2026年1月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期修正あり)との比較では、四半期累計の進捗率は売上高約51.0%、営業利益約30.8%、親会社株主に帰属する当期純利益約15.8%であり、市場コンセンサスとの比較は不明(–)。進捗は売上は通期の過半、利益はまだ低め(上振れ/下振れの確定は通期見直し前提のため判断保留)。
- 業績の方向性:前年同期比で「減収減益」── 売上高が△31.12%、営業利益△8.19%、親会社株主に帰属する四半期純利益△20.44%。
- 注目すべき変化:再エネ(太陽光)事業の売上が大幅減(売上4,852百万円、前年同期比△36.05%)でグループ売上減の主因。一方で営業利益率は向上(約12.6%)しており、再エネの利益貢献が高い点、SaaS事業の売上は+38.6%で成長、SaaSの営業赤字は改善(△116,779→△53,168千円)。
- 今後の見通し:通期業績予想(修正済)では通期売上11,339百万円(△18.4%)、営業利益2,363百万円(+35.9%)、親会社株主当期純利益495百万円(+86.3%)。現状の進捗を踏まえると、営業利益目標は達成可能性あり(利益率改善の寄与)が、親会社株主帰属利益は進捗が低いため税負担や非経常項目の動向が鍵。
- 投資家への示唆:主要論点は(1)再エネ事業の売上変動(案件のタイミング依存)と利益貢献(利益は高い)、(2)財務面での借入金増(流動・固定借入とも増加)による財務負荷、(3)SaaS事業は成長・改善傾向。通期見通しは修正済のため、その前提(案件進捗や税等)を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社テクノロジーズ
- 主要事業分野:ITソリューション(映像ソフトウェア開発・AIなど)、SaaS(人材派遣向け管理システム「jobs」)、再エネソリューション(太陽光発電設備の施工・販売)、スポーツDX(企画・興行等)
- 代表者名:代表取締役社長 良原広樹
- 報告概要:
- 提出日:2025年12月15日
- 対象会計期間:2026年1月期 第3四半期累計(2025年2月1日〜2025年10月31日)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:開催なし
- セグメント:
- 再エネソリューション事業:太陽光発電設備の施工・販売(ワンストップサービス)
- ITソリューション事業:エンタメ映像ソフトウェア、AI・システム開発等
- SaaS事業:人材派遣会社向け管理システム「jobs」の開発・販売
- スポーツDX事業:スポーツビジネスの企画・興行(中間期に「格闘エンタメDX」から名称変更)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):16,922,400株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):16,921,788株
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料公表済(2025/12/15)
- IRイベント:決算説明会は無し。補足資料あり。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想:通期は百万円単位で公表)
- 売上高:第3四半期累計 5,782百万円、通期予想 11,339百万円 → 達成率 5,782/11,339 = 約51.0%
- 営業利益:第3四半期累計 728百万円、通期予想 2,363百万円 → 達成率 約30.8%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 79百万円、通期予想 495百万円 → 達成率 約15.8%
- サプライズの要因(上振れ/下振れした主な理由)
- 売上減少(主因):再エネ事業の売上が前年同期比で大きく減少(△36%)、これは案件の引渡し/計上タイミングなどの影響と推定される。
- 利益面:営業利益は減少幅が売上ほど大きくない(△8.19%)—結果として営業利益率が改善(販売管理費の抑制や高利益事業の比率増が寄与)。
- 金融費用の増加:支払利息が増加(82,699→108,791千円)し経常利益を圧迫。
- 特別損失:手付金解約損等の特別損失計上(35,350千円)が純利益を押下げ。
- 通期への影響:通期予想は修正済(公表あり)。営業利益の通期目標は利益率改善を前提に達成可能性があるが、当期純利益は進捗が低く税金・特別損益の動向が達成可否に重要。
財務指標
- 主要財務諸表(ポイント、単位:千円/百万円は注記)
- 資産合計:19,711,479千円(前期末 18,949,814千円、+761,664千円、+4.02%)
- 負債合計:15,051,222千円(前期末 14,552,502千円、+498,719千円、+3.43%)
- 純資産合計:4,660,257千円(前期末 4,397,312千円、+262,945千円、+5.98%)
- 自己資本(株主資本合計):1,334,180千円
- 自己資本比率:6.78%(前期末 6.60%) → 低い(目安40%以上が安定、したがって「脆弱」)
- 収益性(第3四半期累計:2025/2/1–2025/10/31)
- 売上高:5,782,136千円(前年同期 8,394,813千円、△31.12%)
- 売上総利益:1,946,165千円(売上総利益率 33.65%、前年同期間 24.60%)
- 営業利益:728,070千円(前年同期 793,052千円、△8.19%)、営業利益率 12.59%(前年 9.45%、改善は良い)
- 経常利益:638,862千円(前年同期 741,628千円、△13.86%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:78,994千円(前年同期 99,286千円、△20.44%)
- 1株当たり四半期純利益(分割後):4.67円(前年同期 5.86円)
- 進捗率分析(第3四半期累計→通期予想)
- 売上高進捗率:51.0%(通期の過半、過年度の通例進捗と比較する際は四半期偏在性に注意)
- 営業利益進捗率:30.8%(通期利益目標達成には4Qでの大きな利益確保が必要)
- 純利益進捗率:15.8%(未達リスクが相対的に高い)
- 過去同期間との比較:前年は売上・利益とも第3Q累計で上振れ(前年Q3売上8,394→本期5,782)。
- 財務安全性
- 流動資産:9,847,705千円、流動負債:9,118,022千円 → 当座比率(概算:現金+売掛)約48.1%(短期の安全性は限定的)、流動比率(流動資産/流動負債)約108%(1.08倍、目安100%以上は必要)
- 長短借入金:短期借入金 5,101,976千円(前期 4,035,445千円、増加)、長期借入金 2,464,530千円(前期 1,848,355千円、増加)→ 負債の依存度上昇
- 自己資本比率 6.78%(低い:脆弱)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産)= 5,782,136 / 19,711,479 ≈ 0.29回(年率換算で低め。事業特性による)
- 売上高営業利益率は改善(9.45%→12.59%)と良化傾向
- セグメント別(第3四半期累計)
- 再エネソリューション事業:売上 4,852,005千円(△36.05%)、セグメント利益 792,018千円(△5.12%) — 売上は大幅減だが利益寄与高
- ITソリューション事業:売上 683,173千円(△2.08%)、セグメント損失 △41,390千円
- SaaS事業:売上 152,939千円(+38.61%)、セグメント損失 △53,168千円(赤字幅は縮小)
- スポーツDX事業:売上 94,018千円、セグメント利益 30,610千円(新規起動段階)
- 財務の解説:
- 総資産増加は固定資産(主に土地増:+517,800千円等)による。一方で受取手形・売掛金減少により流動資産は減少。前受金の増加(+849,009千円)や借入金増加で負債が増えている。自己資本比率が低く、財務健全性の改善余地あり。
配当
- 中間配当:0.00円(実績)
- 期末配当(予想):0.00円(通期予想 0.00円)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向:–(配当0のため算出不可/会社方針上は再投資・財務改善優先の可能性)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自社株買い等の開示なし
セグメント別情報
- 再エネソリューション事業:売上高4,852,005千円(構成比 ≒ 83.9%)、利益率高くセグメント利益792,018千円。売上の大幅減は案件の計上タイミング等の影響と推測される。引き続き主力利益源。
- ITソリューション事業:売上683,173千円(ほぼ想定通りの推移)、セグメント損失で黒字化は未達。今後は受注高とプロジェクト採算が鍵。
- SaaS事業:売上152,939千円(+38.6%)、継続的な顧客獲得と解約率改善(カスタマーサポート強化、代理店展開)で中長期成長期待。固定費配賦の影響で営業損益は赤字だが直接損益は黒字。
- スポーツDX事業:第1回イベント開催で認知向上。売上94,018千円、セグメント利益30,610千円。事業初期段階で将来の収益化に向けた基盤づくり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:特段の詳細開示なし(–)。事業方針はDX/SaaS/再エネ/スポーツDXの4事業に注力。
- KPI達成状況:特定KPIの公表なし(–)。SaaSの顧客獲得、再エネの案件受注・引渡しが重要KPI想定。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内DX需要の高まり、再エネ(脱炭素)分野は成長期待。ただし案件受注・引渡しの時期に依存するため四半期変動が大きい。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは提示なし(–)。再エネの売上変動リスクとSaaSの顧客基盤強化が競争優位性の鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年1月期)予想(修正有):売上 11,339百万円(△18.4%)、営業利益 2,363百万円(+35.9%)、経常利益 2,230百万円(+36.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益 495百万円(+86.3%)、1株当たり当期純利益 29.28円。
- 会社予想の前提条件:添付資料P.3に詳細(案件進捗、為替等の前提)参照。
- 予想の信頼性:通期営業利益は利益率改善を前提としており、Q3時点で営業利益の通期進捗が低めなため4Qでの収益確保が必要。過去の修正実績(本決算で修正有)を踏まえ、達成にはプロジェクト進捗管理が重要。
- リスク要因:
- 案件計上のタイミング(再エネ事業の売上変動)
- 金利上昇による支払利息増
- 手付金解約等の特別損失
- 人材確保・人件費の変動(SaaS拡大で固定費負担)
- 法規制・市場需給の変化
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。
- セグメントの変更:中間連結会計期間より「格闘エンタメDX事業」を追加、当第3四半期より名称を「スポーツDX事業」に変更(内容影響なし)。
- キャッシュ・フロー計算書:本資料に四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付していない。減価償却費は219,629千円(のれん償却は2,351千円)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5248 |
| 企業名 | テクノロジーズ |
| URL | https://technologies-group.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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