EPSとBPSに基づく評価
- 現在の株価: 843.0円
- 予想EPS: 101.83円
- 予想BPS: 1,164.88円
- PER（会社予想）: 8.28倍
分析: 現在の株価は予想EPSに対して8.28倍で評価されており、業界平均PERが15.0倍であることを考えると、割安な水準にあると評価できます。
株価推移
- 直近10日間の株価: 801-874円
- 50日移動平均線: 860.40円
- 200日移動平均線: 1197.31円
分析: 直近10日間の株価は801-874円の範囲で推移しており、50日移動平均線よりは高値圏に位置しています。200日移動平均線と比較すると、中長期的には下降傾向にあるものの、直近では上昇トレンドにあります。
主要財務指標
- 売上高（過去12か月）: 15.46B円
- 利益率: 3.86%
- ROE（過去12か月）: 7.17%
- ROA（過去12か月）: 1.68%
- 自己資本比率（実績）: 41.6%
分析: 売上高は前年比で1.8%増加しており、利益率も3.86%と健全です。ROEとROAは7.17%と1.68%と、業界平均を下回っていますが、自己資本比率が41.6%と比較的高い水準です。
過去数年分の傾向
- 売上高: 増加傾向
- 営業利益: 減少傾向
- 当期純利益: 減少傾向
分析: 売上高は増加していますが、営業利益と当期純利益は減少しています。これは主にコスト増加によるもので、コネクティッド事業が損失となっていることも影響しています。
競争力
- 主要事業: 物流事業、コネクティッド事業
- 競争優位性: パレットのレンタル・販売で高いシェアを持つ
- 課題: コネクティッド事業の損失
分析: 物流事業で高いシェアを持ち、コネクティッド事業ではDXタグの販売が計画を下回っているため、コネクティッド事業は課題となっています。
経営ビジョン
- 中期経営計画: 売上高、経常利益共に当初計画を下回る見込み
- 重点分野: 物流事業の拡大、コネクティッド事業のDXタグ・ビークルソリューションの販売拡大
分析: 中期経営計画で売上高、経常利益共に計画を下回る見込みですが、物流事業の拡大とコネクティッド事業のDXソリューションの拡大を目指しています。
収益モデルと市場ニーズへの適応力
- 収益モデル: 物流機器のレンタル・販売とITソリューションの提供
- 市場ニーズへの適応力: 物流業界のトレンドに対応し、ITソリューションの拡大を目指す
分析: 物流機器レンタル・販売は安定した収益モデルであり、ITソリューションの拡大で市場ニーズへの適応力も高めています。
技術開発の動向
- 主力製品: DXタグ、ビークルソリューション
- 技術革新: IT技術を活用したソリューション提供
分析: IT技術を活用したソリューション提供が主力製品であり、技術革新により市場ニーズに応えています。
配当
- 予想配当利回り: 1.90%
- 予想配当性向: 19.23%
- 自社株買い: なし
分析: 予想配当利回りは1.90%と低めですが、配当性向は19.23%と比較的安定しています。
株価の変動傾向
- 直近変動: 上昇トレンド
分析: 直近では上昇トレンドにあり、投資家関心も高めです。
総評
総合評価: ユーピーアールは物流事業で高いシェアを持ち、安定した収益モデルを持っています。しかし、コネクティッド事業は課題を抱えています。経営戦略は物流事業の拡大とコネクティッド事業のDXソリューション拡大を目指しており、技術革新により市場ニーズに応えています。株価はPERが割安で、テクニカル分析では高値圏に位置しています。配当性向は適度で、株価モメンタムは上昇トレンドです。
全体的な見解: 物流事業の安定した収益と技術革新による新規事業の拡大を目指す経営戦略が評価できますが、コネクティッド事業の改善が重要です。株価は割安で、投資家関心も高めです。
企業情報
| 銘柄コード | 7065 |
| 企業名 | ユーピーアール |
| URL | https://www.upr-net.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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