2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想に変更はなし(修正無し)。第1四半期の会社提示の単独予想は非開示のため、予想超過/未達の評価は不可。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高24,964百万円、前年同期比△0.8%、営業利益429百万円、前年同期比△51.1%)。
  • 注目すべき変化:営業利益率が前年同期比で約1.8ポイント悪化し1.7%に低下。エンジニア系は売上が前年同期比+17.2%と拡大する一方、製造生産系の在籍人数減少が全体を押し下げる形に。新卒研修等の先行投資で販管費が増加。
  • 今後の見通し:通期予想(売上115,000百万円、営業利益4,000百万円)は維持。第2四半期からMan to Man及びオールジヤパンガードを連結するため、連結業績は上振れ見込みと会社は説明。ただし当期Q1は両社の損益は含まれず貸借対照表のみ連結。
  • 投資家への示唆:短期的には利益率回復と新規連結子会社の統合効果(売上・粗利寄与)を注視。研修・採用先行投資と稼働日数の季節性でQ1は利益進捗が弱い点は確認しておくべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:NISSOホールディングス株式会社(コード 9332)
    • 主要事業分野:総合人材サービス(製造生産系、エンジニア系、事務系、その他人材サービス)、介護・福祉サービス
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 清水 竜一
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
  • セグメント:
    • 総合人材サービス(主力、製造派遣・請負、エンジニア派遣、事務派遣、高年齢者・障がい者派遣等)
    • 介護・福祉サービス(施設介護、在宅介護)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):34,024,720株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(四半期累計):33,297,686株
    • 時価総額:–(本短信に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算補足説明資料:2025年8月7日掲載予定(同社HP)
    • 決算説明会(動画):2025年8月8日掲載予定(同社HP)
    • 株主総会・IRイベント:–(本短信に具体日付記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 売上高:24,964百万円(前年同期比△0.8%)。会社の第1Q単独予想の記載なし。通期予想に対する進捗率は21.7%(24,964/115,000)。(達成率:通期比では第1四半期で約21.7%)
    • 営業利益:429百万円(前年同期比△51.1%)。通期予想4,000百万円に対する進捗率は10.7%(429/4,000)。
    • 純利益(親会社帰属):218百万円(前年同期比△57.2%)。通期予想2,500百万円に対する進捗率は8.7%(218/2,500)。
  • サプライズの要因:
    • 収益面:製造生産系の在籍人数減少(主にオートモーティブ顧客の様子見)で売上が減少。一方でエンジニア系は在籍増で売上拡大。
    • 利益面:エンジニア育成の研修コスト増と、設備保全請負現場での計画的OJTが粗利を圧迫。新卒採用の費用前倒しで販管費が増加。売上総利益率は16.2%(前年同期比△0.8ポイント)、営業利益率は1.7%(前年同期比△1.8ポイント)。
    • 貸借対照表面:M&Aに伴うのれん等無形資産増(のれんが増加)・短期借入金2,400百万円計上で負債増。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を維持。第2四半期からMan to Manホールディングス及びオールジヤパンガードを連結するため、連結業績は上振れる見込みと記載。ただしこれらは第1Qには損益を含めておらず、Q2以降の寄与度と統合コストを注視する必要あり。

財務指標

  • 財務諸表の要点(要約)
    • 総資産:35,328百万円(前連結年度末31,276百万円、増加 +4,051百万円)主因:M&Aによるのれん(暫定3,114百万円等)及び建物増加。
    • 純資産:16,846百万円(前期16,795百万円、増加 +50百万円)自己株式処分や四半期純利益が寄与。一方配当支払等で調整。
    • 負債合計:18,481百万円(前期14,481百万円、増加 +4,000百万円)短期借入金の計上(2,400百万円)等。
  • 収益性(第1四半期:金額/前年同期比)
    • 売上高:24,964百万円(△0.8%、前年同期25,164百万円)
    • 売上総利益:4,050百万円(△5.1%、前年同期4,266百万円)=売上総利益率16.2%(前年同期比△0.8pp)
    • 販管費:3,620百万円(増加、販管費率悪化約1.0pp)
    • 営業利益:429百万円(△51.1%、前年同期878百万円)=営業利益率1.7%(前年同期比△1.8pp)
    • 経常利益:432百万円(△51.3%、前年同期887百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:218百万円(△57.2%、前年同期511百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):6.57円(前年同期15.62円、△57.9%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1Q進捗)
    • 売上高進捗率:21.7%(通常ペース=四半期均等は25%のためやや遅め)
    • 営業利益進捗率:10.7%(大幅に遅い)
    • 純利益進捗率:8.7%(大幅に遅い)
    • 参考:第1Qは稼働日数や採用・研修投資の季節性で下期偏重を会社も想定。
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:46.9%(前期52.8%)→ 46.9%(安定水準、目安40%以上で比較的安定)
    • 流動比率(簡易):流動資産21,370 / 流動負債16,056 = 約133%(流動性は確保されているが余裕は限定的)
    • 負債比率(負債/資産):18,481 / 35,328 = 約52.3%
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易):売上24,964 / 総資産35,328 = 0.71回/年(参考値、前年同期は約0.80)
    • 売上高営業利益率の悪化(3.5%→1.7%相当)により収益効率悪化。
  • セグメント別(注:同社は「総合人材サービス」が大部分のため細部は本文記載を要参照)
    • 総合人材サービス売上:24,175百万円(前年同期比△0.9%)
    • 製造生産系:19,004百万円(△3.1%)、期末在籍人数14,123名(△794名)
    • エンジニア系:3,061百万円(+17.2%)、期末在籍人数2,048名(+363名)
    • 事務系:548百万円(△4.4%)
    • その他人材サービス:1,561百万円(△2.1%)
    • その他サービス(介護・福祉):789百万円(+3.1%)、入居率94.5%
  • 財務の解説:
    • 第1QはM&A関連で資産(のれん等)と負債(短期借入)を増やした期。被取得法人の損益はみなし取得日のためQ1損益には未反映で、Q2以降に利益面の寄与が見込まれる。一方、研修や採用費の前倒し投資がQ1の利益を圧迫。

配当

  • 実績と予想:
    • 2025年3月期:年間22.00円(期末22.00円)
    • 2026年3月期(予想):年間25.00円(第2四半期末0.00円/期末25.00円)→ 予想据置なし(増配見込み)
    • 直近公表の配当予想からの修正:無
  • 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
  • 配当性向:通期予想ベースの簡易計算 25.00円×発行株(期中平均等で算出)=配当性向は本短信に直接記載なし(–)
  • 株主還元方針:自社株式の処分があり(自己株式処分744百万円が期中の純資産増に寄与)。自社株買いの継続情報は本短信に記載なし。

セグメント別情報

  • 概況(要点)
    • 製造生産系:売上19,004百万円(△3.1%)、在籍人数減(14,123名、△794名)。請求単価は上昇し1人当たり月平均売上449千円(前年同期比+13千円)。
    • エンジニア系:売上3,061百万円(+17.2%)、在籍人数2,048名(+363名)だが育成投資により1人当たり月平均売上500千円(△37千円)と低下、売上総利益率も低下(育成フェーズの影響)。
    • 事務系・その他:事務系548百万円(△4.4%)、その他(高年齢者・障がい者)1,561百万円(△2.1%)。
    • 介護・福祉:売上789百万円(+3.1%)、入居率94.5%で高水準維持。
  • 前年同期比較:上記参照(エンジニア系が成長の牽引役、製造生産系が減少)。
  • セグメント戦略:インダストリー戦略(オートモーティブ、セミコンダクター、エレクトロニクスに注力)。M&A(Man to Man、オールジヤパン)で中部東海エリアのプレゼンス強化・サービス拡充を図る。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:明示的数値は本短信に記載なしだが、インダストリー戦略・人材育成モデルに基づき製造生産系とエンジニア系の拡大を掲げている。今回のM&Aは地理的補強・領域拡大の一環。
  • KPI達成状況:在籍人数や売上総利益率、教育実施者数(第1Q延べ5,384名)等が中長期戦略に関連する指標。エンジニア系在籍増はプラスだが粗利率低下は教育投資の影響で一時的。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較:本短信は同業他社との直接比較を掲載していないため詳細は–。ただし業界トレンドとして半導体・自動車(EV含む)関連で人材需要の地域変化・高付加価値人材育成が重要。
  • 市場動向:米国関税などの外部要因で主要メーカーの人材ニーズが慎重化。これが製造生産系の在籍減少要因の一つとされる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上115,000百万円(+13.2%)、営業利益4,000百万円(+12.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,500百万円(+29.1%)、1株当たり当期純利益74.07円。
    • 次期予想:–(本短信に記載なし)
    • 会社予想の前提条件:添付資料P.4に記載(為替や原材料の明示は本短信抜粋では記載なし/詳細は補足資料参照)
  • 予想の信頼性:会社は通期予想を維持しているが、Q1の進捗は利益面で遅れている。過去の予想達成傾向についての記載は本短信になし(–)。
  • リスク要因:
    • マクロ要因(米国関税、個人消費低迷による顧客動向の変化)
    • 人材関連コストの増加(研修・採用費)、離職率動向
    • M&A後の統合リスク(シナジー実現遅延、のれんの償却負担)
    • 借入金増加による財務負担(短期借入金計上2,400百万円など)

重要な注記

  • 会計方針:変更なし。四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用なし。修正再表示なし。
  • 企業結合:Man to Manホールディングス(みなし取得日2025/6/30、取得原価2,170百万円、暫定のれん約2,065百万円)、オールジヤパンガード(取得原価810百万円、のれん190百万円)。これらはみなし取得日を2025/6/30として貸借対照表項目は連結、損益はQ2以降に反映予定。のれんは暫定額で、償却は定額法で実施予定(償却期間算定中)。
  • 監査レビュー:当該四半期連結財務諸表に対する公認会計士または監査法人によるレビューはなし(未実施)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9332
企業名 NISSOホールディングス
URL https://www.nisso-hd.com
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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