2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期業績予想を修正(修正あり)。当中間期の業績は「期初予想水準の着地」との記載あり(会社予想に対して大きな乖離は示されていない)。市場予想(コンセンサス)は提示なし。
- 業績の方向性:減収減益(売上高▲15.5%、営業利益▲42.4%、親会社株主に帰属する中間純利益▲55.2%)。
- 注目すべき変化:服飾雑貨事業の売上が前年同期比▲28.0%と大幅減少で全体業績に大きく影響。のれん587,522千円(防災関連子会社の取得)計上。その他、有価証券評価益の拡大により純資産が増加。
- 今後の見通し:通期予想(修正後)— 売上37,000百万円(▲7.2%)、営業利益1,300百万円(▲38.0%)、当期純利益600百万円(▲38.4%)。中間期の進捗率は売上約47.7%、営業利益約58.8%、親会社純利益約76.1%で、利益面の通期達成余地は比較的高い一方、売上拡大は課題。
- 投資家への示唆:短期的には服飾雑貨分野の需要回復やEC強化・M&Aの統合効果を注視。財務は自己資本比率が高く流動性も確保されているため下振れ耐性はあるが、売上回復の進捗が鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社三栄コーポレーション
- 主要事業分野:家具・家庭用品、服飾雑貨、家電等の企画・製造・販売およびOEM事業、EC展開
- 代表者名:代表取締役社長 水越 雅己
- URL:https://www.sanyeicorp.com/
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明資料作成の有無:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 家具家庭用品事業:OEM(キッチンツール等)、自社ブランドEC等
- 服飾雑貨事業:旅行・外出関連商品、ブランド販売、サステナブル商材等
- 家電事業:OEM・ブランド家電(理美容・調理家電等)
- その他:ペット関連、輸送資材等小規模事業、防災関連は2025年7月取得で「その他」に含む
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):10,211,784株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):9,494,344株
- 期末自己株式数:706,240株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日:2025年12月1日
- IRイベント:決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表の修正後通期予想を基に進捗を算出)
- 売上高:17,655百万円(中間実績)/通期予想37,000百万円 → 進捗率 約47.7%
- 営業利益:765百万円/通期予想1,300百万円 → 進捗率 約58.8%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:456百万円/通期予想600百万円 → 進捗率 約76.1%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:販管費の削減(直営店舗数削減等)でコスト低減、投資有価証券の時価上昇に伴う評価益(その他有価証券評価差額金増加)が純資産を押し上げ。
- 下振れ要因:全セグメントでの売上減少(特に服飾雑貨の反動減)、OEMの受注一服や家電の出荷遅延等で売上・売上総利益が大幅減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正済み(修正有)。中間期の利益進捗は通期計画達成の目安では比較的順調だが、売上回復が限定的なため下期の販売施策やM&Aのシナジーが重要。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:25,182,268千円(前期末23,707,967千円 → +1,474,301千円、+6.2%)
- 純資産:14,478,811千円(前期末13,429,876千円 → +1,048,935千円、+7.8%)
- 流動資産合計:16,535,001千円、流動負債合計:8,046,801千円
- 営業CF:743,236千円(前年同期3,589,067千円→大幅減)
- 投資CF:△799,124千円(子会社株式取得704,751千円を含む)
- 財務CF:269,244千円(短期借入金の増加等)
- 収益性(当中間期:2025/4/1–2025/9/30)
- 売上高:17,655,454千円(▲15.5%/前中間期20,900,246千円、減少幅大)
- 売上総利益:4,549,781千円(前中間期5,386,110千円 → ▲15.5%相当の減少)
- 販管費:3,784,670千円(前中間期4,057,159千円 → ▲6.7%)
- 営業利益:765,111千円(▲42.4%/前中間期1,328,950千円)、営業利益率 約4.3%(営業利益率は低下)
- 経常利益:808,701千円(▲33.6%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:456,711千円(▲55.2%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):48.10円(前中間期108.02円 → ▲55.5%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:約47.7%(通常の上期偏重ではない想定ならやや遅め)
- 営業利益進捗率:約58.8%(利益は上期で比較的進捗)
- 純利益進捗率:約76.1%(税や特別項目により上期で高め)
- 過去同期間との比較:売上は前年同期比で大幅減、営業利益も大幅悪化で通常ペースを下回る
- 財務安全性
- 自己資本比率:57.3%(安定水準:高い、目安40%以上で安定)
- 負債の状況:短期借入金4,138,626千円、長期借入金452,000千円。現金及び預金7,646,268千円のため純有利子負債はマイナス(ネットキャッシュ)で流動性良好
- 流動比率:約205%(流動資産16,535,001 / 流動負債8,046,801 → 良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率は前年同期より低下(約4.3%)。総資産回転率等は詳細非開示だが売上減で低下傾向。
- セグメント別(中間期)
- 家具家庭用品事業:売上 8,968,151千円(▲5.0%)、セグメント利益 532,835千円(▲20.1%)
- 服飾雑貨事業:売上 6,410,603千円(▲28.0%)、セグメント利益 725,747千円(▲31.8%)
- 家電事業:売上 1,359,975千円(▲17.6%)、セグメント損失 △157,520千円(損失拡大)
- その他(防災関連等含む):売上 919,991千円、のれん587,522千円計上(子会社取得による)
- 財務の解説:
- 売上減が利益減の主因だが、販管費削減や投資有価証券の評価差で純資産を増強。上期の営業CFは前年大幅ダウン(在庫増や税支払い等の影響)、投資CFで子会社取得負担あり。
配当
- 中間配当:15.50円(2026年3月期中間期)
- 期末(予想):15.50円(通期合計31.00円/株式分割後ベース)
- 配当支払開始予定日:2025年12月1日
- 直近公表配当予想からの修正:無(配当は維持)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースでの配当性向は記載なし(通期純利益予想600百万円に対し通期配当総額算出不可のため–)
- 特別配当:無
- 株主還元方針:特記事項なし(自社株買い等は今回の短信で特記なし)
セグメント別情報(詳細)
- 家具家庭用品事業:
- 売上:8,968,151千円(前年同期比▲5.0%)
- セグメント利益:532,835千円(▲20.1%)
- コメント:OEM(欧州向け)が受注改善も総体では受注一服。EC(MINT等)は新生活需要で堅調だがマーケット全体の落ち込みで微減。
- 服飾雑貨事業:
- 売上:6,410,603千円(▲28.0%)
- セグメント利益:725,747千円(▲31.8%)
- コメント:旅行・外出需要の反動で大幅減。サステナブル商材(OUR EARTH PROJECT、uF)やEコマースは伸長、ブランド再編・直営店舗削減を実施。
- 家電事業:
- 売上:1,359,975千円(▲17.6%)
- セグメント損失:△157,520千円(損失幅拡大)
- コメント:国内市場縮小と出荷後ろ倒しで減収。OEM・ブランドとも伸び悩み。連結子会社(東莞)の解散・清算手続き中。
- その他(防災関連等):
- 2025年7月取得により連結化。のれん587,522千円計上。防災関連は下期から連結貢献開始見込み。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:『SANYEI 2025』(2023年度起点の3年計画)は最終年度。重点は事業構造・ポートフォリオ見直し。今期は次期中期(2026–2028)への「足場固めの年」。
- 成長ドライバー(掲示):
- ① 海外取引の拡大
- ② EC事業の強化(新規チャネル推進事業部設置、グループ横断展開)
- ③ サステナブル(健康と環境)ビジネスの追求
- KPI達成状況:経常利益20億円目標は前年度達成済みだが、今期は売上規模の伸び悩みが課題。M&AやEC投資で中期的な成長を目指す。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内個人消費は雇用・所得が支えるも物価高で消費マインドは弱く、インバウンド消費は「モノ」から「コト」へのシフト。家電・服飾市場は競合激化や反動減の影響を受ける。
- 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし。だが服飾雑貨の落ち込みが相対的に大きく、差別化はEC・サステナブル商品の強化と海外展開が鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正後):売上高37,000百万円(▲7.2%)、営業利益1,300百万円(▲38.0%)、経常利益1,300百万円(▲39.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(▲38.4%)、1株当たり当期純利益63.12円
- 次期予想:–(未記載/別途公表予定)
- 会社予想の前提:為替・原油等の前提は添付資料参照(短信本文に詳細は別添に記載)
- 予想の信頼性:会社は中間業績を踏まえ予想を修正しており、過去の予想達成傾向については明言なし。中間の利益進捗は概ね良いが売上回復に依存。
- リスク要因:消費マインドの弱さ、インバウンド需要の変化、海外貿易摩擦、為替変動、原材料価格、M&Aの統合リスク、競争激化。
重要な注記
- 会計方針:当中間期における会計方針の変更は無し。
- 連結範囲の重要な変更:無し(ただし2025年7月に防災関連会社を取得し連結子会社化、のれん計上。取得子会社は2025年10月1日合併)。
- レビュー:第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士又は監査法人のレビューの対象外。
- その他:2024年10月1日に普通株式1株につき4株の株式分割を実施。1株当たり表示は分割後ベースで算定。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8119 |
| 企業名 | 三栄コーポレーション |
| URL | http://www.sanyeicorp.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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