く売上・損失幅改善に寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 資料中の中期計画数値の記載は限定的(進捗はセグメント別の新製品投入・海外展開で増収を見込む旨の説明)。
- KPI達成状況: 明示的なKPI表記無し。主要KPIとしては営業利益率改善・新製品の投入効果がポイント。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 資料中に直接の同業比較は無し。
- 市場動向: 半導体関連の設備投資や医療機関の機器更新需要、補聴器の個人需要などが業績に影響。為替・原材料等の外部要因はリスク要素。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し): 売上高 28,900 百万円、営業利益 4,400 百万円、経常利益 4,400 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 3,150 百万円、1株当たり当期純利益 255.70 円
- 次期予想: 明示なし(会社発表に準ずる)
- 会社予想の前提: 特段の記載無し(経済情勢や市場需要の想定は通常条件)
- 予想の信頼性: 第1Qは通期に対してやや進捗が遅め。過去の予想達成傾向は資料で明記なし。外部環境・投資費用の影響を注視。
- リスク要因: 半導体市場の需要変動、医療需要の変化、為替変動、原材料価格、設備投資のタイミング、法規制変化等。
重要な注記
- 会計方針: 会計方針の変更・修正・修正再表示は無し。
- 添付の四半期連結財務諸表に対する公認会計士等のレビュー: 無
- 連結範囲の重要な変更: 無
- その他: 第1四半期の減価償却費(のれんの償却を除く無形固定資産に係る償却費含む)は 304,851 千円(前年同期 258,231 千円)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6823 |
| 企業名 | リオン |
| URL | http://www.rion.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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