2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正はなし。第1四半期実績は市場予想との比較情報は開示なしだが、売上高はほぼ予想通り(前年同期比+1.6%)である一方、営業損失に転落(上振れ/下振れ判断は会社予想未修正のため「下振れ」要素あり)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高1,699百万円、前年同期比+1.6%だが営業損失45百万円)。
- 注目すべき変化:販管費の増加(1,097→1,220百万円、+11.2%)により、粗利は僅増も(1,142→1,174百万円、+2.8%)営業利益が黒字→赤字に転じた点。棚卸資産(商品)が大幅増(2,971→3,471百万円、+16.8%)も注目。
- 今後の見通し:会社は5月公表の通期予想(売上8,437百万円、営業利益915百万円等)を据え置き。第1四半期の進捗は売上で約20%(1Q/通期、通常ペースに近い)が確認されるが、利益面は今後の販管費抑制や粗利改善が必須。
- 投資家への示唆:短期では販管費動向と在庫水準の行方(商品増加の背景)を注視。通期達成の鍵は下期での粗利改善・販管費コントロールにあり、会社が具体的対策を示すかが判断ポイント。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ベリテ(コード 9904)
- 主要事業分野:宝飾(ジュエリー)小売事業(単一セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長CEO ジャベリ・アルパン・キルティクマール
- 問合せ先:管理本部長 常川 博之(TEL 045-415-8821)
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期累計(2025年4月1日〜2025年6月30日、非連結)
- 決算補足説明資料:作成あり(同社IRサイト掲載)、決算説明会は開催なし
- セグメント:
- 単一セグメント(宝飾事業)として開示(セグメント別開示なし)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):27,230,825株
- 期末自己株式数:96,471株
- 期中平均株式数(四半期累計):27,134,354株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 配当支払開始予定日:2025年8月29日
- 決算発表(次回/記載なし)、株主総会、IRイベント等:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較/達成率)
- 売上高:1,699百万円(前年同期比+1.6%)。通期予想8,437百万円に対する進捗率=1,699/8,437=約20.1%(前年同期は約19.8%)。達成率:通期ベース進捗は概ね想定内。
- 営業利益:△45百万円(前年同期は+44百万円)。通期予想915百万円に対する進捗率=△45/915=約−4.9%(赤字のため進捗評価は参考値)。
- 純利益:△66百万円(前年同期は+20百万円)。通期予想527百万円に対する進捗率=△66/527=約−12.5%(参考値)。
- サプライズの要因:
- 主因は販売費及び一般管理費の増加(1,097→1,220百万円、+11.2%)。粗利は微増だが販管費増が吸収しきれず営業赤字に転落。
- 受取手形・売掛金の減少(763→480百万円、−37.0%)と支払手形・買掛金の増加(845→1,175百万円、+39.3%)がキャッシュフロー項目に影響。商品在庫の増加(+500百万円)も営業・資金構成に影響。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想を修正せず据え置き。第1四半期は売上進捗は通常ペースだが、利益面は下振れ要因のため、下期での粗利改善や販管費抑制が不可欠。現時点では通期達成は「可能性あり」だが、利益回復のための具体的施策確認が必要。
財務指標
- 財務諸表要点(単位:百万円)
- 売上高(第1Q):1,699(前年同期1,672、+1.6%)
- 売上総利益:1,174(前年1,142、+32、+2.8%)
- 販管費:1,220(前年1,097、+123、+11.2%)
- 営業利益:△45(前年+44)
- 経常利益:△54(前年+39)
- 四半期純利益:△66(前年+20)
- 一株当たり四半期純利益(EPS):△2.47円(前年+0.74円)
- 主要BS項目(期末:2025/6/30)
- 総資産:7,522(前期末7,552、−29、−0.4%)
- 流動資産:6,227(主な内訳:現金及び預金1,848(−140、−7.0%)、受取手形及び売掛金480(−283、−37.0%)、商品3,471(+500、+16.8%))
- 負債合計:3,122(前期末3,084、+37、+1.2%)
- 純資産:4,400(前期末4,467、−66、−1.5%)
- 収益性指標
- 売上高増減率:+1.6%(前年同期比)
- 営業利益:△45百万円(前年から△89百万円の悪化)
- 営業利益率:−2.65%(1,699に対する△45)(目安:プラスが望ましい。今回は悪化)
- 経常利益・純利益:ともに赤字転落
- EPS:△2.47円(前年+0.74円、低下)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:約20.1%(前年同期間19.8%とほぼ同水準 → 通常ペース)
- 営業利益進捗率:−4.9%(赤字のため評価不能)
- 純利益進捗率:−12.5%(赤字)
- 判定:売上は通常の進捗だが、利益面は下期での巻き返しが必要
- 財務の安全性
- 自己資本比率:58.5%(前期末59.2%)(安定水準:40%以上が望ましい → 58.5%は良好)
- 流動比率(流動資産/流動負債):6,227/3,103 ≒ 200.6%(流動比率200%程度。流動性は良好)
- 負債比率(負債合計/純資産):3,122/4,400 ≒ 0.71(71%)(過度なレバレッジではない)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細指標は資料未記載(売上/総資産 = 1,699/7,522 ≒ 0.23 回/期)。
- セグメント別
- 単一セグメント(宝飾)につき、セグメント別内訳は省略(資料記載の通り)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期 実績:年間18.50円(第1Q末配当9.25円、第3Q末9.25円)
- 2026年3月期(予想):年間20.98円(第2四半期末0、第期末10.49円?※表記はやや特殊。第1四半期時点で年間予想20.98円、修正なし)
- 直近発表からの配当予想修正:なし
- 配当利回り:–(株価未記載のため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想純利益に対する配当性向は資料に明示なし)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:特記事項なし(自社株買い等の記載なし)
セグメント別情報
- セグメント別状況:単一セグメント(宝飾事業)のみ。売上・利益は上記損益計算書参照。
- 前年同期比較:売上微増(+1.6%)だが販管費増で営業利益は大幅悪化(黒字→赤字)。
- セグメント戦略:資料本文では接客力向上、商品開発、粗利率改善等を継続的施策として掲げるが、Q1での具体的効果は限定的。
競合状況や市場動向
- 同社コメント:訪日観光客増や賃金改善を背景に宝飾品小売市場は拡大見込みと記載。競合他社比較・市場シェアの具体数値は資料に記載なし(–)。
- 市場リスク:個人消費動向、物価・為替変動、観光需要の変動が業績に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:なし(2025年5月14日公表の予想を据え置き)
- 会社の通期前提条件:詳細は補足資料参照(為替・原材料等の明示は今回資料に限定的)
- 予想の信頼性:第1四半期で利益が未達に転じたため、利益面は下期での回復が前提。過去の予想達成傾向についての記載は無し(–)。
- リスク要因:個人消費の停滞、原材料(貴金属)価格変動、為替、インバウンド需要の変化、販管費抑制の遅れ等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 四半期財務諸表作成に特有の会計処理の適用:なし
- 四半期キャッシュ・フロー計算書:第1四半期の四半期CF計算書は作成していない(注記あり)
- 監査(レビュー):独立監査法人(Forvis Mazars Japan)が期中レビューを実施し、重要な不備はない旨の結論を表明
- その他:通期予想の前提等の詳細は添付の補足資料P2を参照するよう案内あり
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9904 |
| 企業名 | ベリテ |
| URL | http://www.verite.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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