2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社(期中予想)や市場予想との対比は開示がないため評価不可(会社予想との比較は–)。実績は社の想定範囲内と推察されるが、特段の上振れ/下振れ開示はなし。
  • 業績の方向性:売上高減収・利益減益(減収減益)。売上高6,157百万円(前期比△2.7%)、営業利益210百万円(△20.4%)、経常利益208百万円(△19.1%)、当期純利益176百万円(△24.2%)。
  • 注目すべき変化:船舶用製品の売上が175百万円(前期比△49.9%)と大幅減少。また作業くず売上(スクラップ)も880百万円(△16.8%)と減少。これらが減収の主要因。
  • 今後の見通し:2025年3月期予想は売上6,200百万円(+0.7%)、営業利益180百万円(△14.6%)、当期純利益130百万円(△26.5%)と増収ほぼ横ばい・利益減を見込む。銅(黄銅)価格や樹脂・運賃等の上昇が最大のリスクとして挙げられている。
  • 投資家への示唆:業績は主力需要の循環性(船舶・車載・LPガス等)や原材料価格に敏感。短期的な収益性改善は原価低減・調達多様化・固定費削減に依存。公正取引委員会の立入検査(独占禁止法関連)は未解明で、今後の調査結果次第では業績・財政に影響を及ぼす可能性あり(注目要)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社宮入バルブ製作所
    • 主要事業分野: 高圧ガス用バルブおよび関連機器の製造・販売(LPガス容器用弁、設備用・車載・船舶用バルブ等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 西田憲司
    • 上場コード: 6495
    • URL: http://www.miyairi-valve.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年5月15日
    • 対象会計期間: 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)、非連結
  • セグメント:
    • 単一セグメント(高圧ガス用バルブおよび関連機器類)。製品群別に黄銅弁、鉄鋼弁、その他、作業くず売上高あり。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む): 48,849,935株
    • 期末自己株式数: 726,211株
    • 期中平均株式数: 48,099,916株
    • 時価総額: –(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会: 2024年6月26日
    • 配当支払開始予定日: 2024年6月27日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2024年6月27日
    • 決算説明会資料作成の有無: 決算補足説明資料作成の有無は記載なし/開催の有無は記載なし

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 売上高: 実績6,157百万円(前期6,331百万円、△2.7%)。会社予想との達成率は開示なし(–)。
    • 営業利益: 実績210百万円(前期264百万円、△20.4%)。会社予想との達成率は開示なし(–)。
    • 当期純利益: 実績176百万円(前期233百万円、△24.2%)。会社予想との達成率は開示なし(–)。
  • サプライズの要因:
    • 主要因は原材料(黄銅)価格高止まり、労務費・外注費の上昇による収益圧迫。一方で生産効率化・経費削減により損益悪化を一定抑制。
    • 製品別では船舶用の大幅減少(△49.9%)およびスクラップ売上の減(△16.8%)が売上に影響。
  • 通期への影響:
    • 2025年通期予想は売上ほぼ横ばい(6,200百万円)だが利益は更に縮小見込み(営業利益180百万円)。銅価格等外部要因次第で予想達成の不確実性が高い。公正取引委員会の調査の行方も業績に影響する可能性あり。

財務指標

  • 財務諸表要点(千円単位を百万円で概算表記)
    • 売上高: 6,157百万円(△2.7%)
    • 売上原価合計: 4,969百万円(前期5,145百万円)
    • 売上総利益: 1,189百万円(ほぼ横ばい)
    • 販管費: 978百万円(増加)
    • 営業利益: 210.9百万円(△20.4%)
    • 経常利益: 208.6百万円(△19.1%)
    • 当期純利益: 176.8百万円(△24.2%)
    • 総資産: 8,645百万円(+505百万円)
    • 純資産: 4,178百万円(+97百万円)
    • 現金・現金同等物期末: 388百万円(+104百万円)
  • 収益性
    • 売上高: 6,157百万円(前期6,331百万円、△2.7%)
    • 営業利益: 210百万円(前期264百万円、△20.4%);営業利益率 3.4%(前期4.2%)
    • 経常利益: 208百万円(前期258百万円、△19.1%)
    • 当期純利益: 177百万円(前期233百万円、△24.2%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 3.68円(前期4.85円、△)
  • 進捗率分析(四半期決算でないため省略)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 48.3%(前期50.1%)→ 安定水準(目安40%超で安定)
    • 流動比率: 流動資産3,522百万円 / 流動負債2,717百万円 ≒ 130%(短期支払能力は概ね良好)
    • 負債合計: 4,467百万円(前期4,059百万円、増加)
    • 短期借入金: 1,196.9百万円(前期930.6百万円、増加)
    • 長期借入金: 331.5百万円(前期472.6百万円、減少)
    • 有利子負債合計(短期+長期): 約1,528百万円
    • ネット有利子負債 ≒ 1,528 – 388 = 1,140百万円 → 純資産4,178百万円に対する比率 ≒ 27.3%(過度ではない水準)
  • 効率性
    • 総資産経常利益率: 2.4%(前期3.2%)
    • 売上高営業利益率は低下(4.2%→3.4%)
  • セグメント別(単一セグメント内の製品群)
    • 黄銅弁(主力): 3,724百万円(構成比60.5%、前期比△0.1%)
    • LPガス容器用弁: 2,791百万円(+0.4%)
    • 設備用: 290百万円(△9.5%)
    • バルク付属機器: 642百万円(+2.3%)
    • 鉄鋼弁: 1,458百万円(構成比23.7%、+0.7%)
    • 車載用: 231百万円(+64.9%)
    • 船舶用: 175百万円(△49.9%)
    • 作業くず売上高(スクラップ): 880百万円(△16.8%)
  • 財務の解説
    • 売上はほぼ前期並みだが、原材料費や労務費の上昇で販管費が膨らみ、営業利益率が低下。固定資産の投資(有形固定資産の増加、建設仮勘定の増加)で投資CFが拡大(▲276百万円)。営業CFは505→435百万円に減少するもプラスを維持。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期(実績): 中間配当 2.00円、期末配当 2.00円(合計 4.00円/株)、配当金総額 96百万円
    • 配当性向: 54.4%(注:会社開示値)
    • 配当利回り: –(株価情報の開示なし)
  • 特別配当の有無: なし
  • 株主還元方針: 基本的に業績と事業展開を勘案して配当を実施。自己株式取得は直近特段の支出なし(事実上の自己株式処分は少額あり)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(製品群ベース、百万円)
    • 黄銅弁合計: 3,724(構成比60.5%、前期比△0.1%)
    • 鉄鋼弁合計: 1,458(構成比23.7%、前期比+0.7%)
    • その他製品: 94(1.5%、△2.3%)
    • 作業くず: 880(14.3%、△16.8%)
  • 前年同期比較のポイント:
    • 船舶用の需要低下が顕著(△49.9%)。車載用・バルク付属機器は増加。
  • セグメント戦略:
    • 文書上は需要回復を見込む一方、原価上昇リスクを踏まえ調達先多様化、生産性向上、固定費削減等で原価低減を図る旨。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 決算短信に明示された中期計画・KPIは特段開示なし(–)。
  • KPI達成状況: –(開示なし)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 決算短信では同業比較データは開示なし(–)。
  • 市場動向:
    • 国内需要が中心(国内向け売上が損益計算書売上の90%超)。
    • 船舶建造の回復遅れが船舶用製品にマイナス、LPガス容器用弁は交換需要で下支え。
    • 原材料(黄銅)価格の上昇、樹脂・運賃上昇が収益の下振れ要因。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年3月期、会社発表・非連結)
    • 通期: 売上高6,200百万円(+0.7%)、営業利益180百万円(△14.6%)、経常利益160百万円(△23.3%)、当期純利益130百万円(△26.5%)、EPS 2.70円
    • 第2四半期累計も個別に予想あり(開示)だが詳細は資料参照。
  • 予想の信頼性:
    • 過去の実績から見て保守的とも中立とも判断できるが、原材料価格・運賃等外的要因に依存しており不確実性は高い。
  • 主なリスク要因:
    • 黄銅(黄銅材)価格の上昇、樹脂材料・運賃・外注費の上昇
    • 主要顧客の需要動向(船舶建造、タンクコンテナ等)
    • 公正取引委員会の調査(立入検査):現時点で影響は不明だが、今後の調査結果によっては財政・経営成績への影響あり

重要な注記

  • 会計方針の変更: なし(開示では該当事項なし)
  • 監査: 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外
  • 重大な後発事象: 特になし(報告書記載)
  • その他重要事項:
    • 従業員持株会支援信託(ESOP)あり。信託保有の自己株式として純資産に計上。
    • 公正取引委員会による立入検査(独占禁止法疑い)を受けている旨の開示あり。現在調査継続中で影響未確定。

(注・留意事項)

  • 不明な項目は「–」と表示しています。数字は会社公表値を基に作成(単位:百万円等、会社表記に準拠)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6495
企業名 宮入バルブ製作所
URL http://www.miyairi-valve.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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