2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期・中間とも)に対する修正は無し。第1四半期の実績は会社予想の前提範囲内(市場予想は–)。(修正:無)
- 業績の方向性:増収増益(売上高8,752百万円、前年同期比+6.1%、営業利益220百万円で前年同期の営業損失から黒字化)
- 注目すべき変化:営業利益は前年同期の△66百万円の営業損失から220百万円の黒字へ大幅改善。経常利益は316百万円(同+737.9%)、四半期純利益199百万円(同+40.4%)。
- 今後の見通し:第1四半期は堅調に推移したが、会社は通期予想(売上37,800百万円、営業利益1,600百万円)を維持。第1四半期進捗は売上23.2%、営業利益13.8%、純利益18.1%であり、上半期(第2四半期累計)目標に対する進捗は営業利益約88%、純利益約99%と上半期見通しに近い進捗。
- 投資家への示唆:運賃改定・新規LNG輸送が収益改善に寄与している点を確認。今後は運賃の定着度、人手不足・人件費や天候等のコスト要因、統合効果(連結範囲変更)の実効性を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日本石油輸送株式会社
- 主要事業分野:石油輸送、高圧ガス輸送、化成品・コンテナ輸送、資産運用(不動産・太陽光等)
- 代表者名:代表取締役社長 原 昌一郎
- 問合せ先:総務部長兼資産運用部長 吉野 大祐(TEL)03-5496-7671
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
- セグメント(報告セグメント):
- 石油輸送事業:タンク車・鉄道・自動車による石油製品輸送等
- 高圧ガス輸送事業:LNG等高圧ガスの輸送
- 化成品・コンテナ輸送事業:化成品輸送およびコンテナ輸送・中古コンテナ販売等
- 資産運用事業:不動産管理・太陽光発電等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):3,322,935株
- 期末自己株式数:15,846株
- 期中平均株式数(四半期累計):3,307,119株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:通期・中間の既発表予想は修正無し(直近予定イベントは資料に明記無し)
- 株主総会/IRイベント:今回の四半期短信にて決算説明会は無(IRイベント予定:–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表している予想からの比較)
- 売上高:第1四半期実績8,752百万円。会社は通期・中間予想を修正せず(達成率:通期比23.2%、第2四半期累計(H1)目標比50.0%)
- 営業利益:第1四半期実績220百万円。通期予想1,600百万円に対する達成率13.8%、H1目標250百万円に対する達成率88.0%
- 純利益:第1四半期実績199百万円。通期予想1,100百万円に対する達成率18.1%、H1目標200百万円に対する達成率99.5%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:石油輸送における鉄道タンク車使用料改定や自動車輸送の主要顧客運賃改定、新規LNG輸送と運賃改定の進捗により増収・利益改善
- 下押し要因:高圧ガス事業では人件費・投資に伴う費用増、資産運用では建替えや天候不順の発電量減少、化成品・コンテナは需要低迷が影響(ただし損失幅は縮小)
- 通期への影響:
- 会社は現時点で通期予想を変更していない。第1四半期の進捗は概ね順調だが、原燃料価格・人件費・景気の不透明性があり、状況次第で修正の可能性あり(会社表明どおり必要時に速やかに公表)。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円、比較は前連結年度末または前年同期)
- 売上高:8,752(前年同期 8,247、+505 百万円、+6.1%)
- 売上原価:7,859(前年同期 7,676)
- 売上総利益:893(前年同期 571)
- 販売費及び一般管理費:673(前年同期 638)
- 営業利益:220(前年同期 △66、改善)
- 経常利益:316(前年同期 37、+737.9%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:199(前年同期 142、+40.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):60.36円(前年同期 43.00円)
- 減価償却費:922百万円(前年同期 890)
- 貸借対照表(主要項目)
- 総資産:41,456百万円(前期末 43,279、△1,823 百万円)
- 流動資産:10,912百万円(前期末 12,111、△1,199)— 主に現金及び預金の減少(5,621→4,787)等
- 固定資産:30,543百万円(前期末 31,167、△624)
- 負債合計:15,787百万円(前期末 17,331、△1,543)
- 純資産:25,668百万円(前期末 25,947、△279)
- 自己資本比率:61.9%(前期末60.0%)(61.9%:安定水準)
- 流動比率(目安):流動資産10,912 / 流動負債6,582 = 約165.8%(良好)
- 負債/純資産(負債÷純資産):15,787 / 25,668 ≒ 61.5%(中程度)
- キャッシュ・フロー:
- 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成せず(注記)。現金及び預金は前期末から減少。
- 効率性:
- 売上高営業利益率(第1Q):220 / 8,752 = 約2.51%(前年同期はマイナス)
- セグメント別利益貢献度(当第1四半期、百万円・前年同期比)
- 石油輸送:売上4,049(+10.1%)、セグメント利益180(前年7→180、大幅改善)
- 高圧ガス輸送:売上2,327(+10.2%)、セグメント損失△9(損失幅縮小;前年△105)
- 化成品・コンテナ:売上2,244(△3.2%)、セグメント損失△14(損失幅縮小)
- 資産運用:売上131(△4.6%)、セグメント利益63(△12.8%)
- 財務の解説:
- 売上増は主に石油・高圧ガスの運賃改定や需要増。利益改善は特に石油輸送の運賃改定効果とLNGの寄与。負債・資産は季節変動やリース満了等で調整。自己資本比率は61.9%と健全。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:第2四半期末 50円、期末 50円、合計 100円
- 2026年3月期(予想):第2四半期末 50円、期末 50円、合計 100円(予想に修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想ベースでは算出可能だが資料には明示なし。通期予想純利益1,100百万円、年間配当合計をベースにした配当性向の算出は別途)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し(直近の修正は無)
セグメント別情報
- セグメント別状況(当第1四半期)
- 石油輸送:売上4,049百万円(+10.1%)、利益180百万円(大幅改善)。要因:鉄道タンク車使用料改定、自動車輸送での主要顧客運賃改定。
- 高圧ガス輸送:売上2,327百万円(+10.2%)、損失9百万円(損失幅縮小)。要因:LNG新規輸送・需要増、運賃改定の進捗。ただし人件費・投資費用増が利益を圧迫。
- 化成品・コンテナ輸送:売上2,244百万円(△3.2%)、損失14百万円(損失幅縮小)。要因:国内外需要低迷、中古コンテナ販売減。
- 資産運用:売上131百万円(△4.6%)、利益63百万円(△12.8%)。要因:不動産の既存物件建替えによる一時減収、太陽光事業の発電量減少(天候)。
- セグメント戦略:運賃改定や新規案件獲得に注力、子会社統合により自動車輸送の経営効率化を図る(下記参照)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2024年度~2026年度を実行中。重視点は安全・安定輸送による輸送数量確保・シェア拡大、運賃の適正化、新規案件獲得。
- 進捗状況:第1四半期は運賃改定やLNG新規案件で収益改善が見えるため、短期的には中期計画の方向性に合致。ただし人手不足やコスト増がリスクとなるため、最終年度(2026年度)目標達成の可否は今後の外部環境に依存。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社データは提示無し(–)。ただし輸送業界は需給・運賃交渉・人手確保がキー要因で、同社は運賃改定により相対的に改善が見られる。
- 市場動向:原材料価格・為替・国際需給、物流需要の地域差、天候(太陽光発電)等が業績に影響。人手不足・高齢化はコスト上昇リスク。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(会社予想、修正無し):売上高37,800百万円(前期比+1.9%)、営業利益1,600百万円(+3.0%)、経常利益1,750百万円(△0.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,100百万円(△12.9%)
- 第2四半期累計(H1)予想:売上17,500百万円、営業利益250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益200百万円
- 会社予想の前提条件:資料P2参照(為替等の具体前提は添付資料に記載)
- 予想の信頼性:第1四半期の進捗は堅調で、H1予想に対しては営業・純利益の進捗が高い。ただし通期では下期の需給やコスト動向に依存するため注意が必要(過去の予想達成傾向は資料に明示無し)。
- リスク要因:燃料・原材料価格変動、人件費高騰・人手不足、気象リスク(太陽光発電)、需要減退(化成品・コンテナ部門)、統合効果の実現遅れ、為替・政策リスク等。
重要な注記
- 連結範囲の変更:有。2025年4月1日、連結子会社の株式会社ニュージェイズを株式会社エネックスが吸収合併(共通支配下の取引として処理)。連結範囲の重要な変更が業績比較に影響する可能性あり。
- 会計方針の変更:無
- 四半期作成特有の会計処理:有(税金費用の計算方法等の注記あり)
- その他:第1四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9074 |
| 企業名 | 日本石油輸送 |
| URL | http://www.jot.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 陸運業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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