2024年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想からの修正はなし。第3四半期累計は概ね会社予想どおり(上振れ・下振れの開示無し)。
- 業績の方向性: 売上高は減収(前年同期比 -4.0%)だが、営業利益・経常利益・四半期純利益は増益(営業利益 +2.3%、経常利益 +10.1%、四半期純利益 +19.3%)。
- 注目すべき変化: 売上はLPガス容器用弁や設備用・船舶用が減少した一方、バルク付属機器や車載向けが増加。前年度にあった「値上げ前の駆け込み低収益売上」が剥落し、原料高や物価上昇をコスト改善で吸収して利益率が改善。
- 今後の見通し: 通期業績予想(売上 6,500 百万円、営業利益 240 百万円、当期純利益 200 百万円)に変更なし。第3四半期時点の進捗は売上約70%、営業利益約75%、純利益約73%で、達成の可能性は現時点では「おおむね妥当」と判断できる水準。
- 投資家への示唆: 収益性は改善しているが、売上の一部品目の弱さと在庫増・短期借入金の増加(運転資金)に注意。通期予想は維持されているが、為替・原材料動向や受注回復状況を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社宮入バルブ製作所
- 主要事業分野: 高圧ガス用バルブおよび関連機器類の製造・販売(単一セグメント)
- 代表者名: 代表取締役社長 西田 憲司
- 問合せ先: 取締役 経営管理本部長 市川 浩 TEL 03-3535-5575
- 報告概要:
- 提出日: 2024年2月13日(四半期報告書提出予定日 2024年2月14日)
- 対象会計期間: 2024年3月期 第3四半期累計(2023年4月1日~2023年12月31日)・日本基準・非連結
- セグメント:
- 単一セグメント(高圧ガス用バルブおよび関連機器類の製造販売)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 48,849,935株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 737,911株
- 期中平均株式数(四半期累計): 48,093,332株
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 四半期決算説明会: 開催の有無記載なし(四半期決算補足説明資料の作成・説明会の有無ともに記載なし)
- 株主総会等: –(該当資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想からの修正なし)
- 売上高: 第3四半期累計 4,532 百万円(前年同期比 -4.0%)。通期予想 6,500 百万円に対する進捗率 69.7%(通常ペース)。
- 営業利益: 第3四半期累計 181 百万円(前年同期比 +2.3%)。通期予想 240 百万円に対する進捗率 75.6%(やや順調)。
- 四半期純利益: 第3四半期累計 145 百万円(前年同期比 +19.3%)。通期予想 200 百万円に対する進捗率 72.8%。
- サプライズの要因:
- 売上は一部製品(LPガス容器用弁、設備用・船舶用)が減少したこと、作業屑売上が在庫調整で減少したことが主因で減収。
- 利益は、前年の低収益な駆け込み需要が剥落した反動で原価構成が改善し、原材料高等のコスト増を経費削減・原価改善で相殺したことにより改善。
- 通期への影響:
- 現時点で業績予想修正はなし。第3四半期時点の進捗は営業・純利益ともに70%台で、通期見通し達成は現状妥当だが、下期の受注・原材料動向・為替に依存する。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位: 百万円)
- 資産合計: 8,474(前期末 8,140 → +334)
- 負債合計: 4,338(前期末 4,059 → +278)
- 純資産合計: 4,136(前期末 4,080 → +55)
- 収益性(第3四半期累計 2023/4–2023/12)
- 売上高: 4,532 百万円(前年同期 4,722 百万円、前年比 -4.0%、差額 -190 百万円)
- 売上総利益: 906 百万円(前年同期 871 百万円、+4.1%)
- 販管費等: 725 百万円(前年同期 693 百万円、+4.6%)
- 営業利益: 181 百万円(前年同期 177 百万円、+2.3%)
- 営業利益率: 約 4.01%(前年同期 3.76% → 改善)
- 経常利益: 180 百万円(前年同期 163 百万円、+10.1%)
- 四半期純利益: 146 百万円(前年同期 122 百万円、+19.3%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 3.03 円(前年同期 2.54 円、+19.3%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 4,532 / 6,500 = 69.7%(通常ペース)
- 営業利益進捗率: 181 / 240 = 75.4%(やや良好)
- 四半期純利益進捗率: 145.588 / 200 = 72.8%
- 過去同期間との比較: 営業利益率は前年同期より改善(3.76%→4.01%)
- 財務安全性
- 自己資本比率: 48.8%(前期 50.1%。目安: 40%以上で安定 → 48.8%(安定水準))
- 流動比率: 流動資産 3,527 / 流動負債 2,614 = 約 135%(流動比率100%超で短期支払力は確保)
- 負債比率(負債/純資産): 4,338 / 4,136 = 約 1.05(負債と純資産がほぼ同水準)
- 現金及び預金: 328 百万円(前期末 377 百万円 → 減少)
- 短期借入金: 1,307 百万円(前期末 931 百万円 → 増加。運転資金確保のため)
- 効率性
- 総資産回転率(簡易): 売上高 4,532 / 総資産 8,474 ≒ 0.53 回/年(前年 4,722/8,140 ≒0.58 → 若干低下)
- 売上高営業利益率の改善が確認される(原価改善が寄与)
- セグメント別
- 単一セグメントのため詳細省略(資料記載どおり)
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年3月期: 第2四半期末 0.00、期末 2.00、年間合計 2.00 円
- 2024年3月期(予想): 中間 0.00、期末 2.00、年間合計 2.00 円(修正なし)
- 配当性向: 通期予想ベースで、配当 2.00 円 / 予想EPS 4.16 円 = 約 48.1%(やや高めの配当性向)
- 配当利回り: –(株価情報記載なしのため算出不可)
- 特別配当の有無: なし
- 自社株買い等: 記載なし
セグメント別情報
- セグメント別状況: 単一セグメント(高圧ガス用バルブ等)。製品別ではバルク付属機器・車載向けは増加、LPガス容器用弁・設備用・船舶用は減少。スクラップ(作業屑)売上は在庫調整で減少。
- 前年同期比較: 全体売上は -4.0% だが、利益率は改善。
- セグメント戦略: 詳細な戦略記載は資料になし。原価改善・経費削減が寄与。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 経営説明では世界的な金融引き締め、原材料高、円安等の外部不確実性を指摘。国内は緩やかな回復基調だが先行き不透明。
- 競合他社との比較: 比較データなし → 相対的位置づけは資料のみでは判断不可(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2023/4/1–2024/3/31): 売上高 6,500 百万円(前期比 +2.7%)、営業利益 240 百万円(+9.1%)、経常利益 220 百万円(+14.4%)、当期純利益 200 百万円(+14.2%)、1株当たり当期純利益 4.16 円
- 予想修正: 直近発表の業績予想からの修正はなし
- 会社予想の前提条件: 詳細は添付資料参照(為替や原材料前提は資料に要確認)
- リスク要因: 為替変動、原材料価格高止まり、世界地政学リスク(ウクライナ・中東等)、中国経済の先行き、受注動向、在庫調整影響。
重要な注記
- 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(詳細は注記参照)。その他の会計方針変更・見積り変更・修正再表示はなし。
- 四半期レビュー: 本四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外。
- その他重要事項: 期中に長期借入金の一部返済(当期中返済 134 百万円)。在庫増加と建設仮勘定の増加(投資)により固定資産が増加。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6495 |
| 企業名 | 宮入バルブ製作所 |
| URL | http://www.miyairi-valve.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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